東亜大学 ETHICS OF BEAUTY PROJECT|デザイナー浜井弘治氏と残糸を使ったTシャツ第2弾を制作スタート
東亜大学芸術学部トータルビューティ学科(所在地:山口県下関市一の宮学園町)は、美や健康を実現するサービスや商品、環境を提供するためのプランニングや企業活動について研究をおこない、学生たちは美容師やネイリストなどの資格取得を中心にファッションや美容を学んでいます。
東亜大学芸術学部トータルビューティ学科では、平松隆円准教授のゼミで取り組む ETHICS OF BEAUTY PROJECT で、サスティナビリティ・フェアトレード・オーガニック・ローカルメイド・ソーシャルプロジェクトなどの観点から、ひと・動物・環境・社会にとって「美」とはなにかを考え、SDGsを達成できるプロダクトやサービスの企画・開発に取り組んでいます。
■参考
ETHICS OF BEAUTY PROJECT https://etob.jp
昨年、プロジェクトは下関在住のデザイナーでトータルビューティ学科の非常勤講師も務める浜井弘治氏の協力のもと、ファッションデザインにもサスティナビリティを取り入れた製品を企画しようと、「残糸(ざんし)」を使ったTシャツ作りに挑戦しました。
残糸とは、服を製造するときにでる大量生産の端材の糸のこと。これまで残糸は、在庫として残してしまうと、資産として計上されてしまうため廃棄されることが多く、また再利用されても油仕事専用ですぐに汚れるから何色でもいいという理由から工業用軍手にしか使われてきませんでした。
繊維産地で大量の残糸が残る社会問題をいかに解決するか学生たちは考え、ジェンダーフリーなデザインで、流行に左右されず、長く使えるデザインと品質のTシャツを企画しました。
2022年度も引き続き浜井弘治氏の協力のもと、残糸を使ったTシャツ作りに挑戦します。今年度は残糸に加えオーガニックコットンも素材に取り入れる予定です。
4月19日の授業では、浜井弘治氏から生地の産地やそれぞれのおかれている状況について学び、またTシャツのデザインの種類やそれぞれの特色について学びました。
平松隆円准教授はこの取り組みを通じて、服がどのように作られているのか、自分が着たいデザインを追及するだけではなく一般の消費者が買い求めてくれるデザインはどのようなものかをトレンドやニーズも含めて考え、ファッションにおけるマーケティングを実体験として学んで欲しいと言います。
Tシャツは7月上旬の完成を目指し、7月以降に東亜大学で開催されるオープンキャンパスなどでお披露目する予定です。
企業担当者の連絡先を閲覧するには
会員登録を行い、ログインしてください。