過去に広島、長崎の原爆被爆者の声を残すドキュメンタリー映画を三作製作（https://abomb.click）してきました。来年（2025年）は終戦から80年の節目を迎えます。この機会に、語られることが少ない東京大空襲の体験者証言をまとめた映画を製作します。浅草、日本橋、表参道、平井などで東京大空襲を体験した10名以上の証言を記録し、貴重な歴史の声を後世に伝えます。また、現代の戦争や紛争地（ウクライナやイエメンなど）で空爆を経験した国境なき医師団の看護師の話を交え、戦争の無意味さと平和への願いを描き出します。

本作では生成AIの技術を駆使し、当時の状況を鮮明に再現します。ドキュメンタリーのリアル性と生成AIの仮想性が対立するという一般的な認識を覆し、生成AIを活用してコストを抑えながらも高い表現力を実現します。生成AIの取り扱いが議論されている中、リアルとAIを明確に区別し、視聴者の想像力を補完する手段として活用します。

監督は当協会の代表でもある松本和巳が務め、配給は「SDGsシェアプロジェクト」が行います。「SDGsシェアプロジェクト」は「まずは知ることから」をテーマに、社会課題を映画化し、観てもらうことで課題を共有し、SDGsの取り組みに参加してもらう仕組みです。本作はSDGsシェアプロジェクトの第六弾作品となります。

SDGsシェアプロジェクト
https://sdgsshare.info

音楽は、MISIA「Everything」やJUJU「この夜を止めてよ」などを作曲した松本俊明が担当します。広島原爆被爆者のドキュメンタリー映画「for you 人のために」、生きづらい世の中を自分らしく生きる女性たちのライフスタイルを取り上げた「-25℃ simple life」に続き、今作が3作目に合わせて新曲の楽曲提供となります。サンプル版で使用されている曲は仮のものであり、最終版では差し替えられます。

松本俊明オフィシャル
https://www.toshiakimatsumoto.net/

イントロダクション

2025年は東京大空襲から80年の節目の年です。1944年11月24日から始まった東京への無差別爆撃は、終戦間際の3月10日に最大の空襲が行われました。一晩で10万人以上が犠牲になるという大惨事でありながら、今の東京の姿からはその記憶が薄れてしまっています。表参道をはじめとした山手空襲が行われた5月25日も、大きな被害を受けた日として記憶されています。この惨事を忘れることがないよう、体験者の声をつなぎ、後世に残していくことが求められます。
しかし証言をできる体験者を探す作業が難航。年齢は85歳以上で当時の様子を知り、証言できる方にたどり着くまで、79年の時間軸は高いハードルとなった。

さらに、戦争や紛争は現在も世界各地で続いており、多くの一般市民が犠牲になっています。国境なき医師団の看護師としてウクライナ、リビア、イエメンなどで活動してきた畑井智幸の証言を交え、過去と現在の戦争を比較し、その共通点と違いを浮き彫りにします。そこから見えるのは、戦争の悲惨さと平和の大切さです。

当時の様子を生成AIでイメージ化し、体験者の言葉の重みと、視覚的に強化されたAI映像を組み合わせることで、戦争の悲惨さを再現します。リアル映像との混同を避けるため、生成AIによる映像には「AIマーク」を入れています。

2025年春に、SDGsシェアプロジェクト第六弾作品として、シネ・リーブル池袋をはじめとする劇場で公開が決定。

作品ホームページ：https://tokyobomb.click
サンプル予告編：https://vimeo.com/mkdsgn/tokyobomb-sample

※サンプル予告編は現在試行錯誤しているテスト版であるため、最終作品では変わる可能性があります。

作品概要
タイトル　CARPET BOMBING of Tokyo -東京大空襲-

製作国　日本（2025年）

劇場公開　2025年春予定　シネ・リーブル池袋　テアトル梅田

SDGsシェアプロジェクト第六弾作品

監督　松本和巳

音楽　松本俊明

プロデューサー　松本和巳

音楽協力　上阪伸夫・岩崎淳・渡辺菜里実（株式会社フジパシフィックミュージック）

空撮　市川範之

車両協力　メルセデス・ベンツ葛飾

配給　SDGsシェアプロジェクト

制作　SDGsシェアプロジェクト

製作　mkdsgn　一般社団法人シンプルライフ協会

出演　　阿川康雄　泉宏　上野淳子　金子栄治　斎藤省三　笹川勝正　関野清雪　田中眞澄　中多一郎　守屋藤子　畑井智行　他

協力　成城せとぐちクリニック　西山繁夫　上野久子　上野弓子　大島みつ子　小野華那子　水野晋治　嶋村文男　渡邉未帆　国境なき医師団　台東区立下町風俗資料館　浅草寺　善光寺別院　他