【新刊】『REBORN!動く中銀カプセル』あの中銀カプセルが、トレーラーに生まれ変わり街中を走る。山田新治郎が撮り下ろしたカプセル型写真集、Opa Pressから発売!
■本書概要
中銀カプセルタワービルの解体にともない、取り外したカプセルの様々な利用方法が議論されました。『REBORN!動く中銀カプセル Move Nakagin Capsule』は、多くのカプセルに共通する解体から再生までの過程と、株式会社淀川製鋼所が取得した一つのカプセルを、著者で建築家の鈴木敏彦によってトレーラーとして再生する過程を、写真家の山田新治郎氏が442枚の写真で撮り下ろしたドキュメント写真集です。時系列に、銀座のビルの解体、クレーンによるカプセルの救出、鉄骨の軽量化と、生まれ変わったカプセルがYODOKO+の展示会で一般に公開され、人々でにぎわう様子を収めました。
前著の『黒川紀章のカプセル建築』(Opa Press)では1969年のカプセル宣言から2022年の中銀カプセルタワービルの解体までひもときました。本書は、黒川紀章が50年前に思い描いた、ホモ・モーベンス(動民)によるカプセルの移動可能性と持続可能性の実現を世にを問うものです。
■カプセルのように丸窓のある本
厚さ3センチ、15センチ角の正方形のカバーの丸窓から、新宿を走るトレーラーカプセルの写真がのぞきます。写真集の向きを変えれば、修復したカプセルの内部で電話をかける少女の姿がのぞきます。見開きの写真がしっかり見えるコデックス装で、ロスト、リボーン、セカンドライフと変化するカプセルの再生を伝えます。失われた中銀カプセルタワービルを書籍として生まれ変わらせたい、読者の手元に届けたい、という思いから、カプセルのような装丁に仕上げました。本文は日英バイリンガルです。贈り物にも適した愛蔵版オールカラー624ページの写真集です。積み上げると、かつての中銀カプセルタワービルが書籍として蘇るようです。
はじめに 鈴木敏彦
Introduction Toshihiko Suzuki
Part 1: Lost
Part 2: Reborn
Part 3: Second Life
日誌 Journal
残すということ 山田新治郎
To leave it behind. Shinjiro Yamada
おわりに 鈴木敏彦
Conclusion Toshihiko Suzuki
【書籍情報】
『REBORN!動く中銀カプセル Move Nakagin Capsule』
https://www.atelier-opa.com/cap-reborn.html
出版社 Opa Press
発売所 丸善出版株式会社
著者 写真=山田新治郎、文=鈴木敏彦
発売日 2024年8月8日
言語 日本語、英語
編集・英訳 杉原有紀
デザイン 舟山貴士(舟山制作室)
アートディレクション 鈴木敏彦
ページ数 624ページ
ISBN 978-4908390111
判型 15.3x3x15.3cm
価格 8,800円(税込)
印刷所 シナノ書籍印刷株式会社
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