身近に起きる地盤の陥没・シンクホールとは?
映画『奈落のマイホーム』公開によせて
業界初の個人向け不動産コンサルティング・ホームインスペクション(住宅診断)、マンション管理組合向けコンサルティングを行う“不動産の達人”株式会社さくら事務所(東京都渋谷区/社長:大西倫加)が運営するシンクタンク「だいち災害リスク研究所」所長の横山芳春が、本日より日本国内で公開の映画『奈落のマイホーム』の劇場版パンフレットに、地盤の陥没穴(シンクホール)に関するコラムを寄稿しました。これに併せて、地盤陥没に関する特別コラムを公開します。 2021年の韓国映画興行収入ランキング第2位の大ヒット映画『SINKHOLE』が邦題『奈落のマイホーム』として、11月11日より国内で公開・上映が開始されました(映画公式ページ)。映画『奈落のマイホーム』は、大都市ソウルの中心街で巨大な陥没穴(シンクホール)が発生し、マンション1棟が、わずか1分で地下500mの穴の底に落下してしまうというパニックムービーです。 本作は、ただ「奈落の底」に落ちるだけの映画ではありません。主人公が手に入れたとあるマンションの一室、そのマイホーム取得にかける苦労や、賃貸住まいVS持ち家住まいという問題、現実の欠陥住宅でも問題になる「床に置いたビー玉が転がる」現象、また気の合わない住人との間の隣人トラブルなど、現実の不動産でも起こりうる悲喜も同時に描かれている、「マイホーム・ムービー」であるのです。
現実にはマンション1棟まるまるが500mもの巨大な陥没穴に落ちる可能性は、きわめて低いものと考えられますが、陥没穴の起きる原因は、地震を除くと大きく分けて5つあります。
①自然の地質構造によるもの、たとえば石灰岩地帯の鍾乳洞があるような場所での落盤
②鉱山や石材などの採掘跡で、坑道跡などが陥没に至るケース
③地下や地中の土木工事によるケース
④人工的なインフラ老朽化などにより漏水が発生することによるケース
⑤自然の地下水により地盤が浸食されていくケース
など考えられます。
特に、都市部では④人工的なインフラ老朽化などによる陥没が多く発生しています。なかでも道路の陥没は年間9,000件以上起きているとされ、1日約25件、1時間に1件以上が起きている身近な現象であるといえます。道路の陥没は事前に兆候がないことも多いようですが、陥没につながる空洞化が進むと、地表には道路のたわみやひび割れが発生しやすいともいわれています。
このほか、陥没の原因は何か?、地下工事による陥没の事例は?、陥没の前兆となる現象はあるのか?、どんな調査方法があるのか?、地盤の陥没を見つけたらどうするか?、また地震発生時には地震の揺れや液状化現象による、道路の陥没が多く起こる傾向があることなど、身近に起こりうる陥没について、以下の特別コラムを公開してまとめています。
■特別コラム:地盤の陥没・シンクホールの実態
https://www.sakurajimusyo.com/guide/33848/
■個人向け災害リスク診断サービス「災害リスクカルテ」
https://www.sakurajimusyo.com/expert/tochi-jiban-report.php
■不動産の達人 株式会社さくら事務所■
東京都渋谷区/代表取締役社長:大西倫加
https://www.sakurajimusyo.com/
1999年、不動産コンサルタント長嶋修が設立。「人と不動産のより幸せな関係を追求し、豊かで美しい社会を次世代に手渡すこと」を理念として活動する、業界初の個人向け総合不動産コンサルティング企業です。
■だいち災害リスク研究所■
所長:横山芳春
https://www.sakurajimusyo.com/daichi/
安全性の高い土地選びと住宅づくりを広めることを目的として2021年に大西倫加が設立。防災のコンサルティング事業を開始し、国内唯一の個人向け災害リスク診断サービス「災害リスクカルテ」を提供する、さくら事務所運営のシンクタンクです。
本件に関するお問い合わせは、お気軽に下記までご連絡ください。
株式会社さくら事務所 広報室
担当:堤
TEL :03-6455-0726
Email:press@sakurajimusyo.com
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