モンハンIPのパズルゲーム「アイルーアイランド」が好発進、CAPCOMはモバイルゲームではパズルに強い
モンスターハンターシリーズのIPを活用したモバイルパズルゲーム『モンスターハンターパズル アイルーアイランド』が日本のダウンロード数ランキングでリリース初日からトップになるなど、好スタートを見せました。「ストリートファイター」シリーズや「バイオハザード」シリーズなど、世界的にも人気のIPを持つCAPCOMですが、モバイルゲームではパズルに強いことがわかります。
リリース初日からダウンロード数トップ、収益では日本とアメリカで90%以上のシェアのアイルーアイランド
2024年6月27日に正式リリースされた『モンスターハンターパズル アイルーアイランド』(CAPCOM)は、「モンスターハンター」シリーズのIPを活用したマッチスワップパズルです。
同作はアイルーたちが暮らす島(アイルーアイランド)で、パズルを解いていくことで個性的なアイルーたちと出会い、島に賑やかさを取り戻していきます。リリース時のステージ数も450以上とじゅうぶんで、今後のアップデートで追加も予定されています。
Sensor Towerのデータによると、『モンスターハンターパズル アイルーアイランド』は6月27日のリリース初日から日本のApp StoreとGoogle Playの無料ダウンロードランキングでトップとなり、『ゼンレスゾーンゼロ』(miHoYo)の事前ダウンロード開始の2024年7月1日まで両ストアでトップをキープしました。
同作のリリースから7月26日までのダウンロードシェアを市場別に見ると、トップは日本で約60%を占めています。2位はアメリカで20%、3位は台湾で5%となっています。
「モンスターハンター」は日本発のIPですが、市場別ダウンロード数シェアからはアメリカやアジアでも受け入れられていることがわかります。
Sensor Towerのデータによると、『モンスターハンターパズル アイルーアイランド』の市場別収益シェアにおいても順位は同じで、トップは日本です。しかし、収益シェアはダウンロードシェアよりも圧倒的です。
日本は70%以上の収益シェアを占め、2位のアメリカと合わせると90%以上となり、この2つの市場が収益の柱となっていることがわかります。
モバイルゲームではパズルジャンルで強いCAPCOM、有料ゲームも同社の収益シェア上位
モバイルゲームではパズルゲームに強いパブリッシャーである側面が見えてきます。Sensor Towerのデータによると、2024年上半期のCAPCOMの日本におけるモバイルゲーム別収益シェアを見ると、トップは『スヌーピー ドロップス』で50%以上の収益シェアを占めています。
『スヌーピー ドロップス』は2014年9月にリリースされたモバイルパズルゲームで、今年で10周年を迎えるロングヒットタイトルです。同作のユーザー分布では、若年層からの支持が多い一般的なモバイルゲームとは異なった様相がわかります。
Sensor TowerのAudience Insightsのデータによると、2024年第2四半期の日本におけるユーザー分布では、35%が男性、65%が女性となっています。この比率は日本で人気のモバイルゲームとは逆と言えます。
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