【日本のがん医療のために】ステージ4の大腸がんと闘い続けるイギリス人患者 NPO法人Make Cancer Historyを設立

特定非営利活動法人Make Cancer History

2024.07.29 11:30

日本での闘病8年間 転移に負けず活動を続けたい 治療費をクラウドファンディングで募る

Make Cancer Historyは、がん患者、医療者、研究者が連携し、日本のがん医療の質を向上させることを目的としています。 代表のMatthew Dons(マシュー・ドンズ)氏はイギリス出身で、自らもステージ4の大腸がんで余命宣告をされてから、8年におよぶ闘病を続けています。

NPO代表Matthew Donsについて

2024年7月10日、NPO法人Make Cancer Historyが設立されました。
代表のMatthew Dons(マシュー・ドンズ)は、2016年、彼が36歳の時にステージ4の大腸がんと診断され、それからずっと日本で治療を受けています。
2021年頃からは、海外在住のがん患者さんの相談に乗るようになり、数多くの患者さんを支援してきました。

彼は、自分がステージ4に関わらず8年間も生きられたのは、日本の医療のおかげであると思っており、日本のがん医療をより良くする手伝いをしたいと考えるようになりました。
医療に貢献したいという彼の熱意により日本のメンバーも集まり、2024年7月より日本のNPO法人として活動を開始しました。

特にがん医療においては、患者さんはより良い治療を求めて、時間的にも身体的、経済的にも負荷を強いられます。しかし、日本ではまだ、科や病院を超えた連携は十分とは言えず、そのことが患者さんだけでなく医療者にとっても大きな弊害となっています。

Make Cancer Historyは、がん患者さん、医療者、研究者同士がつながりを深め、お互いが知恵を共有するのを助けることで、日本のがん医療がより早く進歩するのを目的としています。

NPO設立と同時に転移巣が拡大 新たな治療が早急に必要

しかし、日本でNPO法人を設立したとほぼ同時に、以前からあった肺と複数のリンパ節転移が拡大し、新たに肝転移があることも判明しました。

Dons氏は、がん医療を迅速に進歩させ、最終的には全てのがんを根治可能にしたいという熱い思いを持っています。今後もNPOを通じて社会に貢献するために、現在の病状に負けず、保険外の治療も含めて新しい診断・治療を積極的に取り入れ、治療を頑張る意向です。

彼の夢を支援するため、友人やNPOのメンバーたちが中心となって、2024年7月21日に治療費のためのクラウドファンディングを立ち上げました。
このクラウドファンディングは、ソーシャル・グッド専門のプラットフォームFor Goodにて8月11日まで行われる予定です。

For Good〜FOR MATTHEW! クラウドファンディング

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