【11月2日 キッチン・バスの日】リフォームの職人だけが 知っている「水廻りのお手入れが重要な本当の理由」

株式会社ゆうネット

2022.11.01 10:00

リフォームの参考書『リフォームの青本・外壁塗装の赤本』を発行する「優良工事店ネットワーク」(運営:株式会社ゆうネット、所在地:福岡市中央区)は「11月2日 キッチン・バスの日」にちなんで全国の職人に「水廻り」に関するアンケートを実施しました。

【調査結果】

  • 水廻りの点検・メンテナンスは11年~15年を目安に行う
  • 日々の「お手入れ」と定期的な「水漏れチェック」が重要
  • 「お風呂」と「洗面所」は同時リフォームがおすすめ
  • コロナ禍で依頼が増えたと感じる職人は4割


提携している全国の優良な工事店180社へ「水廻り」に関するアンケートを配信した結果を発表します。

■背景

11月2日は「キッチン・バスの日」。「Kitchen(キッチン)」と「Bath(バス)」の頭文字である「K」と「B」がアルファベットの11番目・2番目であることを由来とし、2005年に「キッチン・バス工業会」が制定した記念日です。

キッチン・浴室・トイレ・洗面所といった「水廻り」は家族が毎日使う場所のため、家の中でも特に使い勝手や機能性が求められます。

頻繁に使うところなので、どうしても汚れやすく、劣化してしまいます。少しでも長く綺麗に使うためには、適切なお手入れやメンテナンス、そしてリフォームが欠かせません。

今回は提携している全国の優良な職人に「水廻り」に関するアンケートを実施しました。その調査結果を発表します。

※ここでいう「水廻り」は「キッチン・浴室・洗面所・トイレ」のことを指します

 

■水廻りの点検・メンテナンスは11年~15年を目安に行う

Q1:水廻りの点検・メンテナンスの適切な周期は何年?

最も多かったのは約4割が回答した「11年~15年」。次いで多かったのが「5年~10年」という結果から考えると、10年を過ぎたあたりで点検やメンテナンスを行った方が良いことがわかります。

10年以上経過すると「ガスコンロ」や「換気扇」、「ウォシュレット」などの機器は故障や不具合が出てきてしまいます。これは経年劣化によるものなので、部品の交換や取替えをすれば何の問題もありません。

しかし、注意が必要なのが「水漏れ」です。配管の接続部分はもちろん、特にタイル張り浴室は小さなヒビ割れからでも床下に水が漏れるので、そのまま放置しておくと、土台の木材を腐らせてしまう原因になります。また、湿気も多くなるのでシロアリの発生にも注意が必要です。

そのような被害を防ぐためにも、10年を目安にプロに点検を依頼し、不具合があればメンテナンスをしてもらうことが、水廻りを長持ちさせ、そして建物自体の寿命を延ばすことにも繋がるでしょう。

■日々の「お手入れ」と定期的な「水漏れチェック」が重要

Q2:水廻りのはどのような点検やメンテナンスをしたほうがよい?

日頃のメンテナンスとして、「こまめなお手入れ」が欠かせないとの回答が多くありました。水廻りにある排水管は非常に汚れがたまりやすい箇所です。

キッチンは食べカスや油汚れ、お風呂や洗面所は髪の毛や石鹸カスで日々汚れていくため、放置すると排水管がつまってしまいます。

排水管がつまると「水が流れない」「悪臭がする」などのトラブルに繋がることも。

排水管のつまりは市販の洗浄液でも解消できる可能性があるので、定期的に掃除を行うことをおすすめします。

また、「給湯・給水管(お湯と水)の配管からの水漏れチェックも必要」という回答も多くありました。

水漏れを放置してしまうと、カビが発生したり、床下地や土台などの木材を腐食させてしまったりする原因になります。土台などの基礎部分が腐食してしまうと、大掛かりな工事が必要になるため早めの発見と対策が重要です。

給水管などの水漏れ点検は、接続部分を手で触って濡れていないかを自分でチェックすることもできるので、定期的に実施すると良いでしょう。

 

■「浴室」と「洗面所」は同時リフォームがおすすめ

Q3:水廻りのリフォームは同時にしたほうがよい?

職人の中でも意見が半分に割れました。

同時にした方がいいという理由で一番多かったのは、「工事代を抑えることができる」というもの。また「配管・配線の工事がしやすいので、今後の点検やメンテナンスがしやすくなる」という意見もありました。

セット割引ができたり、職人も効率よく作業できたりするため、費用を抑えることができるようです。特に「浴室と洗面所は一緒に工事をした方がよい」という意見が非常に多くありました。

一方で同時にしなくてもよいという理由としては、「工期が長くなり、生活に支障が出やすい」「壊れていない箇所まで無理して一緒にリフォームする必要はない」といった意見がありました。

水廻りのリフォームをする場合、同時に工事をするメリットはあるものの、工事中の生活の不便さが多少あることを考慮しなければならないようです。

 

■コロナ禍で依頼が増えたと感じる職人は4割

Q4:コロナ禍で水廻りのリフォーム依頼は増えた?

コロナ禍でリフォームの依頼が「増えた」と回答したのは4割。「減った」の回答が2割であることから、リフォームの依頼は微増していることがわかります。

リフォームの動機は「古くなったので新しくしたい」が9割を超え、次いで多い理由は「破損や故障に伴うリフォーム」、「住み心地や使い勝手をよくしたい」でした。

水廻りはお手入れのしやすさや便利さを重要視される場所です。コロナ禍で在宅時間が長くなったことで以前よりもそのような要素の優先順位が高くなってきているのでしょう。

トイレの自動開閉便ふたや自動水栓、照明の人感センサーなど手を触れずに使用できる商品を選ぶ人も増えているようです。

また、「老後の生活を豊かにするため」という動機も4割を超えています。定年退職など、生活スタイルの変化によるリフォームが増えてきているのでしょう。

 

■調査結果まとめ

例えば襖や建具に穴が空いていても、日常生活に支障はありません。しかし毎日使用している水廻りに不具合が出てしまったら日常生活は困難になります。

特に水廻りの水漏れは「少量だから問題ない」と思って放置しておくと建物自体に大きな影響を与えてしまう可能性もあるので、これを機に「お手入れ方法」を見直し、10年以上経過している方は一度プロに点検を依頼してみてはいかがでしょうか?

 

■株式会社ゆうネットについて

株式会社ゆうネットが運営する「優良工事店ネットワーク」は、実際にリフォーム工事をした施主にアンケート調査を実施し、「優良」と高い評価を得た工事店だけを次の消費者に無料で紹介するサービスを行っています。

登録審査も厳しく、社内建築士が書類審査・面談などを行っています。実際に登録に至るのは全体の1割未満。

また、リフォームで最も重要な「必要最低限の知識」を得ることができる参考書も無料で配布しています。

※申し込みフォーム: https://ykn.jp/gb_set/

 

これからもリフォーム環境を改善し、少しでも多くの消費者が良い「工事店」と出会うための活動を行って参ります。

 

【調査概要】

●調査期間 :2022年10月
●調査機関 :自社調査
●調査対象 :自社と提携している工事店の建築士や職人
●有効回答数:54名
●調査方法 :インターネット調査

【優良工事店ネットワーク】

住宅リフォームに関する情報提供を専門に行っており、実際にリフォーム工事をされたお客様からのアンケート評価が高い地元の工事店の紹介も無料で行っています。

■お客様向けサービス

・住宅リフォームに関する情報提供サービス(青本・赤本)
・優良工事店の紹介サービス
・リフォーム工事保証、仲裁サービス

■工事店向けサービス

・コンサルティング業務
・住宅設備機器、建材の販売
・カラーシミュレーション作成代行
・3Dパース作成代行
・営業支援ツール作成代行
・ホームページ作成、管理代行

2004年に福岡から始めたサービスで、現在、全国40都道府県でサービス提供。(登録工事店:1020社)

●運営会社: 株式会社ゆうネット
●企業HP : https://ykn.jp/

●所在地 : 福岡県福岡市中央区天神4-1-17 博多天神ビル

【お問合せ先】

会社名:株式会社ゆうネット/優良工事店ネットワーク
電話 :0120-146-064

 

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