『奥田シェフの 勝手に庄内100景』出版プロジェクトのクラウドファンディングが開始されました。
山形県庄内地方からその土地の食の魅力を発信し“地産地消イタリアン”として著名な奥田政行シェフの新たな書籍『勝手に庄内100景』を出版するにあたり、スローフードすぎなみTOKYO/清話会でクラウドファンディングで支援者を募集しています。
奥田政行シェフは、すでに多くの書籍を出版されており、料理やレシピを紹介する本から、近年の『食べもの時鑑』『ゆで論』『地方再生のレシピ』など、料理人という枠を超えた生き物や食べ物の不思議に迫っていくような作品まで、食を愛する人から地方の活性化に関心のある人など、幅広いファンがその人柄と活動に魅了されています。 2023年から奥田シェフがFacebookに“勝手に”投稿してきた「勝手に庄内100景」は、歌川広重の『名所江戸百景』の現代版ともいえる野心作で、場所を山形県庄内地方に定めて、ユネスコの「食文化創造都市」に認定された鶴岡市や酒田市、庄内の自然、東北で一番多く残っているという国宝重要文化財、そして豊富な土地固有の食材とその生産者などを、料理人独自の視点から描き尽くしています。 書籍の制作と出版は、スローフード運動を通じて奥田シェフと17年の付合いのある佐々木俊弥が代表を務める清話会出版が担当します。
■イタリアからスタートしたスローフード運動は、「食をその土地に根付いた文化として大切にし、生産者を起点に持続的に輪をつなげていく」草の根の運動です。
その土地で採れた作物を食べることで、その土地の気候を乗り切れる身体になっていく=「身土不二」という考え方が日本にはあります。
■山形県、特に庄内地方には、ずっと種を採りながら農家が大切に守ってきた多くの在来作物が残っています。
「自分は、鶴岡や庄内の在来作物をどう美味しく食べていただくかを考え、工夫しながら、今日までやってきました」
「庄内地方は、戦後の急速な開発から地域的にはずれていたため、多くの在来作物が残っているのです」
「いまはそれが鶴岡や庄内を押し上げることとなり、山形県内の観光客数で鶴岡はかつて第4位だったのですが、今は第1位になりました。これを私は【食べ物が起こす奇跡】と呼んでいます」
と、奥田シェフは語っています。
奥田シェフの尽力もあって、鶴岡市は2014年、ユネスコの「食文化創造都市」に選ばれました。
https://www.creative-tsuruoka.jp/
さらに、「山形県の庄内地方は、戊辰戦争で幕府側に最後までついていたので、東北で一番国宝重要文化財が多いところです」と奥田シェフは語っています。
「鶴岡市には、全国最多となる3件の日本遺産があります。 山(出羽三山)、里(サムライシルク)、海(北前船寄港地)の魅力あふれる本市の日本遺産では、豊かな歴史・文化に触れることができます」
と鶴岡市のホームページには記されています。
https://bit.ly/3zeNDu6
■庄内の在来作物、それを守ってきた人、土地、自然、文化、歴史……。
奥田シェフは、それらをシェフ独自の視点で紹介し、奥田シェフから見た、感じた庄内地方の魅力として語りつくしています。
奥田シェフの「心の原点」に触れながら庄内地方を訪れ、土地と気候と風土を味わう。
そして、その想いを持ち帰って、今度は自分の暮らす土地や、故郷に照らし合わせてみる。
■旅のガイドにもなる、地域の活性化の刺激になる、美味しい食を楽しめる。
楽しみ方のぎっしり詰まった本を形にすべく、スローフードすぎなみTOKYOと、制作元の清話会では、クラウドファンディングにて幅広く支援を受けるべくプロジェクトをスタートしました。
【『奥田シェフの 勝手に庄内100景』出版プロジェクト・クラウドファンディング】
https://camp-fire.jp/projects/view/771715
■書籍化に向けて、目下、制作チームで原稿をまとめているところです。
◎本の体裁: ソフトカバー、左ページ起こし、横書き。
◎初版部数: 2,500部
◎出版: 清話会出版(SENKEN良品クラブ叢書)
◎目標額: 300万円
予定としては、
◎クラウドファンディング 7/4(木)⇒7月末まで(一ヶ月間)
◎書籍 7月末には校了して印刷・製本にかけ、8月中旬完成を目指します。
◎8月下旬を目途に、返礼品(書籍)の発送
◎9月中旬から下旬 書籍一般販売
◎9月中旬から下旬に、出版記念講演会、食事会(東京)を開催予定です。
◎10月~11月 庄内にて奥田シェフの案内で書籍掲載の名所を訪問、食事会
以上を目指して、目下、動いています。
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