島のジャム屋が始める一棟貸しの宿「古今せとうち」が7月4日グランドオープン
周防大島の柑橘栽培の祖 藤井彦右衛門(ふじいひこえもん)の志を受け継ぐ 地域と繋がる宿
周防大島でジャム製造を行っている株式会社瀬戸内ジャムズガーデン(所在地:山口県大島郡周防大島町、代表取締役 白鳥匡史)は、今年4月から新規事業として始めた宿泊事業「おん宿 古今せとうち」(https://www.cocon-setouchi.com/)の2棟目(別邸さえずり)を完成させ、2024年7月4日にグランドOPENします。
【おん宿 古今せとうち の概要】
- 周防大島の柑橘栽培の祖 藤井彦右衛門(ふじいひこえもん)の志を受け継ぐ
江戸時代後期、周防大島に柑橘の苗木を数百本持ち帰り、周防大島の柑橘産地化を図ろうと取り組んだ島の大庄屋 藤井彦右衛門(ふじいひこえもん)の邸跡地を活用。柑橘栽培を周防大島に初めて導入した先人への敬意を表し敷地を柑橘畑に改造し、古民家を一棟貸しの宿に改築しました。
- 地域と繋がる宿
今年の4月に1棟目がプレOPENし、この度2棟目の完成によりグランドOPENとなります。
コンセプトは「島の日常を愉しんでいただく」。宿で食やアミューズメントを囲い込むのではなく、地域につながっていただくハブとしての宿を目指しています。例えば、移住者が始めた握りずしのケータリングが利用できたり、島の漁師が始めた鮮魚店で刺し盛りが注文出来たりします。詳細はこちらhttps://www.cocon-setouchi.com/ (別邸さえずり の情報は7月4日Webサイトに掲載されます)
- 当宿の想い
江戸時代、周防大島に柑橘栽培を伝えた藤井彦右衛門。彼の屋敷を解体するときに一部移築して建てたのがこの古民家(築1923年)です。使用している木材は移築よりさらに古いため、200年以上前の木材ではないかと推察されます。移築した時に生じたほぞ穴や梁の配置指示の墨書きなどが当古民家には残っており、当時の営みを今に伝えています。
この古民家を私たちが引き継いだ時、基礎も床も壁もとても傷みが激しかったため、家屋の解体も考えました。しかし、島の柑橘類でジャムやレモンチェッロを造ることを生業としている私たちにとって、島の柑橘栽培の祖、藤井彦右衛門の息吹が感じられる建屋を遺していくことが、未来への責務だと感じ、基礎から補強・再生し、多くの方が利用できる「場」へと再生させることとしました。島に多くの恵みをもたらした彦右衛門の熱い想いと行動力を改めて顕彰し後々に伝えていきたいと思います。
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