【新築戸建て】大手でも断熱検査の6割で不具合発覚

株式会社さくら事務所

2024.07.03 10:00

「大手=安心」は要アップデート!

業界初の個人向け総合不動産コンサルティング・ホームインスペクション(住宅診断)、マンション管理組合向けコンサルティングを行う“不動産の達人株式会社さくら事務所”(東京都渋谷区/社⻑:大⻄倫加)では、当社で実施してきた新築戸建て工事中の検査において、大手・準大手ハウスメーカーの施工現場の不具合指摘率とその事例、原因について、サイト内にて公開しました。詳しくは下記をご覧いただき、本件に関する取材やご質問がございましたらお気軽にお問い合わせください。

新築戸建ての工事中検査結果:会社規模別の不具合指摘率

対象となる住宅は2023年1月~12月の間で、さくら事務所が新築工事中ホームインスペクション(第三者検査)を実施した注文住宅。各検査で見つかった不具合を、全体(検査した全物件)・大手ハウスメーカー・大手に準ずる会社ごとに集計。

全体:2023年にさくら事務所が新築工事中ホームインスペクション(第三者検査)を実施した物件の施工会社全体(大手・準大手に加え、それ以外の施工会社も含む)

大手:注文住宅を中心に全国展開する代表的な会社

準大手:大手に準じて注文住宅を広く展開する会社

 

相対的に見ると大手の不具合指摘率は低いものの、型枠検査を除く4項目では5件に1件以上の割合で不具合や施工ミスが発生している。また、断熱においては、準大手が大手との差別化として高断熱仕様を採用している傾向も見られるなど、不具合指摘率の高さでは大手が最も高いという結果に。

大手・準大手でも不具合が発生してしまうのはなぜ?

  • 大手の場合は、壁一面を工場でパネル化することなどから、品質の均質化がしやすくなり、現場でのミスが少なくなる側面がある。一方で、会社規模に関わらず、人の手で作業する工程では一定の確率でミスは発生する。
  • 慢性的な人手不足により、大手・準大手であっても現場監督による監理体制が不十分である可能性が高い。むしろ、小規模な企業の方が、無理なく監理ができる分だけを受注して、検査体制を徹底しているケースもある。
  • 大手・準大手企業から施工を請け負う工務店・施工会社は、その企業の現場のみを請け負っているというケースは少なく、現場の職人は複数企業の異なる工法や基準を覚えておく必要があるため、施工時に混同してしまう可能性がある。

 

不具合事例や詳細は下記サイトでご紹介!

https://www.sakurajimusyo.com/guide/38473/

さらに具体的なお話が聞きたい方はお気軽にお問合せください。専門家が事例と共に取材にてお話させていただきます。 

 

さくら事務所について

 株式会社さくら事務所(東京都渋谷区/社⻑:大⻄倫加)は「人と不動産のより幸せな関係を追求し、豊かで美しい社会を次世代に手渡すこと」を理念として活動する、業界初の個人向け総合不動産コンサルティング企業です。1999年、不動産コンサルタント長嶋修が設立。第三者性を堅持した立場から、利害にとらわれない住宅診断(ホームインスペクション)やマンション管理組合向けコンサルティング、不動産購入に関する様々なアドバイスを行う「不動産の達人サービス」を提供、66,000組を超える実績を持っています。

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