精密板金加工のコプレック、ブランディングプロジェクト「工場を、誇ろう。」で 「日経クロストレンド BtoBマーケティング大賞」ピープル部門 部門賞を受賞
2024年7月23日に大賞を賭けたプレゼンテーションに挑戦
精密板金総合加工事業を行う株式会社コプレック(静岡県掛川市、代表取締役社長 小林永典、以下コプレック)は、現在取り組んでいるブランディングプロジェクト「工場を、誇ろう。」で、株式会社日経BP(東京都港区、社長CEO井口 哲也)が発行するマーケティング情報を扱うオンラインメディア「日経クロストレンド」が主催する「日経クロストレンドBtoBマーケティング大賞」のピープル部門(人材と組織)で部門賞を受賞しましたことをお知らせします。なお、2024年7月23日から開催される日経クロストレンドFORUM 2024※にて全5部門の部門賞を受賞した5社によるプレゼン大会が行われ、大賞の1社が決定する予定です。
日経クロストレンド BtoB マーケティング大賞について
今回当社がピープル部門(人材と組織)部門賞を受賞した「日経クロストレンドBtoBマーケティング大賞」は、BtoBマーケティングならではの知見や取り組みにフォーカスし、国内の優れた企業事例を社会に共有することで、BtoBマーケティング分野の発展に貢献することを意図して日経BP発行の日経クロストレンドにより本年新設された大賞です。戦略面での取り組みと成果を評価する「ストラテジー部門」、プロセスに関する取り組みと成果を評価する「プロセス改革部門」、テクノロジーの利活用に関する取り組みと成果を評価する「マーケティングテクノロジー部門」、コンテンツに関する取り組みと成果を評価する「コンテンツ部門」、マーケティング人材や組織に関する取り組みと成果を評価する「ピープル部門(人材と組織)」の5部門で構成され、各部門の部門賞で各1社決定したほか、審査員特別賞として2社が選ばれました。
この中で当社は、これまで取り組んできたブランディングプロジェクト「工場を、誇ろう。」で、ピープル部門(人材と組織)の部門賞を受賞しました。
ブランディングプロジェクト―「工場を、誇ろう。」
当社が2022年より始めたブランディングプロジェクトは、企業理念、またプロジェクトのスローガンとして「工場を、誇ろう。」を掲げ、活動を進めてきました。本プロジェクトは、ものづくり日本が持つ輝かしい側面の一方にある、コストダウンのために快適とはほど遠い労働環境や、それを受け入れてきてしまった従来の慣習を見直し、製造業の現場を変えていきたいという想いから2022年に本格始動しました。一企業のブランディングの枠を超え、地方の小規模製造企業から日本の製造業界全体に一石を投じるプロジェクトとして捉え、現在も進行しています。1951年創業の地方の板金工場である当社が自ら変化をしていくことで、全国の工場で働く人々の地位とプライドを高め、製造業の新たなスタンダードを作っていくことを目指しています。
ブランディングプロジェクトの歩みと成果
2022年より開始した本プロジェクトでは、これまでに以下のような活動を実施してきました。
- 企業理念「工場を、誇ろう。」と行動指針の策定
- 企業ロゴの刷新
- コーポレートカラーの設定
- オリジナルフォントの作成
- ブランド基準を反映した新工場の設立
- コーポレートサイトのリニューアル
- コーポレートムービーの制作
- ユニフォーム制作
- 社員携帯用冊子 BLUE BOOKの制作
- デザインガイドラインYELLOW BOOKの制作
- プロジェクトフォトブックSILVER BOOKの制作
また、これらの活動を通じて、以下のような成果を得られています。
①共感の連鎖
顧客にとってはコストアップに繋がるように見える活動であることに懸念も持っていましたが、顧客も工場で働く人々であるため共感を得られています。また、当社の活動に興味を持って見学者が見学者を連れてくる流れが生まれています。
②他分野の企業との共創の開始
当社の理念に共感してくれた他分野の企業と、工場で働く人たちがより快適に仕事に従事するための商品開発に着手しています。
③求職者の増加
求職者が2022年度は前年度比271%、翌年度は初年度比350%まで増加し、地方企業が共通して抱える人手不足の課題が解決されています。
ピープル部門(人材と組織)部門賞受賞のポイント
今回部門賞を受賞したポイントについて、審査員の皆さまより以下のコメントをいただいています。
「製造業界に対するネガティブイメージの改善を、先陣を切って行うという強い意志、それを自社の経営理念、行動指針、CI(コーポレートアイデンティティー)などに至るあらゆるコーポレートメッセージに落とし込む実行力を評価します。町工場でもここまでのマーケティングとブランディングができるという素晴らしいロールモデルであり、人材確保という製造業共通の課題解決の方向性を示すケースとも言えます。」
当社のブランディングプロジェクトの趣旨や成果を、審査員の皆さまに評価いただき、受賞に至ったことで、この活動の趣旨とする全国の工場にプロジェクトの想いを届け、ともに変化を起こしていく次のフェーズのスタート地点に立てたと捉えています。この受賞を契機にさらに活動を加速させ、日本のものづくりが製品だけではなく、働く現場や働く人にも焦点が当たり輝きを放つことに各方面と力を合わせて注力してまいります。
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