BIMコンテンツプラットフォーム「BIMobject」に日本のガーデン・エクステリアメーカーが初掲載
~国内外で高まっているエクステリア商材のBIMデータへの需要にいち早く対応~
BuildAppで建設DXに取り組む野原グループのBIMobject Japan株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:山梶真司)は、BIM コンテンツプラットフォーム「BIMobject(ビムオブジェクト)」が2024年6月上旬に、株式会社タカショー(本社:和歌山県海南市、代表取締役社長:高岡伸夫、東証スタンダード:7590)及び同社のDX&XR事業に特化した子会社の株式会社GLD-LAB.(本社:鳥取県鳥取市、代表取締役社長:濵本真)のカーポート、テラス、目隠しフェンス、屋外家具などのガーデン・エクステリア 製品50カテゴリのBIMデータ(対応BIMソフト:Autodesk Revit /Sketch up/ArchiCAD)をBIMobject等に掲載し、国内外に公開したことをお知らせします。また、2024年7月25日(木)、26日(金)に東京流通センターにて開催する「タカショー ガーデン&エクステリアフェア2024(TGEF2024)」にて、BIMobjectに掲載しているタカショーのBIMデータ等について紹介予定です。
ガーデン・エクステリア製品については、BIMobjectでは、海外メーカー約130社だけがBIMデータを掲載しており、BIMobjectの世界各国のユーザー(設計士など)のダウンロードカテゴリランキングでトップ10に入るほどの需要があります。日本国内においては、エクステリア製品のBIMデータは日本ユーザーの検索回数が多いにもかかわらず、国内メーカーの製品データは未掲載でした。
今回、タカショー及びGLD-LABは、自社でBIMデータを製作、ユーザーによるダウンロードのしやすさ、メーカーとしてのデータ管理のしやすさ(データ一括管理できる高機能なデータ管理システム)等を念頭にデータ掲載先としてBIMobject(ビムオブジェクト)」を選定、BIMでの都市開発案件での自社製品の採用を狙い複数のBIMソフトに対応したデータを公開する運びとなりました。BIMコンテンツプラットフォーム「BIMobject」に会員登録(無料)をされている設計士は、BIMを活用した設計の際に、無料でタカショー社製品のBIMデータをダウンロードし、設計業務の効率化に活用できます。
野原グループは、国内外でのBIM需要の拡大予測や、建設産業の生産性向上のカギと言われるフロントローディングとその実現に向けて、建材・設備・家具メーカー各社のBIMオブジェクトの国内流通増に尽力してきました。2021年以降は、BIM設計-製造-施工支援プラットフォーム「BuildApp」でBIMを各建設工程で必要なデータとして利活用し、建設工程全体の生産性向上を目指し、建設DX推進事業を強化しています。
野原グループは、「建設DXで、社会を変えていく」ため、国内のBIM活用環境の整備の一つとして、設計士からの需要が高い重機や仮設材などのBIMデータのBIMコンテンツプラットフォーム「BIMobject」への掲載を増やす予定です。タカショー社製のガーデン・エクステリア製品|BIMデータ公開概要
タカショー ガーデン&エクステリアフェア2024での紹介予定概要
株式会社GLD-LAB. 代表取締役社長 濵本真氏のコメント
“株式会社GLD-LAB.は、株式会社タカショーがDX によるガーデン&エクステリアの空間デザイン及び販売を目的に2022年7月28日に設立したAR・VR・MRなどのデジタル技術を活用したガーデンアプリや庭空間動画ソフトパッケージなどの製作会社です。
タカショー、GLD-LAB.としては、BIMを広げていきたい。BIMデータを準備し、BIMobjectやGLD-LAB.のサイトで配信することによって、設計者の業務効率に役立てていきたい。BIMを広げていき、GHD-LAB.がBIMデータのデータバンクとしての役割も担いたい。 BIMobjectに載せることにより、設計者にリーチ、簡単にデータを探せて、BIMに関する問い合わせが増えることを期待している。社内外を含め、BIMの活用を周知していくことに苦労するが、BIMを使ってもらえれば便利さがわかるので、まず使ってもらえるような環境を整備していきたい。国内に限らず海外市場でもタカショー商品をプラン採用・販売いただく設計会社・施工会社のニーズにしっかり応えていきたい。” (株式会社GLD-LAB. 代表取締役社長 濵本真)
BIMobject Japan株式会社とBIMコンテンツプラットフォーム「BIMobject」について
BIM設計-製造-施工支援プラットフォーム「BuildApp」について ※登録商標取得済み
「BuildApp」は、建設サプライチェーンの抜本的な効率化と未来へ繋がる成長をサポートし、皆さまと一緒に建設業界をアップデートしていきます。
- BIM起点のデータで建設関係者を繋いで連携を生む
- 工程の可視化や業務の自動化により業界内の無駄を解消する
- DX による生産性向上や廃材・CO2排出量の削減を目指す建設企業とともに、サプライチェーン を変革し、「建設DXで、社会を変えていく」
- BuildApp WEB https://build-app.jp/
- フォーム入力 https://build-app.jp/contact/
- 電話 03-4535-1158
野原グループ株式会社について
本件に関する報道関係者からの問合せ先
参考
- BIM(ビム)とは、国土交通省によれば、「Building Information Modelling」の略称で、コンピュータ上に作成した3次元の形状情報に加え、室等の名称・面積、材料・部材の仕様・性能、仕上げ等、建築物の属性情報を併せ持つ建物情報モデルを構築することです。
- エクステリアとは
- 国土交通省の調査では、国内BIM/CIM活用業務・工事事業数は2012年から累計事業数は1,506件で、そのうち業務が934件、工事が572件とBIM/CIM活用が年々増加しています。
世界のBIM市場規模は、2021年は65億米ドル、2027年には154億米ドルに達すると予測されています。
【参考1】国土交通省WEB https://www.mlit.go.jp/tec/content/001464924.pdf
【参考2】「ビルディングインフォメーションモデリングの世界市場:産業動向、シェア、規模、成長、機会、および予測(2022年~2027年)」 - フロントローディングとは、国土交通省によれば、初期の工程(フロント)において負荷をかけて事前に集中的に検討する手法です。後工程で生じそうな仕様変更や手戻りを未然に防ぎ、品質向上や工期の短縮化に効果があります。http://www.nilim.go.jp/lab/qbg/bimcim/bimcim1stGuide_R0109___hidaritojiryomen_0909.pdf
- BIMオブジェクトとは、BIMを構成する最小単位で、寸法・形状・仕様・性能・品番などが属性情報として入力された3Dデータで表現されます。【参考】BUILT×BuildAppNews「BUILTトレンドウォッチ」第3回「BIM objectとは?」
- DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、経済産業省の定義によれば「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」を指し、単なるデジタル活用とは区別されています。
- サプライチェーンとは、商品や製品が消費者の手元に届くまでの、調達、製造、在庫管理、配送、販売、消費といった一連の流れのことをいいます。
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