広帯域振動計測・判定システム「VIT-200R」の提供を開始

株式会社アローセブン

2024.06.25 10:00

《工場向け無線ソリューションの株式会社アローセブンが、工場の予兆保全システムである、広帯域振動計測・判定システム「VIT-200R」の提供を開始》

工場設備や構造物等の予兆診断や異常判断、コンベアの異常振動や、突発性異常振動働などを未然に検知し、設備の予防保全における課題を解決します。

《株式会社アローセブン》(本社:静岡県浜松市、代表取締役:鈴木弘光)は、工場における広帯域振動計測・判定システムである、VIT-200Rの提供を開始いたしました。

 

 株式会社アローセブンは、1985年に創業し、今年で創業39年を迎える、工場向けの無線機器を専門に手がけるメーカーとなります。この度、工場の各種異常振動を検知するための広帯域振動計測・判定システムである、「VIT-200R」の販売を開始いたしました。

 

 アローセブンでは、従来、工場向けの無線機器を専門に手がけてまいりました。工場へのソリューションを提供している中で、工作機械やロボット、モーター軸受などの機械で、異常振動による稼働停止が起こるという課題を多々耳にしてまいりました。また、センサーによる振動判定のソリューションは存在しましたが、センサーの形状や、感度、ノイズなどの課題があり、精緻な振動計測というご意見がありました。そこで、アローセブンでは、どのような場所でも振動を計測し、異常信号のトリガを自由に設定でき、かつ、広帯域に対応できる振動監視ソリューションがご提供できないかと考え、(株)RYODEN(東京都豊島区)と共同で工場の課題を解決できる計測・判定システム「VIT-200R」を開発いたしました。

 

 「VIT-200R」を活用することで、0.1Hz〜200KHzまでの広帯域の超音波帯域を含む振動が判定可能となります。また、振動ピーク時判定や、波形面積値判定や、FFT成分値判定など、多彩な判定機能を標準装備。柔軟な計測トリガ機能により、接点入力トリガや、PLCコマンドトリガなど、多彩なトリガ設定が可能となっております。また、低ノイズなピエゾケーブルセンサを取り付けることにより、従来のビエゾ振動センサーよりも低ノイズの為、微振動までの計測が可能な事に加え振動以外のセンサ情報を含めた複合判断機能の構築が可能となっております。

 

VIT-200Rの特徴

① 0.1Hz〜200KHzまでの広域帯に対応
② 振動ピーク値判定、波形面積値判定、FFT成分値判定、など、多彩な判定機能を標準装備
柔軟な計測トリガ機能
振動以外の情報(異音など)を含めた複合判断機能の構築が可能
⑤ ケーブルタイプのセンサで柔軟な取り付けが可能
⑥ 低ノイズで、微振動まで感知可能
⑦表示灯、回転灯などによる、振動異常時判定出力機能

 

社長 鈴木弘光のコメント

「この度は、弊社の新しい振動計測ソリューションを発表できることを光栄に思います。弊社は39年にわたり、無線の技術を使用して、工場の効率化のためのソリューションを提供してきました。工場の無線化をご提供する傍ら、よくご相談をいただいていたのが、工場における振動問題でした。例えば、ラインの中で異常振動を検知できず、そのまま作業を進めてしまい、どこかのタイミングで機器が不具合を起こしてしまい、作業が止まってしまう。しかも、異常がどこで発生しているかを人海戦術で判定しないといけないため、稼働再開までに時間がかかってしまうというお悩みをよくお聞きしました。今回ご提供するVIT-200では、工程の中での設置の柔軟性を持たせ、かつ、広帯域の微振動まで異常判定が可能となりますので、工場の稼働を止めることなく、生産性をあげることに寄与できると確信しております」

 

システム構成例

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種類
商品サービス

カテゴリ
システム・通信

サブカテゴリ
交通・物流

株式会社アローセブン

URL
https://www.arrow7.co.jp/
業種区分
製造業
代表者名
鈴木弘光
上場区分
未上場