リリースから11年が経過した現在でも日本で高いMAUをキープするにゃんこ大戦争、上位市場でユーザーに特色が見られる
リリースから11年以上が経過している『にゃんこ大戦争』は、日本のモバイルリアルタイムストラテジーゲームを現在でもけん引するポジションをキープしています。日本に加え、アメリカや韓国でも支持されている同作は、市場ごとにユーザーの特色が確認できます。
にゃんこ大戦争は日本のモバイルリアルタイムストラテジーゲームで際立つ存在、MAUも今なお高水準をキープ
2012年11月にリリースされた『にゃんこ大戦争』(PONOS)は、ユーモラスなキャラクターとそのゲーム性が人気のモバイルリアルタイムストラテジーゲームです。2024年4月には、「11と1/2周年記念イベント」を展開するなど、日本のモバイルゲームの代表的なロングヒットタイトルとなっています。
Sensor Towerのストアインテリジェンスのデータによると、『にゃんこ大戦争』のリリースから2024年6月までの世界累計収益は、7億ドルを突破しています。同期間の収益シェアを市場別に見ると、トップは日本で70%近くを占めています。
2位はアメリカ(11%)、3位は韓国(8%)と続きます。収益シェアトップ5には台湾、香港も入っており、APAC市場で支持されていることがわかります。
『にゃんこ大戦争』は日本のモバイルリアルタイムストラテジーゲームとして見ても、圧倒的な存在感が際立ちます。Sensor Towerのデータによると、2019年から2023年まで各年において、日本のモバイルリアルタイムストラテジーゲーム収益のトップを5年連続で獲得しています。
また、2024年1月から6月までの日本におけるモバイルリアルタイムストラテジーゲーム収益でもトップとなっており、日本の同ジャンルの代表作と言えます。
同作は、MAUでも日本が圧倒的なシェアをキープしています。Sensor Towerのデータによると、2021年6月から2024年6月までの平均MAUでは、日本が唯一100万以上となっています。
上記のMAU推移からもわかるとおり、11年を迎えた現在でも日本では安定した高水準なMAUで、長く愛されていることがわかります。Sensor Towerのデータによると、2021年6月から2024年6月までの日本における『にゃんこ大戦争』ユーザーがひと月にプレイする平均時間は360分以上となっています。
日本ではミドル層の支持が厚く、猫キャラゲーム好きが多いにゃんこ大戦争
日本、アメリカ、韓国で人気が特に高い『にゃんこ大戦争』ですが、各市場における特色があります。同作のユーザーの年齢分布を見ると、トップ市場の日本では35歳~44歳の層が全体の30%以上を占めています。この傾向は、韓国でも同様です。一方、アメリカでは18歳~24歳の層が最も多く、50%近くを占めています。
日本と韓国では、リリース直後から『にゃんこ大戦争』を始めて、その後もプレイを続けているプレイヤーが多いのだと推察できます。
Sensor TowerのAudience Insightsのデータによると2024年第2四半期の日本における『にゃんこ大戦争』を使用するオーディエンスvs一般人口のアプリでは、『にゃんこ大戦争』のスピンオフタイトル『GO!GO!ネコホッピング』(PONOS)や『君の目的はボクを殺すこと3』 (ふんどしパレード)などが上位に入っており、独特で味のある猫キャラクター好きのユーザーが多いことがわかります。
Sensor Towerのモバイルアプリインサイトのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測は、App StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。
また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。
Sensor Towerのモバイルアプリインサイトで上記ゲームタイトルの過去のデータを検索しましょう!「ミーティングを希望」ボタンから弊社スタッフとのお打ち合わせの設定が可能です。 :
https://sensortower.com/ja/demo
Sensor Towerの紹介
2013年にサンフランシスコで設立されたSensor Towerは、モバイルアプリ/ゲームのデータや分析環境を提供する企業です。X(旧:Twitter)、Unity、Tencent、HBOなどのグローバルデジタル企業からも信頼されており、モバイル市場のトレンド把握に役立つモバイルアプリインサイト、広告戦略の最適化に活用いただけるデジタル広告インサイトなど、デジタル分析プラットフォームとしてモバイルのあらゆる場面で質の高いインサイトと先進のカスタマーサポートを提供しています。
日本オフィスは2023年夏より東京・日暮里に移転、日本でのビジネスを強化しており、パートナー企業様も急増中です。弊社スタッフも増員しながらお客様のサポートもより強化していく所存です。
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