PressWalker 一般社団法人オンプラゾリステン『カルメン　オンプラ版』今月末・28日(金)、いよいよ公演へ

『カルメン　オンプラ版』今月末・28日(金)、いよいよ公演へ

エンタメ

妖艶な魅力溢れる女性カルメンと、それに囚われて人生を狂わされるホセの破滅を描く、世界的に人気の高いオペラ『カルメン』。「前奏曲」「ハバネラ」「闘牛士の歌」など、クラシックを聴いたことがないと思う方でもご存知の、テレビなどでおなじみのメロディのオンパレードです。この作品を今回「オンプラ版」という新しい形式で、よりわかりやすくお楽しみいただきます。なお、高校生〜25歳の方には先着順でご招待枠あり。

6/28(金)に渋谷区文化総合センター大和田伝承ホールで行われる「カルメン　オンプラ版」。よくあるものとは一味違う公演で、オペラを初めて観る方にも安心のしかけとなっています。この機会に「オペラを観る人」になりませんか？

「オンプラ版」とは

ビゼーの作曲した『カルメン』には大きく「アルコア版」「ギロー版」があります。

アルコア版のセリフ部分を歌にしたり音楽にも手を入れてグランドオペラ仕立てとしたのがギロー版と言われています。

今回はオリジナルの「オンプラ版」、既存のふたつの版をベースに特別なアレンジを加えた形での上演となります。

「オンプラ」とは、銀座にあったクラシックライブ演奏を楽しむビヤホール、音楽ビヤプラザライオン(2020年閉店)の略称、「音プラ」がルーツで、当時のメンバーがコロナ後に立ち上げた一般社団法人オンプラゾリステンの略称でもあります。

「オンプラ」の手にかかれば、お酒のお供に楽しめるような気軽さを、クラシックの名曲にも感じて貰えるように仕立てられてしまいます。

気軽に楽しめるオペラ『カルメン』

　①字幕なしで楽しめる！

今回は日本語とフランス語を交互に歌います。日本語の部分は内容がわかり、フランス語部分は音楽の美しさに身を委ねてください。

　②全員がソリスト！

新たな役や普段なら演奏されない別の曲やシーンが少し加わったりすることで、かえってオペラカルメンを観たと実感できるような内容となります。このオペラに詳しい方にはどんな変化がつけられているかをどうぞお楽しみください。

演出はグレッグ・デール氏

俳優としても、TBS 大沢たかお「仁—Jin」ボードウィン役、NHK 吉沢亮主演「青天を衝け」エラール役など、沢山のドラマで活躍の一方、多くの舞台作品の演出・映画の監督も手がけるグレッグ・デール氏の演出により、従来のオペラとは違う切り口の稽古が積まれています。

魅力的な出演者陣

出演者は両組のカルメン、栗田真帆(14:00公演)・杣友惠子(18:30公演)はもちろん、二期会と藤原歌劇団でそれぞれ主役を歴任している与儀巧(14:00公演)と村上敏明(18:30)がホセを競演することは注目です。またオンプラ版の目玉として「ヴァイオリン弾き」役を演じる、「炎のヴァイオリニスト」と称される吉田直矢の演奏もどうぞお楽しみに。