男性更年期障害とED治療に新たな選択肢の可能性

イーヘルスクリニック新宿院

2024.06.11 10:10

ヒト幹細胞培養上清液エクソソーム配合クリームの研究で有意な改善を確認

イーヘルスクリニック新宿院(東京都新宿区、院長:天野方一)は、第24回日本抗加齢医学会総会にて、ヒト幹細胞培養上清液エクソソームを配合したクリーム「exstem Rise Up Cream for Men(エクステム ライズアップクリーム フォーメン」(製造元:株式会社PCメディカル)を用いた研究発表を行いました。本研究は、大きな社会的損失をもたらす男性更年期障害に対する新たなアプローチの可能性を探る目的で実施されました。

 

研究の背景とヒト幹細胞上清液エクソソーム配合クリームの可能性

男性更年期障害とEDは、男性の健康と尊厳を脅かす重大な問題です。うつ症状やQOLの低下を引き起こし、社会的な損失にもつながります。

ヒト幹細胞培養上清液エクソソームは、ヒト幹細胞を特殊な条件下で培養する過程で得られる培養液の上清成分で、多種多様な成長因子やサイトカインが含まれています。これらの因子は、血管新生、組織修復、細胞増殖などに関与しており、EDの主な原因である陰茎海綿体の血管内皮機能障害に直接働きかける可能性があります。

天野理事長は「ヒト幹細胞培養上清液エクソソームの男性更年期障害とEDに対する有効性に着目し、より手軽に利用できる形での応用を目指しました。このクリームは、非侵襲的で自宅でのケアが可能であり、注射療法と比べて通院の手間や費用の負担が少ないのが大きな利点です」と述べています。

 

研究概要と結果

  • 対象:男性特有の悩みを抱える患者10名(平均年齢2歳)
  • 方法:「ヒト幹細胞培養上清液エクソソームを配合したクリーム」を1日2回、4週間使用
  • 評価項目:EHS*1、IIEF-5*2、AMSスコア*3、自覚症状の変化

本研究では、被験者にヒト幹細胞培養上清液エクソソーム配合クリームを4週間使用していただいたところ、EHSが平均2.3から3.3へ、IIEF-5が平均11.8から17.2へ、男性更年期症状スコア(AMS)が平均46.3から37.6へと、統計学的に有意な改善が認められました(p<0.001)。

*1 EHS:陰茎硬直時の硬さを0から4の5段階で評価するスコア。スコアが高いほど硬いことを示す。*2 IIEF-5:陰茎硬直機能を評価するための質問票。スコアが高いほど機能が良好であることを示す。 *3 AMS(男性更年期症状スコア):男性更年期障害の症状の重症度を評価するための質問票。スコアが高いほど症状が重いことを示す。

 

また研究に参加した患者からは、「朝勃ちの回数が増えた」「性行為時の硬直力が上がった」「仕事の後の疲労感が減った」など、自覚症状の改善が約7割の患者で認められた一方、副作用は認められませんでした。

天野院長は「男性更年期障害とEDは、個人の問題にとどまらず、社会的な課題でもあります。ヒト幹細胞培養上清液エクソソームによる新たなアプローチは、男性の健康と尊厳を取り戻し、社会の活力を高める一助になると期待しています。ただし、今回の研究はまだ小規模な試験段階です。今後は大規模な比較試験を行い、長期的な効果と安全性を確認する必要があります。将来的には、このクリームが、EDと男性更年期障害に対する新しい治療選択肢の一つとして確立されることを期待しています」と展望を述べました。

当クリニックは、男性更年期障害とEDに悩む方々に寄り添い、QOL向上と男性の活力再生を目指した包括的な診療を提供してまいります。

 

イーヘルスクリニック新宿院について

イーヘルスクリニック新宿院は「医療を通じ『働き盛りの人・家族』の健康を支え、社会をエンパワーメントする。」をミッションに掲げ、予防から治療まで一気通貫した医療を提供しています。オンラインと対面診療を組み合わせた、働く世代のための新しい医療のあり方を追求し、いつでも、どこでも、誰でも、必要なときに医療を受けられる体制を整えることで、一人ひとりのエンパワーメントを支援してまいります。

【クリニック概要】

院長: 天野方一

所在地:〒160-0022 東京都新宿区新宿2丁目6-4新宿通東洋ビル3F

TEL: 0353150514  FAX: 0353150515

MAIL: contact@ehealthclinic.jp   URL: https://ehealthclinic.jp/

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種類
調査レポート

カテゴリ
美容・健康