東亜大学 ETHICS OF BEAUTY PROJECT|徳佐りんごをつかった発泡酒作りに挑戦
山口県下関市にある東亜大学芸術学部トータルビューティ学科は、ホスピタリティやビューティをキーワードにしたプロを目指し、美や健康を実現するサービスや商品、環境を提供するためのプランニングや企業活動について研究と教育をおこなっており、サスティナビリティ、フェアトレード、オーガニック、ローカルメイド、ソーシャルプロジェクトなどの観点から、ひと・動物・環境・社会にとって「美」とはなにかを考えるEthics of Beauty Project(エシックス・オブ・ビューティ・プロジェクト)に取り組んでいます。2022年度、プロジェクトでは摘果するときに廃棄されるリンゴを活用して発泡酒作りに挑戦します。
一般的にリンゴといえば青森などの北国のイメージが強いかもしれません。ですが、南国といってもいい山口県でもリンゴは収穫されています。山口県で収穫されるリンゴは、徳佐リンゴのブランドで知られており、30品種以上のリンゴが栽培されています。
リンゴは生食用として流通する以外にも、リンゴジュースやリンゴジャムといったカタチで消費者に届きます。それらは、大きさや形が規格外であったり、表面に傷があったりしてそのままでは出荷できないリンゴなどが使われます。
ですが、リンゴを栽培する過程のなかで摘果されるリンゴはこれまで、ジュースやジャムにすることが難しく、廃棄されるのが一般的でした。
そんなりんごを活用できないかと、トータルビューティ学科平松隆円准教授のゼミ学生である長藤皇斗さん、岩谷美佳さん、亀田結衣、佐藤有哉さん、矢口芽衣梨さん、横谷太紀さん、𠮷田陽さん、趙乗課さんが、山口県山口市の阿東徳佐地域で栽培される「徳佐リンゴ」を使用したシードルを企画・販売しているやまぐちシードルの原田尚美代表に協力を求め、今年度リンゴを使った発泡酒作りに挑戦することになりました。
原田尚美代表にお越しいただいた授業では、学生たちはシードルがどのように作られているかだけではなく、SDGsの観点からどのようにリンゴを活用していかなければいけないのか、またリンゴを活用したビールを試飲したりして、自分たちが目指すリンゴの発泡酒のイメージを拡げていきました。
今後、学生たちは原田尚美代表のサポートのもと、一般向けのシードルの試飲会や自分たちが活用する徳佐リンゴ農園への見学など、様々な活動を予定しています。
◆参考
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