教師が作った教師のための〝使える〟時短ツール
通知表所見を指導要録用にワンクリックで語尾変換。小中高の学年末、忙しい時期の要らぬ作業を軽減します。
合同会社DIPPS(東京都文京区)は10月4日に「指導要録所見語尾一発変換」ツールの提供を開始しました。作成者は現役の小学校教師で、勤務校で様々な自動化ツールを作成し、実際に多くの時短実績を上げています。
「指導要録所見語尾一発変換」ツールとは
学校現場では、通知表の所見を元に、指導要録に記載する所見を作成します。その際、通知表の所見の語尾(敬体)を指導要録用の語尾(常体)に直すことが慣例となっています。
「指導要録所見語尾一発変換」は、この通知表所見を指導要録用所見に自動変換するためのツールです。実際に教師が使う語句を考慮し変換リストを作成していますので、精度の高い変換が可能です。もちろん、ご自身で追加の変換リストを加えることができます。
「指導要録所見語尾一発変換」の開発背景 ──開発者より
現場の教師以外にはまったく縁のない「指導要録」というものが存在します。内容は通知表とほぼ同様です。
担任教師は修了式までは通知表の作成に追われ、春休みに指導要録の作成に追われます。指導要録の作成は、校務支援システム等の導入によりデジタル化され、昔より作成時間が短くなったとはいえ、それでも数時間を要します。
出席日数、評価・評定の算出、特別活動の記録、行動の記録に加え、総合所見、特別の教科 道徳、総合的な学習の時間、さらには外国語活動と、実に4つもの所見を通知表の所見を元に指導要録に転記します。
この際、敬体で記された通知表の所見を、わざわざ常体に直して指導要録に転記することが慣例となっています。忙しい学年末に、非常に時間を要するこの作業は現場の教師たちの大きな負担となっています。
指導要録とは
学校現場の内部保管資料で、開示請求がない限り外部に出ることはない資料です。多くの学校では、敬体→常体の変換は手作業で行われており、児童生徒の数によっては数時間を要します。学年末という多忙な時期に、ほとんど誰の目にも触れない資料作成に、大量の時間が費やされているのです。実に、無駄ともいえるくだらない作業時間です。
仕様
CD-ROMにて提供
Windows 8以降/Microsoft Office 2007以降
販売価格 2000円(税込)
ツールの特長〈3つのポイント〉
Microsoft OfficeのExcelを使ったツールです。インストールの必要は一切ありません。
ファイルを開いた直後から使えます。
現役の教師が多くの教師の所見を読んで、多数の変換リストを作りました。
もちろん、自分でリストの追加も可能です。
③誰でもできる簡単操作です
Excelに所見を貼り付けて、ボタンを押すだけの簡単な作業です。
パソコンが苦手な先生も迷うことなく操作が可能です。
https://www.youtube.com/embed/KIuVhgN15x4
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教育・教材システム開発、ソフト開発/電子出版、ライブラリシステム開発・運営/デジタルアーカイブ・データベース開発
【概要】
所在地:東京都文京区湯島3-10-9 沢井ビル3F
設立: 2010.7
HP:http://www.dipps.jp/
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