「純米生」がもっとも黒枝豆に合う日本酒として選ばれる

　投票型のアンケートの結果、「純米生」が黒枝豆にあう日本酒として一番多くの票を集めました。結果的には４人に１人が純米生を選んでおり、２位の生原酒とともに氷温で半年以上の熟成を行った「冷囲い」が黒枝豆に合う味わいであるということが分かりました。
　また、黒枝豆に合う飲み方として、冷酒を選ばれる方が半数近くになるという結果がでております。

「特別純米酒ｰ生酒」が黒枝豆にあう理由

　アンケートの結果を受け、「純米生」がどうして黒枝豆に合う日本酒として選ばれたのか、お客様の声を元に私たちなりに考察しました。
　丹波篠山産の黒枝豆の特徴は、他の枝豆にはない濃い甘さとコクになります。そうした食材に日本酒を合わせる場合、日本酒にも食材に引けのとらない味わいが必要だとされています。今回「純米生」が選ばれた理由は、秋の「純米生」が一夏を越える中で、味がまとまりしっかりと旨味が乗っている点が黒枝豆にあうと点が評価されて選ばれたのではと考えています。
　また飲み方についても、お客様の多くが選ばれたように、冷酒にして飲むことでお酒自体のキレが良くなり、黒枝豆の濃さに負けず、食材の良さを存分に引き出します。

黒枝豆のゆでる以外のおすすめの食べ方について

今回のアンケート調査を行う中で、特にお客様と盛り上がったのは、「黒枝豆のゆでる以外のおすすめの食べ方」についてです。
　皆様、それぞれに工夫をされて召し上がられているようで、小さなお子様がおられる家庭では、「豆ごはん」が特に人気の料理のようです。その他に人気のレシピは、オリーブオイルにニンニクの風味をつけて黒枝豆を焼く「焼き枝豆」や「かき揚げ」の具材として使うのださまざまなアレンジを楽しまれていることが分かりました。

まとめ

　今回の黒枝豆にあう日本酒のアンケートを行ったことで、今後は黒枝豆にあう日本酒として自信をもって「純米生」と回答ができるようになりました。また、アンケートを通して感じたのは、黒枝豆を求めて市外のお客様が毎年家庭のイベントとして丹波篠山を訪れており、その中でもどの場所の黒枝豆まで決めて来訪されている方が多くおられました。
　また、昨年の行ったアンケートは今年も継続して行い、毎年黒枝豆にあう日本酒を更新していきたいと考えています。
　京阪神など市外からのお客様が多く来られる１０月の丹波篠山において、狩場一酒造での「黒枝豆に合う日本酒投票」が地域を盛り上げる一助になればと思います。