先進的ロボットアームを開発するKailas RoboticsがMD-Farmのイチゴ植物工場へ技術協力
株式会社Kailas Roboticsは、MD-Farm株式会社のイチゴ植物工場において、MD-Farmが開発中の収穫用ロボットアームの実用化に向けて技術的協力を目的とした覚書を締結しました。
2024年4月8日発表- 株式会社Kailas Robotics(以下、「Kailas」)は、MD-Farm株式会社(以下「MD-Farm」)、のイチゴ植物工場において、MD-Farmが開発中の収穫用ロボットアームの実用化に向けて技術的協力を目的とした覚書を締結しました。
MD-Farmは、既に独自で収穫ロボットの開発を行っていますが、今回ロボットアームで高い技術力を持つKailas Roboticsと覚書締結に至りました。今回の取り組みによって最終的には植物工場における収穫作業が容易に自動化できる仕組みを作り上げることになります。
Kailas Roboticsは、ドローンなど移動体に搭載可能な小型・高性能ロボットアームを開発しており、2023年の経産省が主導するGSAP(グローバル・スタートアップ・アクセラレーション・プログラム)のDeep Techコースに採択され、世界トップクラスのスタートアップアクセラレーションプログラムであるUC Berkeley SkyDeckに参加し研鑽を積んできました。
MD-Farmは、通年複数回収穫が可能な先進的イチゴ生産工場を開発しており、2023年12月28日農林水産省中小企業イノベーション創出推進基金事業に採択されました。採択事業では山形県南陽市に工場を建設し、AIとDXを融合した新しい農業の形の創造へ向けての最終的な統合実証を行ってまいります。この工場にて、イチゴ植物工場の栽培効率の最大化を実証し、国内イチゴ市場に本格的に参入するとともに、海外市場にも積極的に進出していきます。
両社は、農業における労働人口の減少や危険作業からの人の排除を目的とし、その第一弾としてMD-Farmが開発するイチゴ植物工場における収穫ロボット開発に関して、Kailasは共同で先進的なロボットアームシステムに関して助言、サポートおよび開発協力を行います。開発した技術はイチゴだけでなく様々な他の農作物にも応用していくことでグローバルに展開してまいります。
MD-Farm株式会社(エムディーファーム)について MD-Farmは、最先端のイチゴ植物工場を目指し、サステナブルな世界の実現と企業価値向上を目指すと共に、 農産物を生産するという従来の農業から、栽培ノウハウをソフトウェア化し、「いつでも・どこでも・だれでも」栽 培できる新しい農業の形、AgrI-DXを世界に広めたいと考えています。
所在地: 〒957-0051 新潟県新発田市城北町2-9-22
代表取締役: 松田 祐樹
MD-Farmに関するより詳しい情報は、以下をご覧ください。 https://www.md.farm/
株式会社Kailas Robotics (カイラスロボティクス)について
Kailas Roboticsのロボットアームは最先端のSoC(Sytem on Chip)ベースにFPGA(Field Programmable Gate Array)から設計を行う事によって小型化を実現し、支点が動いてもアームで確実に対象物を掴む技術をコア技術として開発しています。ドローンに限らずUGV、ヒューマノイド、義手などに最適化された制御システムとアクチュエーターの組み合わせで、あらゆるロボットに必要となる革新的アームを開発しています。
所在地: 〒333-0844 埼玉県川口市上青木3-12-18 埼玉県産業技術総合センター 506
代表取締役: ダンバダルジャ・ムンフバヤル
Kailas Roboticsに関するより詳しい情報は、以下をご覧ください。 https://www.kailasrobotics.com/
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