ワイヤレス給電装置開発 韓国上場企業と戦略的提携・開発スタート
ディープテックベンチャー企業の新たな挑戦
株式会社レゾンテック(本社:神奈川県川崎市、CEO:関沢康史 、以下「レゾンテック」)は、KONEX上場企業であるTalos社(韓国、CEO:チェ・ジェホ、以下「Talos」)と2024年1月18日にワイヤレス充電技術を用いた共同開発・供給を目的とした戦略的業務提携契約を締結し、共同開発がスタートしたことを発表いたします。
両社は、今回の業務提携により、Talosのバッテリーパック事業とレゾンテックのワイヤレス充電事業を融合させ、世界規模での実用化を共同で推進していきます。
■業務提携時のコメント
Talosチェ・ジェホ最高経営責任者(CEO)
今回の戦略的提携を通じて、防衛産業向けのバッテリーパック事業を拡大し、民間へシフトするという意味で重要なターニングポイントになると考えている。位置センサーや各種軍用モビリティにワイヤレス充電技術を応用することで、範囲と能力を大幅に向上させ、また、両社の力を最大限に引き出し、良い結果を出していくことに期待しております。
レゾンテック 関沢康史(CEO)
新たなビジネスモデルの発掘や国際競争力の確保には、国を飛び越えた優れた技術を持つ企業同士の連携が不可欠であり、タロスの持つ二次電池とレゾンテックの持つワイヤレス給電を融合させ、本業務提携を通じて新たな製品を生み出し、従来、日本人が得意とするディープテック(モノづくり)市場において、国際的な事業拡大を目指していきたいと考えております。
【レゾンテック】
2017年に設立されたレゾンテックは、日本を拠点とするスタイラスペンとワイヤレス給電を主戦場とする技術開発型ベンチャー企業。
電磁誘導技術を駆使し、5W未満の低電力充電から300Wまでのワイヤレス充電ソリューションやスタイラスペンを開発してきました。最近では、小型電気自動車(EV)充電ソリューションを発表し、ワイヤレス充電技術をさまざまな製品向けに展開しております。
独自特許技術によって、発熱、サイズ、価格といったワイヤレス充電の課題を解決し、さらに、送信部と受信部の距離や位置ずれに対する高い充電効率が特徴となります。
また、開発が先行しているスタイラスペン同様、ワイヤレス充電向け半導体チップの開発も計画しています。
【Talosについて】
タロスは、2005年の設立以来、防衛産業における電池・充電器を事業展開し、バッテリーに関連するESS(Standby Power)、リチウム二次電池パックの設計・製造技術を有する企業です。特に、リチウムイオンポリマー二次電池の製造に必要な電池保護回路(PCM)、電池管理システム(BMS)、電池パックの設計・検証に関する高度な技術を保有しています。電池の安定化など、防衛電池分野におけるさまざまなコア技術が高く評価され、二次電池部品企業であるNinetechの子会社となった後、2022年KONEXに上場し、現在、KOSDAQへの上場に向けて準備を進めています。
Talosは親会社であるNinetechと関連部品材料技術の共同開発を行い、二次電池分野での事業拡大を計画しています。
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