保育士の離職を防止し、保育士と子どもが輝く園を増やすことを目指して 初となる「リーベ式保育士白書 2024」を発行
500 園以上、のべ 22 万人以上の保育士と関わってきたリーベが発行。専門家の効果測定も実施
乳幼児期の運動あそびプログラム「リーベ式運動あそび®」や、遊びの創造性を高 める保育者向け体験型研修を展開する株式会社リーベ(本社:滋賀県大津市、 代表取締役:阪田隼也)は、人手不足や保育の質の低下等が問題視される保育業界で、保育者が生き生きと働き続け、子どもの育ちを一番に考える園を増やすことを目的に、白書「リーベ式保育士白書 2024〜保育士の離職を防止し、保育士 と子どもが輝く園を増やすために〜」を発行します。白書では、保育に関する様々な調査から導き出した、離職する保育士が職場に伝える理由と本当の理由のギャップ や、保育者向け研修の参加者から得られた保育の悩みややりがい、研修受講後の仕事への意欲の高まり等について掲載。また、現在大阪大学大学院人間科学研究科の協力を得て当社の保育者向け研修が参加者にもたらす効果を測定しており、その結果の一部を掲載しています。
https://liebe-japan.com/news/hakusyo2024/ からダウンロード可能
【概要】
(1)保育士の就職の理由1位は「保育者になることが夢だったから」(一般社団法人全国保育士養成協 議会,2019)、退職の理由1位は「職場の人間関係」(東京都保健福祉局,2023 等)でしたが、 園に伝える離職理由とはギャップがあることが分かりました。
(2)保育士の悩みでは「子どもと向き合いたいが、子どもの気持ちを否定しても園の方針に従わなければなら ない」など園の保育理念とのミスマッチ、仕事の楽しさは「管理職や同僚が自分の保育を尊重してサポート してくれる」など園内の良好な人間関係によって生まれている傾向がみられました。
(3)保育者研修で役職に関係なくみんなで1つの課題に取り組み、子どもに戻って楽しむことで園の人間関 係が深まり「先生だから〜せねばならない」というプレッシャーから解放され、子どものことを考えた保育をした いと考えるようになる傾向がみられました。
(4)大阪大学大学院人間科学研究科秋保亮太助教(2024 年 3 月現在)の協力を得て調査中の保 育者研修の効果検証から、ワークエンゲージメント(職務に関する前向きで充実した心理状態)が高い 保育者は、学習志向的ワークモチベーション(職務に関する知識や能力を学習しようとする気持ち)や 組織コミットメントの愛着要素(組織への情緒的な結びつきや愛着)が高いことが示唆されました。
【調査概要】
大阪大学大学院調査期間:2023年6月〜2024年3月 調査手法:当社の保育者研修を受講した保育者・管理職へのアンケート
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