日本初！心血管のリスクに備えることをパッケージに表示した魚肉ソーセージ

これまで、国が表示可能と示した『疾病リスク低減トクホ』は「カルシウムと骨粗しょう症」の許可にとどまっていましたが、マルハニチロ株式会社（本社所在地：東京都江東区、代表取締役社長：池見 賢）は、DHA（ドコサヘキサエン酸）とEPA（エイコサペンタエン酸）を豊富に含み、それらを関与成分とした、心血管疾患に対するリスク低減効果の可能性がある『疾病リスク低減トクホ』として日本で初めて許可を取得した魚肉ソーセージ「DHA入りリサーラソーセージω（オメガ）」を2024年2月1日に発売しました。

1本で1日の約半量のDHA・EPAが摂れる“パワーおやつ”

心血管疾患は主に狭心症や心筋梗塞を指す虚血性心疾患で、日本の心血管疾患による死亡者数は増加傾向にあります。心疾患の患者数は305.5万人、同様の血管関連である脳血管疾患患者は174.2万人。これらを合わせた心血管疾患患者数は479.7万人となり、日本人の死因の2位といわれています。※
DHAは、魚に多く含まれる不飽和脂肪酸の一種で、食品から直接摂取しなければならないために必須脂肪酸と呼ばれています。DHA等のω3系脂肪酸の一日の摂取量の目安は1.6g～2.2g。「DHA入りリサーラソーセージω」は、1本あたりDHA850mg、EPA200mgを配合し、1本で、DHA・EPAを含むオメガ3系脂肪酸の1日当たり摂取量の約半量を摂ることができます。常温で携帯でき、手軽においしく魚のたんぱく質が摂取できる、“パワーおやつ”として活用いただけます。
※厚生労働省、令和4年（2022）、人口動態統計（確定数）の概況を基にマルハニチロにて作成

日本で難しいとされていた食品パッケージの疾病名記載。行政や循環器系専門医と何度もやりとり

心血管疾患に対するリスク低減効果の可能性がある『疾病リスク低減トクホ』として、日本で初めて認可された食品を開発した経緯について、長年にわたりDHAの研究に携わるマルハニチロ中央研究所の玉井忠和氏にお話を伺いました。
「これまで、日本では食品のパッケージに疾病名を入れることは難しいと言われていましたが、日本の食においてお茶の健康価値が定着したように、魚食の良さも知ってほしいという思いから、1990年ころからこの取り組みに挑戦したいと考えていました」（玉井氏）
「初代のリサーラは2005年から血清中性脂肪を低減させると表示していますが、「DHA入りリサーラソーセージω」が心血管疾患のリスク低減トクホと認められたのは2023年10月でした。心臓や血管に起こる心筋梗塞や狭心症などの病気の総称である心血管疾患という、広い病気をカバーした疾病名のため、やりとりは行政だけでなく、循環器系の専門医なども交え何度もやりとりを行い、申請書を出してから約2年後に、ようやく許可にこぎつけました」（玉井氏）

“サラサラに戻る”をイメージしたネーミング「リサーラ」

『リサーラ』の名称は、Reという戻るという意味に、血液がさらっとしたイメージをくっつけ、「サラサラに戻る」ということからネーミング。新商品の「DHA入りリサーラソーセージω（オメガ）」のω（オメガ）は、関与成分であるDHAに代表されるω３系脂肪酸に由来しています。

心血管疾患のリスク低減とDHA・EPAの働き。DHAはカラダに必須の栄養素にも関わらず、体内でほとんど作られない！

DHA（ドコサヘキサエン酸）は、魚に多く含まれる不飽和脂肪酸の一種で、体内でほとんど作られず、食品から直接摂取しなければならないために必須脂肪酸と呼ばれている、カラダに必須の栄養素です。マルハニチロはお魚

の専門家、DHAに関する研究も得意分野です。これまでに、生活習慣病、アレルギー、生理痛、脳梗塞など、DHAの効果について研究を行っています。
DHA等のω3系脂肪酸の一日の摂取量の目安は1.6g～2.2g。脂の乗ったお魚を一週間に3回程度食べるのが望ましいと言われており、イワシやサバなどの青魚や、まぐろ、かつお、ウナギ、サケなどにも豊富に含まれています。また、サバ缶、サンマ缶、イワシ缶などは、DHAが多く含まれており、手軽に摂取できる加工食品としてオススメです。

「DHA入りリサーラソーセージ」に含まれるDHAは、まぐろやかつおから採油し、長年培われてきたマルハニチロの精製、脱色、脱臭技術によって生産された、安心で高品質なDHAを使用しています。

DHA・EPAは心血管疾患になるリスクを低減する可能性がある

これまで、疾病リスク低減表示が認められ、商品化されている関与成分は「カルシウム」のみでしたが、今回、『疾病リスク低減トクホ』として新たに許可された「DHA入りリサーラソーセージω（オメガ）」は、カルシウムなどのように、予め基準が定められている関与成分ではなく、日本で初めて“個別に有効性・安全性を消費者庁が審査した”商品です。
心血管疾患の原因の一つとして、血管が硬くなり弾性を失った状態が考えられますが、DHA・EPAには血管の弾力性を高めるなどの効果があることから、心血管疾患になるリスクを低減する可能性があると言われています。普通の魚肉ソーセージと比較して、「DHA入りリサーラソーセージω（オメガ）」には非常に多くのDHA・EPAが含まれています。そのままおやつやおつまみとして、いつでもどこでも簡単に食べられます。また、スープやみそ汁、シチュー、パスタや炒め物など、お好みの調理法や味付けでお楽しみいただけます。