キャンプファイヤーで「ワインの国・ハンガリー トカイの甘口ワイン、貴腐と遅摘みの美味」プロジェクト開始
世界三大貴腐ワイン・トカイ(貴腐)ワインと遅摘み甘口ワインの飲み比べプロジェクトです。ハンガリーでも珍しいブドウの遅摘みワインとトカイの飲み比べをぜひ
ハンガリーのワインとハチミツの輸入会社La Barat(ラボラ)は1日、クラウドファンディングのキャンプファイヤーで、甘口トカイ(貴腐)ワインと遅摘みの甘口白ワインのプロジェクトを始めました。蜜の香りと蜜の味を楽しめる貴腐ワイン、クベールソーロという現地でも珍しい地ブドウの遅摘みワインをリターンに設定しています。
面白いのは、遅摘みワイン
今回のリターンで面白いのは、実は甘口トカイワインではなく、遅摘み甘口白ワインのNAAR Tokaji Koverszolo kesoi szuretelesu 2021 (ナール トカイ クベールソーロ・ケーショイ・スレテレーシュ 2021)です。クベールソーロという地ブドウ100%のこのワイン、残糖度が112グラムと高い糖度を誇る一方で、アルコール度数が9.5%あります。
クベールソーロは、トカイワインに使うことが許される6種類のブドウの1つなのですが、19世紀のフィロキセラ禍(カメムシの大量発生)によってほぼ根絶。トカイ地方でも栽培されることがなくなったのですが、NAARワイナリーが復活させて遅摘み甘口ワインに仕立てました。
日本に出回るワインではまず感じられない華やかな香り、しっかりしたきれいな酸があることによって生じるすっきりした甘さ。ワインを飲みなれない人にも、ジュースのようにすっと喉を通っていく美味しさがあります。
甘口トカイ(貴腐)ワインは旧3puttonyos並みの残糖度
もう1つのリターン、NAAR TOKAJI Szamorodni 2016(ナール トカイ サモロドニ 2016)の残糖度は62.5グラム。遅摘みの甘口よりも大幅に低い残糖度ですが、かつてのトカイアスーのランク、3puttonyos(プットニョシュ)を名乗れる残糖度60グラムを超えており、十分に蜜の香りと蜜の味わいを楽しめます。
駐日ハンガリー大使館のイベントでは、ウエルカムドリンクなどで活用
実はこの2月22日、東京・三田の駐日ハンガリー大使館でデュオコンサートイベントを開いたのですが、この2つのワインをともに出しました。遅摘みはウエルカムドリンクでお出しして、さわやかな甘さを楽しんでいただき、トカイ(貴腐)ワインは食事とともにお出ししました。
その時のは写真が上の写真。下の写真はバイキング形式で出していただいた食事の一部です。フォアグラのカナッペやハンガリーのスープなどもあり、8種類のワインとのペアリングを楽しんでいただきました。
NAARはトカイ地方に250年続く家族経営の小規模ワイナリー
リターンの2本のワインはともに、NAARという家族経営の小規模ワイナリーです。トカイ地方は貴腐ワイン発祥の地として世界遺産に登録されていますが、中でも有名なのがゴンポシェギセラー群。NAARのセラーはこのセラー群の中にあります。
写真はそのセラーの入り口です。250年前から始まったNAARはこのセラーを今も掘り進めて規模を拡大し、素晴らしいワインを造り続けています。
世界遺産の地にある堅実なワイナリーの素晴らしい甘口ワインの飲み比べプロジェクトをぜひご覧ください。
https://camp-fire.jp/projects/view/739936
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