北三陸ファクトリーの子会社が、豪州の水産会社と共にタスマニアブルーシーフード社を立ち上げ、2月7日に設立記念会見を実施
〜設立会見は州首長や地元政治家も参加し、期待を寄せる。オーストラリア水産事業のさらなる発展へ貢献を目指す〜
株式会社北三陸ファクトリー(代表取締役社長:下苧坪之典)の子会社であるKSF Australiaは、この度、オーストラリアの水産会社 Richey Fishingと共同で、水産業及び水産加工業を一手に担う新会社Tasmania Blue Seafoodを設立し、2月7日に工場のあるタスマニア州にて記者会見を行いましたことをお知らせします。
2023年4月、北三陸ファクトリーの子会社として水産加工事業を行う KSF Australiaを設立しましたが、同社と水産業を営むRichey Fishing(タスマニア州・デボンポート)がジョイントベンチャーとして、新会社Tasmania Blue Seafood を設立し、去る2月7日に現地・オーストラリア タスマニア州にて設立会見を行いました。
会見当日は、タスマニア大学、タスマニア州政府商工会議所、オーストラリア貿易促進庁、水産協会、州政府の担当者、メディア関係者など合計20名程にお集まりいただきました。
また、新会社の設立や今後の動きに関しては地元からの注目度も高く、州政府のサイトでも紹介されています。
(Jobs saved: Huon Valley Seafoods reborn as Tasmania Blue Seafood - Premier of Tasmania )
社 名:Tasmania Blue Seafood Pty Ltd
所在地:49 Wilmot Rd, Huonville
代表者:Stuart Richey、Yukinori Shitautsubo
事業内容:タスマニアの水産物加工、輸出販売
この新会社設立に当たっては、昨年、清算手続きに入った地元大手のHuon Valley Seafoodsの工場および雇用を継承します。それにより、新会社Tasmania Blue Seafoodはタスマニア最大の冷凍キャパシティを保有することになり、地域で重要な雇用を維持することに貢献しました。現在従業員数は25名程度ですが、今後は50名程度を目標に、新規雇用の創出にも取り組んでいきます。
こうした一連の取り組みは州首長や地元政治家も注目しており、会見にも足を運んでいただくことができました。
タスマニア州の首相ジェレミー・ロックリフ氏や、新会社のあるハオンビルの政治家 ディーン・ヤング氏も出席し、工場視察を行うほか、熱いエールを送ってくれました。
北三陸ファクトリーについて
北三陸ファクトリーは、世界唯一の「うに牧場®︎」のある岩手県洋野町で、高品質なウニのブランドを展開するリーディングカンパニーです。「北三陸から、世界の海を豊かにする」をミッションに、高品質なウニを育てるノウハウを活かし、新たな「うに再生養殖システム」の技術で世界と繋がり、持続可能な水産業の未来をつくるための取り組みを推進。2023年にはオーストラリア法人を設立し、国内外で事業を展開しています。
関連会社:株式会社ひろの屋/KSF Australia Pty Ltd/Tasmania Blue Seafood Pty Ltd/一般社団法人moova (モーバ)
本社所在地:岩手県九戸郡洋野町種市第22地割133番地1
設立:2018年10月1日
代表者:代表取締役 下苧坪之典
事業内容:農林水産加工物の製造加工・販売、6化拠点開発の企画運営、水産業に関する技術開発
URL:https://kitasanrikufactory.co.jp/
Richey Fishingについて
Richey Fishingは、1947年にDick Richeyが11メートルの小型トロール船で漁業を始めたのが始まりです。現在は、バス海峡のホタテ漁、タスマニアホタテ漁、ビクトリアホタテ漁、南部イカ漁、タスマニアイカ漁、タスマニアオーストラリアサーモン漁など、多くの南部漁業で漁獲枠とライセンスを保有しています。
また、関連事業であるRichey Seriviceではオフショア科学係留、ROV操業支援、海洋哺乳類観測、地震探査チェイスボートなど、海洋環境における専門調査を行っています。
本社所在地:Shearwater, TASMANIA
設立:1947年
代表者:Stuart Richey
事業内容:農林水産加工物の生産、水産業に関する技術開発、調査事業
URL:https://richeyfishing.com.au/
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