【録画視聴あり】人的資本を最大化させる!インナー&アウターブランディングをやり抜く秘訣とは/セミナーレポート
コーポレートブランディング支援を行う株式会社揚羽(東京都中央区、代表取締役社長:湊剛宏、証券コード:9330、以下「弊社」)は、2024年1月17日(水)に、グロービス経営大学院 副学長 田久保善彦氏と株式会社ブイキューブ CHRO 今村亮氏をゲストスピーカーに迎え、「人的資本を最大化させる!インナー&アウターブランディングをやり抜く秘訣とは」と題したセミナーを開催しました。
【登壇者】
グロービス経営大学院 副学長 田久保 善彦氏
慶應義塾大学理工学部卒業、学士(工学)、修士(工学)、博士(学術)。スイスIMD PEDコース修了。株式会社三菱総合研究所を経て、現在グロービス経営大学院副学長として運営業務・研究等を行なう傍ら、グロービス経営大学院及び企業研修におけるリーダーシップ開発系・思考科目の教鞭を執る。経済同友会幹事、上場企業、ベンチャー企業社外取締役、顧問等も務める。
株式会社ブイキューブ CHRO 今村 亮 氏
大手精密機器メーカーに総合職として新卒入社し、人事部に配属される。その後サービス業、メーカー物流会社で、採用、教育、労務、人事制度設計、人事情報システム構築などの全領域とマネジメントを経験し、2016年にブイキューブに参加。現在に至るまで、一貫して人事の道を歩む。2017年1月より人事グループマネージャーとなり、2018年にミッション・バリュー刷新プロジェクトを推進、2020年1月にピープル・サクセス室を立ち上げ初代室長(現職)となる。2020年8月ピープル・サクセス ポリシーを策定し、その後人事制度や教育制度の刷新を遂行。2024年1月CHROに就任。
株式会社揚羽 ブランドコンサルティング部 部長 黒田天兵
入社以降、「日本のサラリーマンを元気にしたい」という信念のもと、企業の理念そのものから見直すブランディングの専門家として、大小を問わず多種多様な企業やスポーツ団体など、200を超える組織の理念策定とその浸透活動に携わる。
著書:『組織は「言葉」から変わる。ストーリーでわかるエンゲージメント入門』(朝日新聞出版)
YouTube:『サステナブル・プロセス』にて変革(SX)に取り組む企業との対談コンテンツを公開。
【講演内容 抜粋】
■インナー&アウターブランディングの関連性
人的資本経営に欠かせない手段として、インナーブランディングへの注目が高まっています。インナーブランディングなきアウターブランディングは空虚であり、自社らしさを軸に、言行一致型の“インナー・アウター両輪”の企業ブランディングこそが今の時代には必要です。弊社では、「バタフライモデル」として提唱しています。
■ブイキューブの『望ましくない人物像』
インナー、アウターの言行一致型のブランドコミュニケーションを実践する、株式会社ブイキューブ。同社の人的資本経営に直結する「ピープル・サクセス」の取り組みを紹介いただきました。
今村氏:
「ピープル・サクセス」とは、ブイキューブが掲げる「Evenな社会の実現」というミッションについて必要不可欠な、カスタマーのサクセスと会社メンバーのサクセスの総称です。事業が踊り場になってきた時、改めて人的資本の重要性を痛感し、人にフォーカスして拡大していく方針を定めました。
そして、我々の取り組みが世の中の人の役に立つのではないかと考え、失敗も成功も含めさまざまな取り組みを発信する「ピープル・サクセス サイト」を制作しました。
黒田:
サイトには日々の取り組みからエンゲージメントスコアまで、赤裸々に情報が開示されていますが、採用や人財開発、人事制度の基本方針である「ピープル・サクセス ポリシー」では「望ましくない人物像」も公表されています。
田久保氏:
自社の考え方や大事にしていることを、シャープに打ち出すことはマーケットや求職者に対して強いメッセージとなると思います。特定のメッセージに対して嫌悪感を抱く人は自動的にスクリーニングがかかりますし、反対に「嫌なモノは嫌」という会社としての強い個性を出すことに共感した人たちだけが集まって来ます。既に在籍している従業員の方も、自分の会社がどういう会社かを再認識できるので、このやり方はインパクトがあってすごく上手だなと思います。
■多様性には本当に意味があるのか?
多くの企業がD&Iの推進に取り組む中、会社が持つ企業理念を従業員一人ひとりがどうやって価値に反映していくべきでしょうか。昨今注目される「多様性」について田久保氏にお伺いしました。
田久保氏:
下図に書かれた四角の箱が理念、ビジョン、ミッション、バリューといった組織が大切にしたい枠と捉えることができます。そしてこの箱からはみ出た多様性を持っている人は必要か不必要かでいうと、恐らく不必要だと思います。
大事なことはこういった理念やビジョンに基づくこの箱の中でいかに個人を多様化させるかです。まずは下図の「賢い集団」になりうる人を集め、インナーブランディングによって皆が同じ方向を向きつつ、向き方などを多様化していく必要があると思っています。
この箱が明確であれば何を目指すかが明確になり、その中で個人の力を最大限発揮できる。良い状態の集団というのはやはり、インナーブランディングが成功しているということに他ならないですね。
最後に黒田より、本セミナーのポイントをお伝えしました。
- 人的資本経営が注目される今の時代、アウターだけではなく、インナーを交えた「インナー・アウター両輪」「言行一致型」の企業ブランディングが必要。
- 多様な個性を価値創造にどう繋げるかが、持続的な企業価値向上の鍵。
<セミナーレポートの全文と、録画視聴ご視聴のお申込みは以下よりご確認ください。>
https://www.ageha.tv/magazine/magazine_seminar/seminarreport_vcube_globis/
【会社概要】
会社名:株式会社揚羽
市場:東京証券取引所グロース市場(証券コード:9330) 資本金:2億7899万円(2023年9月30日時点)
所在地:〒104-0032 東京都中央区八丁堀2丁目12-7 ユニデンビル3F 設立:2001年8月
代表者:代表取締役社長 湊剛宏
事業内容:ブランディング支援全般
支援領域:コーポレートブランディング/パーパスブランディング/サステナビリティブランディング
採用ブランディング/インナーブランディング/アウターブランディング
製品・商品・サービスブランディング 等
ブランディングにおけるコンサルテーション、クリエイティブ、ソリューションまで一気通貫できるパートナーとしてご支援をしてまいります。
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