【猫島SF・ヒューマン・コメディ】映画『さなぎの猫』ABCホール関西小劇場映画祭にて上映【ミンスク国際映画祭正式上映作品】
「猫が飛ぶ島」として知られる香川県「佐柳島」。そのノスタルジックな風景の中で繰り広げられる日本ならではの静かなSFドラマを描き、国内外の映画祭で多数の賞を受賞した、猫島SF・ヒューマン・コメディ『さなぎの猫』が2023年12月23日から24日まで開催されるABCホール関西小劇場映画祭の参加作品として12月23日に英語字幕版にて上映される。
『さなぎの猫』は香川県佐柳島を舞台にした長編SFコメディ映画。
香川県多度津町地域おこし協力隊からの発案を受けて大阪の映像制作団体U.M.I Film makersが主体となって製作した。
猫島として人気の高い佐柳島が舞台とあって、2023年12月1日から11日まで大阪で行われた一般公開では、遠く山梨や愛媛からわざわざ足を運ぶ人もおり、佐柳島や多度津町にゆかりを持つ人たちがどの回にも訪れるなどして、SFコメディでありながら地元愛に溢れた地域おこし映画としても好評を博した。
製作に当たっては制作統括を務めるU.M.I Film makers主宰・武信貴行が佐柳島に出自を持つという縁を活かし佐柳島の島民の方々の全面的な協力を得て、通常は困難が予想される離島での全編ロケ撮影を実施。
文化庁コロナ禍からの文化芸術活動の再興支援事業 ARTS for the future!2の支援を受け、猫島として全国的に有名な佐柳島の魅力である美しくのどかな風景をふんだんに散りばめた。
監督・脚本は前作『さようなら』がゆうばり国際ファンタスティック映画祭フィルミネーション賞(日本)・コーカイ国際映画祭最優秀犯罪映画賞(インド) ・スイス国際映画祭外国映画部門入選など国内外の映画祭で数々の賞を受賞したオパンポン創造社の野村有志。
劇作家としてペーソスと笑いを融合させた独自のテンポと間を駆使した作品が支持されている野村が、様々な場所を住む場所に選んだ者たちの未来・過去そして今にまつわる切なくて美しい人間(?)模様を丁寧に描いた。
日本の伝統的な日常とその中に突如現れた非日常の交錯が生み出す民話的感覚とSF的世界観の融合したユニークな物語が、ベラルーシ最大の映画祭であるミンスク国際映画祭で日本映画として本年度唯一となる正式上映や、インド・コーカイ国際映画祭での最優秀長編賞の受賞など、海外の映画祭でも高く評価されている「日本ならではの静かで優しいSF作品」である。
【あらすじ】
猫島として有名な瀬戸内海の佐柳島に靖という一見ぶっきらぼうな男が暮らしていた。
ある時、靖はびしょ濡れで島を徘徊する花子と名乗る女と出会い、海に落として無くしてしまった「鞄」を探して欲しいと頼まれる。
おりしも帰省中だった靖の幼馴染である千佳とその夫の清は偶然にも浜辺で不思議な丸いカプセル型の「鞄」を発見するが、その中身は有り得ない程の大量の札束だった。
やがて花子の存在は徐々に島の人々の生活を狂わせ始める…
【予告編】
https://youtu.be/l1KUEr9wMso
【上映情報】
会場
ABCホール
(大阪府大阪市福島区福島1丁目1−30)https://www.asahi.co.jp/abchall/
日時
12月23日(土)17:50~
※17:35頃より野村有志(監督・脚本・出演)・一瀬尚代(出演)・武信貴行(製作統括・撮影監督)によるプレトークあり
料金
[前売・当日共][税込][全席自由席]
1作品券:1,500円
1日通し券:3,500円(同日3作品鑑賞可)
※チケットは全て「当日精算(現金支払い対応のみ)」です。予約受付順に入場整理番号を発行し、メールでお知らせします。
クロストーク
『なかよくなれたらいいな』関係者とのクロストーク(16:30頃~)に野村有志と武信貴行が登壇致します。
クロストークは一日通し券の他『さなぎの猫』『なかよくなれたらいいな』のどちらかの1作品鑑賞券でもご覧いただけます。
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