マイケル・L・プリンツ賞受賞作家 ニナ・ラクール はじめての日本語翻訳作品『イエルバブエナ』が12月20日(水)に発売!

株式会社オークラ出版

2023.12.20 12:20

株式会社オークラ出版 (東京都目黒区) は、翻訳小説の文庫レーベル・マグノリアブックスより『イエルバブエナ』を2023年12月20日(水)に全国の書店、ネットストアで発売いたします。

 

 

その香りが、その空間が、そのひとときが、わたしを癒してくれる。
傷ついても、過去に囚われても────


サラは衝撃的な別れをきっかけに、16歳で家から逃げ出した。向かった先はロサンゼルス。懸命に自立を目指し、数年後に人気のバーテンダーとなった。

エミリーは将来のプランが定まらず、自信が持てない大学生。フラワーアレンジメントの仕事で訪れたレストラン<イエルバブエナ>で、バーテンダーたちにカクテルの作り方を教えていたサラと出会う。

ふたりは惹かれ合うが、トラウマや家族のしがらみ、喪失の記憶に囚われてしまう。

心の傷と向き合い、前に進むために必要なものは何か。
もがきながら自分の道を見つけるふたりの女性のラブストーリー。

【レビュー】
作り込まれたカクテルのように、さまざまな香りがじわじわと花ひらく……あらゆる感覚に訴えかける、細部まで色鮮やかなごちそうだ。……ラクールの技がまぶしい……ほろ苦さ、しょっぱさ、甘さが一気に押し寄せる。
――ニューヨークタイムズ・ブックレビュー

『イエルバブエナ』は、現代の複雑な愛についての考察である……サラとエミリーを苦しめるトラウマ、そして彼女たちの希望と回復が、穏やかで優しさに満ちた目で観察され、静かな散文に見事に表現されている……登場人物が魅力的な美しいフィクションだ。完璧なカクテルのように、飲み終わった後もずっと、記憶に残るだろう。
――サンフランシスコ・クロニクル

『イエルバブエナ』はご褒美のようで慎ましく、親密なのにとらえどころがない、これらが完璧に調和し素敵な香りが漂います。ミステリアスで魅力的なだれかがミックスした、見事なカクテルのよう。大切な作品です。
――ケイシー・マクイストン
ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー小説『One Last Stop』、『赤と白とロイヤルブルー』著者

あなたの心が抱える真実と、あなた自身を守るための嘘。あなたを築いた道と、あなた自身が築く道。立ち止まることと、修復すること。本書はこれらのことが描かれた、極上の物語です。ニナ・ラクールは、彼女にしかできないやり方で、心を満足させ、感動的で、ずっと記憶に残るラブレターを書いたのです。人生のあらゆる“はじまり”へのラブレター。ほんとうに美しい。
――コートニー・サマーズ
ニューヨークタイムズ・ベストセラー小説『Sadie』、『ローンガール・ハードボイルド』著者

 

【著者】
ニナ・ラクール Nina LaCour
マイケル・L・プリンツ賞などの受賞歴のあるベストセラー作家。『We Are Okay』などヤングアダルト小説を発表(すべて未邦訳)。
本作『Yerba Buena』は著者初の大人向けの作品である。サンフランシスコに妻と娘と暮らす。

【訳者】
吉田育未(よしだ・いくみ)
英日翻訳者。 エマ・ドナヒュー『星のせいにして』(河出書房新社)、『聖なる証』(オークラ出版)、
絵本『ちいさなあおいトラックのリトルブルー』シリーズなど訳書多数。
佐賀県出身。 トロント大学修士。 引っ越しが多く、原作初読時は東京、翻訳作業中はカナダアルバータ州、刊行時は香港に暮らす。

 

【書誌情報】
タイトル:イエルバブエナ
出版元:オークラ出版
著:ニナ・ラクール
訳:吉田育未
ISBN:978-4-7755-3026-9
判型:文庫/並製
頁数:416P
定価:1,375円
発売日:2023年12月20日(水)

オークラ出版 公式サイト 作品ページ

【出版社情報】
株式会社オークラ出版
〒153-0051 
東京都目黒区上目黒1-18-6 NMビル3F
URL: https://www.oakla.com/
Twitter:https://twitter.com/oakla_official

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