京都大学との共同研究 「電力カラーリング」で米国特許を取得
国立大学法人京都大学との周波数による無線電力のカラーリング(識別)に関わる共同研究において、米国特許を取得したことをお知らせいたします。
1.背景
京都⼤学⼤学院 情報学研究科 梅野健教授と当社は、2019年から共同研究を開始し、カオスCDMAによる無線電力の符号化や磁界共振(※1)の共振周波数を数種類に振り分けることで、「電力の虹」のように無線電⼒の送り分け(無線電⼒カラーリング)が実現できることを発⾒しました。なお周波数による無線電力のカラーリング(識別)の実証には世界で初めて成功しています(※2)。
2022年4月には、これらの技術の基本コンセプト部分とその無線電力カラーリング技術を活用した、「給電装置および電力給電システム」として京都大学と共同特許を取得し(※3)、今般、同特許について米国にて特許権を取得いたしました。
※1:電磁気学の電磁誘導の⼀種で、2つのコイルを共振器として使う電流が流れる仕組み
※2:https://minden.co.jp/news/2021/02/15/3591
※3:https://minden.co.jp/news/2022/04/04/6356
2. 特許概要
・U.S. Patent No.:11791668B2
・発明の名称:POWER SUPPLY DEVICE AND POWER SUPPLY SYSTEM
・登録日:2023年10月17日
・特許権者:国立大学法人京都大学および株式会社UPDATER
3. 今後の展開
昨今ワイヤレス給電が社会に広まっていく中、今後は国内外の企業・機関と広く連携し、本技術の実証試験、国際標準化ならびに事業化を進めていく計画です。
4.株式会社UPDATERについて
2021年10月1日にみんな電力株式会社より社名変更。ソーシャル・アップデート・カンパニーとして、法人個人向けに SX*サービスを提供する。独自の特許ブロックチェーン技術を活用し、世界初で電力トレーサビリティを商用化した再エネ事業「みんな電力」は、国内トップクラスのプラットフォームとなっている。「顔の見えるライフスタイル」の実現のため、ウェルビーイング事業「みんなエアー」、エシカル調達事業「TADORi」などを展開。第4回ジャパンSDGsアワード内閣総理大臣賞、2021年度NIKKEI脱炭素アワードにおいてプロジェクト部門大賞など受賞歴多数。
*サステナビリティ・トランスフォーメーション
株式会社UPDATER会社概要
所在地: 東京都世田谷区三軒茶屋2-11-22 サンタワーズセンタービル8F
代表取締役: 大石 英司
設 立: 2011年5月25日
資本金: 13億498万円(資本準備金 20億3,918万円) ※2022年3月31日現在
事業内容:Climate Tech事業「みんな電力」、Well-being Tech事業「みんなエアー」等
コーポレートサイト : https://www.updater.co.jp/
5.本件のお問い合わせ先
株式会社UPDATER 共創・コミュニケーション部 菊川
TEL:03-6805-2228(受付時間 平日 11:00~15:00)
E-mail :pr@minden.co.jp
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