Luppyは全国数千館の学校・公共図書館関係者に利用されているブックカタログです。NetGalleyとの連携により、コロナ禍によって児童図書・優良図書展示会などの中止が続く中でも、全国の図書館・学校関係者が児童書を電子ゲラで閲覧し、選書を行うことが可能となります。紙のLuppy、デジタルのNetGalley双方の利点を生かし、2方向で図書館・学校関係者への出版社の商品宣伝・情報提供をサポートします。

本取り組みの概要

本取り組みでは、Luppyの巻頭特集企画「SDGsに取り組もう」で、トーハンが独自に選定したSDGs関連本120点のうち、70点（出版社31社）の商品の内容（電子ゲラ）がNetGalleyで閲覧できます。Luppyの巻頭特集内にはNetGalleyの書籍紹介ページへアクセスできるQRコードが掲載されます。紙媒体のブックカタログとNetGalleyの連携は初めてです。本取り組みを通して、世界中で取り組みが広がる「SDGs」（持続可能な開発目標）を、将来を担う子どもたちが学ぶために適した関連本の情報提供に貢献します。

本取り組みの背景

トーハン主催の2021年度「児童図書・優良図書展示会」は、新型コロナウイルスの全国的な蔓延により多くの会場でやむを得ず中止となり、全国の学校図書館関係者からは「選書する際は内容を見て検討したい」との要望が数多く寄せられることとなりました。そこで、メディアドゥとトーハンは図書館関係者や教育関係者が多く会員として登録しているNetGalleyを活用することで、コロナ禍においても、時間や場所を問わずに児童図書の選書を行っていただける環境を提供するべく、今回の企画に取り組むこととなりました。

LuppyのSDGs特集は2019年度から毎年行われ、図書館・学校関係者から好評の企画となっています。SDGsは近年一層注目されつつあり、関連書籍の刊行も増加しております。紙・デジタル双方の利点を生かした情報提供により、SDGsの更なる普及を目指します。

2022年度版「Luppy」について

Luppyは小学校・中学校・公共図書館が児童図書を選書するための総合ブックカタログです。

【概要】

●頒価　　本体2,315円＋税
●判型　　A4判・1,697頁
●発売日　4月1日

【特長】

①全13,580点の情報を教科別・ジャンル別に収載
②表紙・内容紹介はオールカラー
③ISBNのバーコードを掲載しWeb発注に対応
④セット内の各巻情報（書名・ISBN・本体価格）を掲載し、単品注文にも対応

NetGalley（https://www.netgalley.jp/）について

NetGalleyは、書店員や図書館司書、教育・メディア関係者など影響力のある読者を中心とする国内1万人以上の登録会員が、出版社の提供する発売前の本やおすすめの既刊本の本文データを閲覧し、仕入や選書などの参考に活用できるサービスです。NetGalleyは本の中身を閲覧するだけでなく、出版社へ本の感想や応援レビューを届けることができます。NetGalleyを利用する書店員、図書館司書など、多くのプロフェッショナルな読者の声が、作家の応援につながっています。出版社は会員のレビューをマーケティングやプロモーションに活用可能です。2022年3月時点で国内86社の出版社が利用し、常時約250点の作品が閲覧リクエストを受け付けています。米国版NetGalleyは米国出版大手5社全てを含む500社以上の出版社に加え、個人契約で作家も利用しており、登録会員は50万人を超えています。

「NetGalley」のサービスに関するお問い合わせ先

株式会社メディアドゥ　出版ソリューション事業本部

出版事業開発推進部　NetGalley推進課

E-Mail: netgalley@mediado.jp