珈琲抽出かすをバイオマスタンブラーへアップサイクル ~ 業界を超えて資源を生かしきる地域循環社会を台東区から発信
――台東区蔵前地区発の地域循環「KURAMAEモデル」プロジェクトで連携 ――難題・珈琲抽出かすをたい肥化以外で活用するバイオマスタンブラーを企画・制作
株式会社コバヤシと株式会社縁の木は、東京台東区蔵前発のアップサイクル&地域循環活動「KURAMAEモデル」の仕組みを活用し、珈琲の抽出かすを資源にバイオマスタンブラーへとアップサイクルする商品企画を行いました。 珈琲抽出かすは、台東区蔵前発の地域資源循環「KURAMAEモデル」プロジェクトにて回収。製造は株式会社コバヤシが担当しました。 多孔質構造のコーヒーに蓄える水分の多さから、傷みやすく、堆肥化以外の活用方法がなかなか見いだせない珈琲抽出かすを生かす第一歩の商品です。抽出かすの廃棄量と共に、ヴァージンプラスチックの利用量も減少させる取り組みとして、今後定期的な制作・回収を目指します。
このたび、発売を開始する商品は以下の通りとなります。
珈琲抽出かすのバイオマスタンブラー
売価1,600円(税込)。シリコン製のフタ付き。 焙煎店で不要となったコーヒーの欠点豆や、店舗で抽出した後のコーヒーかすをプラスチック原料に配合して作られたタンブラー。
日頃から多くの人に親しまれているコーヒーの面影を色と形に残しつつ商品を完成させています。回収、加工に課題がある抽出かすにアップサイクルの選択肢を増やすタンブラーです。
※色合いはその時回収した珈琲の焙煎度合いで変化します。
【仕様】
耐熱温度 140℃
容量 300ml
電子レンジ可
バイオマス素材52%含有
「KURAMAEモデル」は蔵前発の地域循環&アップサイクルプロジェクトチームです
「KURAMAEモデル」は、ものづくりの街・東京 蔵前発の地域循環&アップサイクルプロジェクトを推進する事業で、株式会社縁の木が運営・事務局を務めています。日々の生活やカフェ・焙煎店の業務の中で生じる、従来捨てられていたモノや古くなったモノに、企業のものづくりの技術や専門家のアイディア、福祉事業所の手仕事などをいれることで新しい価値を与えて生まれ変わらせる「アップサイクル」に取り組んでいます。地域に集う事業者とごみ減の取り組みとしての堆肥化も行い、それらの知見やノウハウを他の地域・団体・企業とも共有して連携することで「サーキュラー・エコノミー」を広げています。
一過性の人気にとどまらず、人と環境に優しく、柔軟に成長していく蔵前地区の魅力をさらに深く知っていただくことで、何度も訪れてもらい、ずっと住みたくなる・・・そんな地域づくりに寄与することを目指しています。まだまだ見過ごされている資源に目を向けながらごみ減につながる商品化を続け、この仕組みを台東区全体、他の地域へと広げていきたいと考えており、墨田区にて行われている「すみだCoffeeLoopプロジェクト」にもアドバイザリーとして参加しています。
【最新情報はコチラから】
公式X(Twitter):https://twitter.com/KURAMAE_model
URL:https://kuramae-model.org/
※「KURAMAEモデル」は株式会社縁の木の登録商標です(特許出願済み)
連携企業について
- 株式会社コバヤシ
合成樹脂の原材料販売やプラスチック製品の製造販売などプラスチック全般を取り扱う企業として1946年に創業しました。世界的な環境配慮が叫ばれる中、長年に渡り独自の社内リサイクルやバイオマス原料の開発を続けてきました。新たにアップサイクルにも取り組みを広げ、お客様から発生する有機系廃棄物を日用雑貨などに生まれ変わらせています。それらを生活者にお届けする為に『エコとおしゃれに拘った通販サイト Cococica ココシカ』の運営を行っています。
URL:株式会社コバヤシ https://www.kbjapan.co.jp/
Cococica ココシカ(ECサイト) https://store.shopping.yahoo.co.jp/kbjapan/
- 株式会社縁の木
「ご注文ごとに少量焙煎を行う珈琲焙煎処」として2014年2月4日に創業しました。生産者とのつながりを重視し、焼きたての珈琲と、全国福祉事業所のお菓子をセットにして贈答品をご提案しています。2019年より「KURAMAEモデル」を運営、様々なアップサイクルやサーキュラー・エコノミープロジェクトの企画・実施および普及啓蒙活動を行なっています。
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