『生成AIツール for Excel』をオフィスストアで本日公開

株式会社ビジー・ビー

2023.11.24 12:33

すべてのオフィスワーカーが Excel ユーザーから AI ユーザーに変わる

ChatGPT の先進的機能を Microsoft® Excel®の関数として利用

株式会社ビジー・ビー(本社:東京都港区、代表取締役社長:牟田口陽介)は、独自に開発したマイクロソフトの表計算ソフト Excel シリーズ用のアドイン『生成 AI ツール for Excel』を同社 Office ストアで 11 月 24 日に公開しました

『生成 AI ツール for Excel』は、米国 OpenAI 社の生成 AI である ChatGPT の機能を Excelの関数として利用するためのアドイン・ソフトウェアです。同様のアドイン・ソフトウェアはすでに多く公開されていますが、弊社が開発したアドインは以下の 3 点が大きな特長です。

1. 日本語対応である

設定画面を日本語で記述しました。既存のアドインは英語のみの説明であるのに加えて、生成 AI の専門用語があるため分かりにくい問題がありました。

2. 「会話の続き」を生成できる

Excel 関数を使って、API なしで会話の続きを生成できます。Python や JavaScript のスキルがなくても、Excel でデータを用意するだけで AI の応答内容を調整できます。

3. テキストを分類できる

生成 AI は一般的に機械学習の研究分野である分類や感情分析の機能が備わっています。

ChatGPT では適確にプロンプトを記述する必要がありますが、Excel 関数だけでテキストの分類、感情の読み取り、内容が肯定的か否定的かを判断できます。

なぜ、Excel から ChatGPT なのか?

ChatGPT は 2022 年 11 月に GPT3.5 が発表されて以来、全世界で注目されています。しかし、国内外の用途を比較した場合、英語圏では会話やコード生成に加えて「分類」や「タグ付け」などがランクインするのに対して、国内では「アイデア出し」「飲食店の検索」といった用途が目立ち、生成 AI の性能を引き出しているとは言いがたい状況です。そこで弊社では、生成 AI の恩恵を日本企業が享受するために、すべてのオフィスワーカーを AI ユーザーに変える「オフィスワーカーの DX」をテーマに検討を重ねました。

とはいえ、ChatGPT への適切な指示(プロンプト)はユーザーのスキルに依存し、日本語よりも英語で性能が高まる傾向があるなど「オフィスワーカーの DX」には多くの課題があります。Python や JavaScript の知識を前提に説明する AI 専門家もいますが、多くのオフィスワーカーにはリスキリングが必要になります。そこで弊社では、オフィスワーカーの基礎スキルである Excel 用のアドインを開発することにしました。

『生成 AI ツール for Excel』では、ChatGPT を利用する汎用型の関数に加えて、分類専用の関数を用意することで、特にアンケート処理など、Excel によるテキスト処理の実務を画期的に効率化できると確信しております。さらに弊社では、生産設備等のフィールド業務でも利用できる機能の提供を通じて、日本企業の DX を支援して参ります。

ビジー・ビーについて

ビジー・ビーは、フィールド業務 D X 向け点検・検針業務のオフラインサービス「点検エース シリーズ 」の 開発・販売、 お客様へデジタルマーケティング分野の ご提案 をしております 。

会社名 株式会社 ビジー・ビー
所在地 〒107-0051 東京都港区元赤坂 1-7-10 グランドメゾン元赤坂 2F
設立 1997 年 7 月 16 日
代表者 牟田口 陽介

製品・サービスに関するお問い合わせ先

〒107-0051 東京都港区元赤坂 1-7-10 グランドメゾン元赤坂 2F
TEL: 03-3470-3171 Email: info@busybee.co.jp

ご参考

以下は、生成 AI ツール for Excel(2023 年 11 月版)で提供する関数と使い方の例です。ご利用には OpenAI 社のユーザーアカウントで支払い方法を登録し、API キー(秘密鍵)を取得する必要があります。

企画書の作成なら BB.ASK(...)関数

形式 BB.ASK(<プロンプト>, [生成温度], [最大トークン数], [モデル])
例 BB.ASK("表計算ソフトについて説明してください")

ChatGPT の chat completion API に質問文を送信し、応答を取得するための関数です。一問一答、QA 形式の会話に適しており、もっとも安価に利用できます。

文脈を反映した文章の生成には BB.CHAT(...)関数

形式 BB.CHAT(<役割列>, <内容列>, [生成温度], [最大トークン数], [モデル])
例 BB.CHAT(A2:A5, B2:B5)
※役割列は 1 行目が「system」、2 行目以降は「assistant」「user」の繰り返しになります

ChatGPT の chat completion API で、AI との一連のやりとりを送信し、会話の続きを応答として取得するための関数です。過去のやりとりを示すことで、訓練データのない場合でも、AI の応答内容を調整できます。

フリーテキストの分類なら BB.CATEGORIZE(...)関数

形式 BB. CATEGORIZE(<内容>, <分類>, [生成温度], [モデル])
例 BB. CATEGORIZE("セルに計算式が書けます", {"ワープロ","表計算","プレゼン"})

ChatGPT の function calling の機能を使って、分類候補を指定するだけで、指定したテキストを分類(タグ付け)するための関数です。プロンプトで分類させると指定外の分類を返したり「それは〇〇に分類できます」といった説明文になったりするなどの問題が発生せず、指定したとおりの回答を応答として取得できます。

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種類
商品サービス

カテゴリ
システム・通信

サブカテゴリ
デジタル
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株式会社ビジー・ビー

URL
https://busybee.co.jp/
業種区分
情報通信
代表者名
牟田口陽介
上場区分
上場