現場作業員は実務経験を重ねるごとに、関節に痛みや不安感を持つようになります。清水建設内での現場アンケート調査によると、40歳以上の作業員の多くは、膝や腰、背中、肩、首などに痛みや不安感を持っており、特に腰に対して、60％が痛みや不安感を持つ傾向にあります。しかしながら、その対処方法は各個人が腰ベルトを巻いたり湿布を貼ったりと痛んだ身体をいたわりながら作業をしているのが実情で、外見からはそのつらさを理解することはできませんでした。また、2022年1月の労働安全衛生法改正にから、高所作業時にフルハーネスの着用が義務化されたため、フルハーネスの重みで身体への負担が増し、自前の腰痛ベルトと両方を装着するわずらわしさがありました。

　「サポートジャケットFH」には3種類のジョイントパーツがあり、現在作業員が保有しているほとんどのフルハーネスと簡単に一体化して使用することができます。「サポートジャケットFH」の「第二の背骨Bb+」により前かがみの姿勢を抑え良姿に導く【フォームナビ機能】、大きな腰ベルトにより腹圧を保つ【ランバーサポート機能】、腹圧の強さをワンタッチで変えられる【腰ベルトフィッティングシステム】の3つの機能を搭載することで、フルハーネスを着用した高所作業時の腰や背中の負担を軽減します。また、脚の筋肉補助を目的とした別売りのマッスルベルトとひざベルトを追加することで、前屈姿勢や起き上がりの力を補助し、疲れを軽減します。

　建設業では、就業者数の減少だけでなく、全体の33.9%が55歳以上と高齢化も深刻化しており、10年後にはその多くが引退する可能性があります。将来の建設業界を担う29歳以下の就業者は全体の11.4％程度と、若年入職者の確保・育成が業界の喫緊の課題となっています。※1

　働きやすい職場環境の整備と安全で健康に働き続けられる環境づくりに「サポートジャケットＦＨ」は効果を発揮するものと期待しています。

　「サポートジャケットFH」は建設業での実証実験を通して開発されましたが、フルハーネスを使用する業界・職種は他にもたくさんあり、エネルギー、鉄道、プラントなどすべての業界で腰に不安を持つ作業員の方にお使いいただけるよう、この販売を通じて広く知って頂き、お手元に届けられる体制を構築したいと考えています。

※1：国土交通省「建設業及び建設工事従事者の現状」参照

　　　https://www.mlit.go.jp/common/001180947.pdf

商品名：「サポートジャケットBb+FIT　フルハーネス ジョイントタイプ」

予定販売価格：¥39,600-(税込)

WEBページURL：https://www.upr-net.co.jp/products/suit/bbfh.html

DIYホームセンターショー2022　ブースNo.4A18

㈱八幡ねじブースにて展示

URL：https://diy-show.com/

【商品写真】

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