社内ラジオ放送を活用した、サービス品質向上の取り組み ~これからの時代に求められるエンジニアとは~
クラウド技術とデータ・AI活用によるデジタル化サービス事業を提供するARアドバンストテクノロジ株式会社(所在地:東京都渋谷区渋谷 代表取締役社長:武内 寿憲、以下、ARI)では、テクノロジカル、コミュニケーション両面でのサービス品質向上を目的に社内ラジオ 「品質よもやまラジオ」の放送を行っています。 エンジニアに求められる資質として、技術的なスキル、知見のほかコミュニケーション能力もあげられる昨今、ARIでは通常の研修、勉強会などの取り組みのほか、現場で活躍している個人のマインドに焦点をあて、ラジオを通したノウハウの共有に取り組んでいます。
■「品質よもやまラジオ」実施の背景
エンジニアのイメージといえば、一人でPCに向かい黙々と作業を行う姿を想像する人が多いと思いますが、プロジェクトに関わる様々な人とコミュニケーションをとる場面も頻繁に発生します。実際に現場で活躍する多くのエンジニアは技術面のスキル、知見に加えてアウトプット能力やコミュニケーションスキルに秀でた人たちです。加えて、エンジニア自身が技術力のみならずビジネスサイドに近い考えと思考力を持ち合わせることによって、プロジェクトの推進力は大きく飛躍するとARIでは考えています。
技術面、知識面でのスキルアップを狙い、ARIでは様々な方法での情報共有、勉強会を実施していますが、これまで具体的なコミュニケーション方法やマインドセットについて、個人のスキルやノウハウ、思考を伝達する場は多くありませんでした。そのため、コミュニケーションスキルや、マインドセットを伝達し広げていく場が必要、という考えから始まったのが「品質よもやまラジオ」です。
近年、ポッドキャストやラジオ、ストリーミング配信など、様々な音声コンテンツの消費が拡大しています。目で追う必要がなく、耳だけを貸してもらう。お昼ご飯中や作業中でも気軽に聞いてもらえる。読む、観るといった負担がないというラジオの利点を活かし、気軽に抵抗感なく必要な情報を得てもらいたい。それが実現できる手段としてラジオ放送を開始しました。
■「品質よもやまラジオ」の特徴
1)現場で活躍している人たちのリアルな話を展開
コミュニケーション、マインド面でのクオリティ、意識向上を計るために、現場の中で活躍している社員のリアルな話に焦点を当てています。個人の活動や考え方の中から、より日常的に仕事のヒントとなるような話題を提供することで、リスナー自身の仕事にも応用しやすい内容を意識して番組を構成しています。
2)個人にフォーカスを当てることで、社内の人を知る機会に
コロナ禍によりリモートワークが定着する中で、社員同士が触れ合う機会が少ない現状を打開すべく、社内にどんな人がいて、どういった仕事をしているのかを知る機会の一つとなっています。ゲストは毎回幅広い部門、職種の人から選抜され、このラジオをきっかけに社内の多くの人に知ってもらおうという試みです。
3)放送は毎週金曜日12:00~。一回の放送は約20分程度です。
※実際の番組内容はこちらからテキストを参照可能です:https://note.com/ari_hr/n/n2fccca9be3a5
今後もARIでは、エンジニアの技術面でのスキルアップと合わせて、アウトカム思考、クライアント思考を浸透させるべく、新たな育成施策を計画していく予定です。
真に求められるエンジニアの育成に注力し、世の中のビジネスをさらに加速させるための一助となることで、より一層社会の未来発展に貢献していきたいと考えております。
参考資料:①リスナーの声、②求められるエンジニア像、③参考データ、④会社概要は
別紙に添付いたします。
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本件に関するお問い合わせ先
ARアドバンストテクノロジ株式会社(略称:ARI)
広報担当:關(せき)、岩井
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-14-16 渋谷野村證券ビル8F
電話:03-6450-6080 Mail:ari-pr@ari-jp.com
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【参考資料】
【①品質よもやまラジオ リスナーの声】
・普段かかわりのない社員のお話も聞けるので、純粋にコンテンツとして楽しんでいます。話の中で「いいな」と思う考え方については、自分の中で蓄積して実際に業務で実践してみようと思っています。少し集中が切れたタイミングで仕事をしながら聞けるのも良いところです。(女性/20代/エンジニア)
・お客様への対応や、部下への接し方など、参考にさせてもらうことが多く、良さそうなものは実践もしています。普段接点のない社員の人となりを知るのにも良い機会だと感じています。(男性/30代/エンジニア)
・自分にとって大切な内容が多いです。放送内では質問も受け付けているので、「人に物事を伝えるときに工夫していること」など、ゲストの方に質問をすることも。放送内容からヒントを得て、実際に自分の業務上で意識してみようと思えます。(男性/20代/エンジニア)
【②なぜエンジニアにコミュニケーションスキル、マインドセットの改革が必要とされるのか
~これからの時代に求められる、ビジネスとテクノロジーの距離を縮めるエンジニア~】
2022年4月に開催されたQiita主催イベントにおいて、ARI取締役専務執行役員(技術部門管掌)中野 康雄が「エンジニアが推進するDXの可能性や主導するエンジニアのあり方」についてトークセッションを行いました。
セッションの中で「エンジニアはDX全行程に主体的に関わっていく存在であるべき」とし、「DXを効果的に進める上では、エンジニアのチームがビジネスメンバーや経営層も含めた他のチームを巻き込みながら、時にリーダーシップを取り、時には裏方的なフォロワーシップを発揮することが成功に近づけるポイントではないかと考えます。」と自身の考えを述べています。
※参考:https://zine.qiita.com/event/202205-salesforce/
2018年に経済産業省が『DXレポート~ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開~』を発表して以来、日本にもDXという言葉が広がり、これまで外部にシステム構築を依頼していた企業も、内製化に向けて舵取りをするケースが増えてきました。
そして今後、内製化の動きがさらに加速すると、エンジニアにはよりビジネスサイドに近い考え方、思考力を持ち、時にはプロジェクトをけん引するリーダーシップが求められます。ビジネスサイド、エンジニアサイドそれぞれの立ち位置でお互いの強みを最大限に活かすことができなければ、内製化の価値は薄れてしまいます。また、内製化という手段をとらない企業であっても市場で遅れをとらないために、他社と同等以上のサービスを目指さなければなりません。そのため、クライアントワークに携わるエンジニアに対しても、同様の期待はよせられるでしょう。
【③参考データより】
アクサス株式会社が、各企業のITエンジニア採用責任者1,013名を対象に実施した「採用課題と背景に関する調査」において、自社のITエンジニアについて人材不足に陥っているかを聴取したところ『若干の人材不足に陥っている(50.0%)』が最も多く、次いで『深刻な人材不足に陥っている(29.3%)』となり、約8割の企業でITエンジニアが不足している状況となっています。(図1)
応募者総数に対する採用率については『40%~59%程度』と回答した企業が30.9%と最多。また、採用率40%を下回る企業も全体の約3割となっています。図1の結果と合わせると、ITエンジニアは不足しているものの、応募数に対して求める人材の採用を十分に行えていない企業が多い状況であると推察されます。 (図2)
また、エンジニアに求めるスキルについては『汎用的な技術知識/スキル(62.6%)』という回答が最も多く、次いで『リーダーシップ(PM・PL)(38.0%)』、『顧客志向(34.9%)』となっています。(図3)そして、求めるスキル(汎用的な技術知識/スキル、リーダーシップ、顧客志向)を持つエンジニアの採用は難しいかという質問に対しては、93.1%が『はい』と回答しています。(図4)
調査実施:アクサス株式会社
調査期間:2022年1月24日(月)~1月25日(火)
調査対象:ITエンジニア採用責任者1,013名
調査手法:インターネットリサーチ
この調査結果からも「これからのエンジニアにはビジネスパーソンとの格差、分断を避けるためのアウトカム思考、クライアント思考が必要とされる」というARIの考えと近しい実態が確認されます。
エンジニアのゴールは「システムをリリースすることではなく、ビジネスの成果に対して自分たちの技術を使ってどう問題解決を行っていくか」であり、「ビジネス、サービス、社会に問題意識を持ち、技術でどう貢献していくか」を思考できるエンジニアは、ビジネスを加速させるためのキーパーソンになるとARIでは考えています。
【ARアドバンストテクノロジ株式会社 会社概要】
社 名 :ARアドバンストテクノロジ株式会社(略称:ARI)
設 立 :2010年1月
資 本 金 :1億円
事業内容 :クラウド技術とデータ・AI活用によるデジタル化サービス事業
グループ事業所:東京、大阪、名古屋
URL:https://www.ari-jp.com
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