ウクライナの美しきバレエダンサーが出演する長編新作映画「道 パッサカリア」が、いよいよ公開
失われた風景をめぐる追憶と再生の物語
息をのむほど美しいダンスシーン
昨年、映画「森へisland」で、ルイス・ブニュエル記念映画賞の監督賞など、海外アート系映画賞25冠を達成した美術家、伴田良輔監督の新作長編「道 パッサカリア」が、12月2日からTCC東京シネセンター(銀座)で公開される。同作にはウクライナのリヴィウ国立バレエ団に所属していたバレエダンサー、ネリア・イワノワ(23)、スヴェトラーナ・シュリヒター(23)の2人、そしてもう一人のウクライナのバレエダンサー、ソフィア・シェイコ(20)が、妖精の水中ダンスを描いた幻想的場面に出演している。3人はウクライナの戦禍を逃れて現在日本で活動しており、彼女たちを日本に招く協力をした世界的バレエダンサーの針山愛美もこの映画に出演して、4人で幻想的なダンスを披露している。
映画は、ダム建設で水中に沈んだ村の人々の「原風景への追憶」をテーマに、錆びたボンネットバスが動き始め、森を駆け抜ける。「究極の詩的映画」と海外映画賞で賞賛を浴びた伴田良輔独特の映像美が随所にちりばめられた衝撃作で、すでにスウエーデン映画賞にセレクトされている。またT.S.エリオット、ルイス・キャロル、アンデルセンらの創作からインスピレーションが埋め込まれ、主演はイタリア人で詩人のディエゴ・マルティーナ。スクリーンにはイタリア語、ウクライナ語、日本語など多言語が行き交う。
サウンドトラック音楽を手掛けたのは世界的パフォーマンス集団ダムタイプの初代音楽監督山中透(dumb type) と、米国在住のピアニスト 藤井斉子、3人組のミュージシャン代官山王国。
出演 ディエゴ・マルティーナ 藤井琴野 多治見智高 藤井琢也 祖父江太丞
針山愛美 ネリア・イワノワ スヴェトラーナ・シュリヒター ソフィア・シェイコ
最上和子 ほか
写真
(上)スヴェトラーナ・シュリヒター ネリア・イワノワ ソフィア・シェイコ
(下)針山愛美 ディエゴ・マルティーナ 藤井琴野
伴田良輔監督
64分カラー 文化庁AFF2採択作品
上映場所 TCC 東京シネセンター
東京都中央区銀座八丁目3番西土橋ビル102(地下一階)
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