アスモグループのロープウェイ事業撤退のご案内
アスモグループ御岳ロープウェイ事業から撤退! 雲海・紅葉は今年が見納めかも!?
日本の単独峰で富士山の次に標高が高い御嶽山のロープウェイ「御岳ロープウェイ」が33年の歴史に幕を閉じようとしています。私共アスモグループを引き継げる会社が現れない場合は休止です。33年皆さまを運んできたゴンドラを利用いただいて、雲海・紅葉の見納めはいかがでしょうか。
拝啓 残暑の候、報道関係者各位の皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
さて、御岳ロープウェイ(長野県木曽町)を運営する私どもアスモグループ株式会社(本社 長野県木曽町 代表取締役 鷲尾晋 業務提携 アドバンス株式会社)は、今期を持ちまして御岳ロープウェイの指定管理者から撤退することとなりました。2011年より指定管理事業者として11年間に渡り運営させていただきました。これも一重に皆様からの大きなご支援があったことと、改めて感謝申し上げます。
2014年の御嶽山の噴火以降、来場者が減少し2020年からは新型コロナウイルスの影響も受けたこともあり苦戦が続いております。
2017年 39,349人
2018年 36,680人
2019年 45,882人
2020年 19,590人
2021年 20,718人
上述の噴火と新型コロナウイルス以外にも、今年の2月からは噴火警戒レベルが2へ引き上げられ8合目以降は登山規制がかかり、ロープウェイの営業も危惧されていました。また、営業活動もできない状態が続きました。(現在は警戒レベルも引き下げられ山頂まで登山が可能です)。その他にも、ロシアのウクライナ侵攻による燃料・物価の急激な高騰、施設の老朽化など様々な問題が重なり資金不足に陥りました。
所有者である木曽町はすでに新しい事業者の公募を行っております。公募は11月30日までとなっているため今期の営業期間終了までに来季の動向がどうなるかは未定です。事業者が現れない場合は休止となり、ロープウェイは利用は今後できなくなります。
ロープウェイが休止になる場合でも6号目の中の湯駐車場から登山することは可能です。ただし、山頂への往復に8時間程度かかるようになり、ロープウェイがあることで初心者にも登りやすい環境がありましたが、今後は気軽に登山できる環境ではなくなってしまいます。
【御嶽山の環境】
御嶽山は標高3,000mを超える高山であり、希少な動植物が生息しています。
山頂付近の登山道高山帯に生息するホシガラス、ライチョウ、クジャクチョウなどが見られ、ライチョウは日本で特別天然記念物に指定されています。
多くの高山植物が自生しており、木曽ヒノキは秋田のスギ、津軽のヒバとともに日本最大美林にも選定されています。
【報道各社へお願い】
最後に、 御岳ロープウェイの新しい事業者が見つからなかった場合、来年以降の運行は未定です。今年の営業期間は残り約2か月となります。来年休止になってしまう場合には、雲海や紅葉を気軽にお楽しみいただける機会は残りわずかとなります。
見納めとして、今年残りの営業期間中に御嶽山へ遊びに来ていただくことの訴求をお願いできませんでしょうか。たとえロープウェイがなくなったとしても、雄大な御嶽山を次世代に引き続ために、まだ来場されたことのない方にたくさん見ていただけたら、最後の本望です。
また、私共アスモグループは今年で撤退となりますが、新しい事業者が見つかった際は運営が継続されます。町の公募期間は11月30日までとなっており、まだ日はありますが、まだまだ募集していることを知っている方は少ないのではないでしょうか。
雲海・紅葉が見納めになってしまうかもしれないということと、来年以降の事業者が見つかるよう、取材、報道していただけましたら幸いです。
立秋とは名ばかりの暑さ続きでございます。皆様におかれましては、体調を崩されませんようご自愛ください。
■御岳ロープウェイ営業期間 2022年11月6日(日)まで
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