【俳優・福士誠治氏も登壇】11月30日(木)開催 イベント参加申込開始!

公益財団法人 日本国際交流センター

2023.11.08 11:00

ブロードウェイ舞台「インヘリタンス―継承―」日本版公演記念セミナー 「40年のパンデミック:エイズの教訓を受け継ぐ」

現代のニューヨークを舞台に、HIVと共に生きるゲイ・コミュニティの人々を描いたブロードウェイ話題作「インヘリタンス―継承―」が、2024年2月に日本初公演(東京芸術劇場)を迎えます。これを記念し、12月1日世界エイズデー前日にあたる、11月30日(木)に一般公開セミナーを開催いたします。

「インヘリタンス―継承―」の主役を演じる俳優 福士誠治氏、日本で長年HIVやLGBTQの問題に取り組んできた生島嗣氏をはじめ、国内外でエイズ問題に立ち向かってきた当事者、専門家や政府関係者等が一堂に会し、世界的なエイズ流行の現状を知り、エイズとの闘いを通じて学んだ教訓を共有し、継承し、再びパンデミック(世界的大流行)を防ぐために必要なことは何かについて考えます。

エイズの原因となるウイルス、HIVの発見から40年が経過しましたが、エイズは今なおパンデミックの状態が続いています。現在、世界中で3900万人がHIVとともに生きており、低・中所得国を中心に年間に63万人がエイズで亡くなっています*。実に、およそ1分に1人の割合でエイズが人命を奪っているのです。SDGs(持続可能な開発目標)の目標3「すべての人に健康と福祉を」にもエイズの収束が設定され、2030年までのエイズ終息を目指す国際的な動きが加速しています。* 出典:国連合同エイズ計画、2022年

SDGs、LGBTQ、グローバルヘルスや感染症対策などに関心をお持ちの皆様、ご参加を心よりお待ちしております。

■日 時:2023年11月30日(木)13:00~16:30 開場12:40

■会 場:東京プリンスホテル2F「マグノリア」(東京都港区芝公園3-3-1|アクセス

■主 催:日本国際交流センター/グローバルファンド日本委員会

■後 援:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場、世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)、公益財団法人エイズ予防財団、特定非営利活動法人アフリカ日本協議会、特定非営利活動法人エイズ&ソサエティ研究会議、特定非営利活動法人ぷれいす東京

■言 語:日本語・英語(同時通訳あり)

申込方法:申し込みフォームまたはQRコードよりお申し込みください。

【プログラム】(敬称略、順不同、内容は予告なく変更になる可能性があります)
 イベントの最新情報はこちらのURLをご覧ください  

総合司会 長野 智子 キャスター
開会挨拶 逢沢 一郎 衆議院議員、グローバルファンド日本委員会共同議長
来賓挨拶 北村 俊博  外務省国際協力局審議官(地球規模課題担当)

13:20  トークセッション「エイズ流行の40年:3世代の記憶を継承する」

世界で最初にHIVが確認され現在も多くの人がHIVとともに生きる米国のニューヨークを舞台に、ゲイ・コミュニティの人々を描いた話題作「インヘリタンスー継承ー」(東京芸術劇場にて2024年2月公演)の主役エリックを務める俳優 福士誠治さんに、役にかける意気込みをうかがい、日本で長年HIVやLGBTQの問題に取り組んできた生島嗣さんとお話いただきます。

長野 智子 キャスター(聞き手)
福士 誠治    俳優 「インヘリタンスー継承―」主役エリック役
生島 嗣   NPOぷれいす東京代表
伊藤 聡子    日本国際交流センター執行理事・グローバルファンド日本委員会事務局長

14:15  スペシャルセッション「アフリカのエイズとジェンダー(仮)」

HIVとともに生きる人の数が世界で最も多い南アフリカからは、若い世代の女性のHIV予防についての研究で高名なカライシャ・アブドゥル・カリム博士を招き、若い女性のHIV感染対策の現状と課題、必要なジェンダーの視点についてお話しいただきます。

カライシャ・アブドゥル・カリム 南アフリカ・エイズ研究プログラム・センター(CAPRISA)次長、コロンビア大学メールマン公衆衛生大学院教授、第4回野口英世アフリカ賞受賞者
瀬古 素子    叡啓大学准教授、グローバルファンド技術審査委員(人権とジェンダー)(聞き手)

15:30  パネル・ディスカッション

国内外でエイズ問題と闘ってきた政府や国際機関の関係者、CSOのリーダーが様々な角度からエイズとの闘いを通じて学んだ教訓を共有しエイズの流行収束と再びパンデミックを起こさないために必要なことを論じ、私たちに何ができるのかを考えます。

長野 智子  キャスター(モデレーター)
川田 龍平     参議院議員
荒木 裕人     厚生労働省 感染症対策部 感染症対策課長
ダイアン・スチュワート 世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)渉外局ドナー・リレーションズ部長
チャールズ・ゴア            医薬品特許プール(MPP)事務局長
モーリーン・ムレンガ       リーン・オン・ミー財団事務局長(ケニア)(ビデオ出演)
コメント:カライシャ・カリム

 

■世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)について

グローバルファンドは、低・中所得国の三大感染症対策を支える官民連携基金。G7を初めとする各国の政府や民間財団、企業など、国際社会から大規模な資金を調達し、低・中所得国が自ら行う三疾病の予防、治療、感染者支援、保健システム強化に年間40億~50億ドルを支援しています。2002年の設立以来、グローバルファンドのパートナーシップの支援により5,900万人の命が救われました。2020年以降の新型コロナ対策では、検査、治療薬、医療用酸素等の供給、保健システム強化で重要な役割を担いました。2000年のG8九州・沖縄サミットで、議長国日本が感染症対策を主要課題として取り上げ、追加的資金調達と国際的なパートナーシップの必要性についてG8諸国が確認したことが、グローバルファンド設立の発端となりました。このことから、日本はグローバルファンドの「生みの親」のひとつと言われています。 

 ■グローバルファンド日本委員会(FGFJ)について

グローバルファンド日本委員会は、世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)を支援する日本の民間イニシアティブで、(公財)日本国際交流センターのプログラムとして運営されています。グローバルファンドに対する理解を促進するとともに、感染症分野における日本の役割を喚起し、政策対話や共同研究、国際シンポジウム、視察プログラム、一般向けの意識啓発などを実施しています。

東京芸術劇場公演「インヘリタンスー継承―」は、日本国際交流センターおよびグローバルファンド日本委員会が特別後援、グローバルファンドも主旨に賛同し後援しています。

■東京芸術劇場「インヘリタンスー継承―」について

「インヘリタンスー継承―」は、2015~18年のニューヨークを舞台に、1980年代のエイズ流行初期を生きた60代、HIVと共に生きる30代・20代の3世代のゲイ・コミュニティの人々を描いた作品。2018年に英国ロンドンで初演、2019年にローレンス・オリヴィエ賞4部門を受賞、その後、米国ブロードウェイで上演、2020年にトニー賞4部門を受賞するなど好評を博した。今回、寡作の演出家として知られる熊林弘高氏が上演権をめぐるコンセプト・プレゼンを勝ち抜き、待望の日本での公演が実現。2024年2月より東京、大阪、北九州で上演。チケット一般発売は2023年11月25日(土)より開始。  

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種類
イベント

カテゴリ
自治体など

公益財団法人 日本国際交流センター

URL
https://www.jcie.or.jp/japan/
業種区分
財団法人・社団法人・宗教法人
代表者名
狩野功
上場区分
その他