『深海ロボット、南極へ行く――極地探査に挑んだ工学者の700日』書籍刊行&イベントのご案内

株式会社太郎次郎社エディタス

2023.11.02 14:43

【11月16日(木)発売】世界初の南極用水中探査機開発記にして、エンジニアから見た南極観測体験記

2023年11月16日(木)、後藤慎平著『深海ロボット、南極へ行く――極地探査に挑んだ工学者の700日』(税込2090円)を弊社より刊行します。本書は、マリアナ海溝をはじめ国内外の深海に自作の水中探査機=ROVを潜らせてきたロボット工学者である著者が、数々の難題をクリアしながら日本初の南極用水中探査機をつくりあげ、南極地域観測隊としてみずから南極に赴き、ROVを南極の湖底に潜航させるまでの怒涛の日々を描いた一冊。著者は、今年出発の第65次観測隊にも選ばれ、24日(金)、2度目の南極へ出発します。出発直前の11月11日(土)に著者によるトークイベントを開催、書籍も先行発売します。

2023年11月16日、『深海ロボット、南極へ行く――極地探査に挑んだ工学者の700日』を弊社より刊行します。

今年もまた、南極観測船「しらせ」が出発の日を迎えようとしています。そのしらせに第65次南極地域観測隊として乗りこみ、2度目の南極へと向かおうとしているのが、この本の著者・後藤慎平さんです。
後藤さんはもともと、マリアナ海溝をはじめ国内外の深海に自作の水中探査機=ROVを潜らせてきたロボット工学者です。それが、2015年、ある相談をきっかけに、子ども時代からあこがれをいだいてきた南極の、湖沼生物調査にかかわることに。数々の難題をクリアしながら日本初の南極用水中探査機をつくりあげ、2017年、第59次隊としてみずから南極に赴き、ROVを南極の湖底に潜航させるまでの日々を描いたのが、この本です。
調査のおもな舞台は、昭和基地から遠く離れたスカルブスネスという露岩域。赤茶けた岩だらけの大地、焼けつくような紫外線、ブリザードに警戒しながらの小屋暮らし、南極の山頂に点在する湖、お花畑のように広がる謎の湖底生物……。著者の目をとおして飛びこんでくるのは、多くの読者にとって、未知の南極の姿ではないでしょうか。 探査機による発見をもとに展開されるひとつの仮説は、著者の研究者としてのアンテナの鋭さを感じさせるものですが、著書はあくまでも自身を技術者としてとらえ、「ロボット工学者が、南極に何しに行くんだ?」とくり返し自問します。700日におよぶ試行錯誤をへてたどり着いたその答えは、南極をめざす人はもちろん、それぞれの目標に挑戦する人にとっても、ヒントとなるものだと思います。

[著者プロフィール]
後藤慎平(ごとう・しんぺい):1983年、大阪生まれ。筑波大学大学院博士後期課程修了。博士(工学)。第59次・第65次南極地域観測隊(夏隊)。民間企業、海洋研究開発機構を経て、東京海洋大学助教。専門は深海探査機の開発、運用。2014年から生物研究にまつわる海洋機器開発に取り組み、2018年には南極の湖底に生息するコケボウズを水中ロボットで撮影する、世界初のミッションを成し遂げた。著書に『深海探査ロボット大解剖&ミニROV製作』(CQ出版)がある。


【刊行記念イベントのご案内】

書籍の発売に先立ち、11月11日(土)、清澄白河のBooks & Cafe ドレッドノートにて刊行記念イベントを開催します。ドレッドノート店主の鈴木宏典さんが聞き役となり、著者の後藤慎平さんが、本の主役である探査機の開発秘話と南極観測のリアルをたっぷり語ります。
会場参加のほか、Zoom配信、オンデマンド視聴もあります。遠方の方も、ぜひ、ご参加ください。

詳細はつぎのとおりです。

——

11/11◎「『深海ロボット、南極へ行く』刊行記念! 後藤慎平先生トークショー」

出演:
後藤慎平

日時:
11月11日(土)19時〜(21時ごろ終了予定)

会場:
Books & Cafe ドレッドノート
https://www.dreadnought-2019.com/

チケット代や参加方法などの詳細は下記のサイトをごらんください。

会場参加
https://20231111dreadnought.peatix.com/view

ZOOM配信視聴
https://20231111dreadnoughtzoom.peatix.com/view

オンデマンド視聴
https://20231111dreadnoughtod.peatix.com/view

【取材ご希望のメディアの方々へ】

後藤さんは、イベント2週間後の11月24日から、第65次南極地域観測隊(夏隊)として、新開発のロボットを携えて2度目の南極に出発する予定です(帰国は4か月後)。ぜひ、イベントを取材していただき、貴媒体にて著者の活動や本書をお取り上げいただければ幸いです。
取材をご希望の場合は、下記担当までご連絡ください。

太郎次郎社エディタス 漆谷
メール:urushidani@tarojiro.co.jp
電話:03-3815-0605

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URL
http://www.tarojiro.co.jp/
業種区分
情報通信
代表者名
須田正晴
上場区分
未上場