11月29日のジョージ・ハリスンの命日にあわせて、「ジョージ・ハリスン直筆の手紙やメモとジョージ・ハリスンが着用したコートの特別展示（主催：ザ・ビートルズ・クラブ）」が、ビートルズの専門ギャラリー「ファブ・フォー・ギャラリー（東京都・渋谷区）」で、2023年11月3日(金・祝)から開催される。展示の目玉は、ビートルズの事実上最後となったルーフトップ・コンサートでジョージが着用したコートやジョージ直筆のコード付き作詞メモ。開催日は11月27日(月)までの毎週土曜・日曜・月曜日だが、「レコードの日」とビートルズ最後の新曲「ナウ・アンド・ゼン」輸入アナログ盤の発売日の11月3日(金・祝)、CD赤盤・青盤 2023エディション発売日の同10日(金)、レコード・ストア・デイ・ブラック・フライデイの同24日(金)、ジョージ・ハリスンのメモリアル・デイの 29日(水) にもオープンする。

ルーフトップ・コンサートとは、1969年1月30日にロンドンのサヴィル・ロウにビートルズが所有していたビルの屋上で予告なしに行われたコンサートで、事実上、ビートルズの最後のコンサートといわれている。そのときにジョージ・ハリスンが着用していたのがこの毛皮のコートで、ビートルズの映画『レット・イット・ビー（1970年公開）』やドキュメンタリー作品『ザ・ビートルズ：Get Back（2021年公開）』のクライマックス・シーンで確認できる。有名デザイナーのマリークヮントに特別にオーダーしたビンテージ・コートであることからも注目され、ビートルズのファッションアイコンのひとつとしても知られている。今回の展示では、コートの前で記念撮影することもできる。

ジョージ直筆の作詞メモは、自身がプロデュースしたジャッキー・ロマックスのアルバム「驚異のスーパー・セッション（イズ・ディス・ホワット・ユー・ウォント？）」に収録された「ユーヴ・ゴット・ミー・シンキング」で、コードも書き加えられている。アビイ・ロード・スタジオのレコーディング記録票の裏に書かれていることから、同曲のレコーディング中に書かれたと思われる貴重なもの。ジョージはロマックスの他、バッドフィンガーらの新人をプロデュースして世に送り出していた。ほかにも、ジョージがドイツ、ハンブルクから差し出した直筆の手紙や、初期のカブトムシの触角がついた「ザ・ビートルズ」の直筆の珍しいロゴが書かれた手紙も展示される。

くわえて、妻、オリビア・ハリスンの監修で、忠実に復刻された原寸大のジョージの手書き作詞原稿6点が展示される。展示されるのは「I Me Mine」、「While My Guitar Gently Weeps」、「Here Comes the Sun」のビートルズ時代の代表曲3点と「My Sweet Lord」、「All Things Must Pass」ほかソロ時代の代表曲3点の計6点。

普段は通信販売でしか扱わないビートルズ・グッズを実際に手に取って購入できるギャラリー・ショップも併設され、直筆サインなどのレア・アイテムも販売される。実際に見て購入できるまとないチャンスとなる。

【イベント概要】
□名称：
「ジョージ・ハリスン直筆の手紙やメモとジョージ・ハリスンが着用したコートの特別展示」

□開館日：
2023年11月4日(土)から27日(月)の毎週土・日・月曜日
2023年11月3日(金・祝) レコードの日＆ナウ・アンド・ゼン・アナログ輸入限定盤発売日
2023年11月10日(金) CD赤盤・青盤 2023エディション発売日
2023年11月24日(金) レコード・ストア・デイ・ブラック・フライデイ
2023年11月29日(水) ジョージ・ハリスン・メモリアル・デイ

□開館時間：
土曜日：11時半から18時まで
日曜日：10時から17時まで
月曜日：13時から17時まで
11月3日(金・祝)：10時から17時まで
11月10日(金)、24日(金)：9時から17時まで
11月29日(水)：11時半から17時まで
（最終入場はそれぞれ30分前まで）

□会場：ファブ・フォー・ギャラリー
□入場無料
□住所：東京都渋谷区笹塚1-31-7 1階
□アクセス：京王線 笹塚駅（南口）より徒歩約2分／小田急線 東北沢駅より徒歩約15分
□お問い合わせ：03-5453-2700（ザ・ビートルズ・クラブ／火曜日から土曜日までの11時から16時まで）
□公式サイト：https://www.i-fab4.jp/george2023/