【開催のねらい】

来年度の介護報酬改定は診療報酬・障害福祉サービス等報酬改定とのトリプル同時改定になります。

2025年に団塊の世代が全員75歳以上となるため、後期高齢者医療の財源確保、給付抑制が一番の課題となりますが、介護給付費の抑制も大きな課題とされています。

（1）防衛費増大の財源を社会保障費の抑制から捻出

（2）円安などによる消費者物価の3%以上の上昇

（3）最低賃金1,000円以上

（4）電気代・ガス代・食材費の高騰による事業運営経費の増大

（5）介護従事者不足の激化

このように、目の前の社会課題が山積みの中、今後将来的に一番の課題となってくるのが少子高齢化ならぬ、「少人材高齢化」です。

そのような社会状況の中で、国が推進する地域包括ケア・地域共生社会では介護分野における「通所系サービスの役割」が大きく変動していくことが予想されます。

全国各地で始まっている訪問介護崩壊化の対策、新類型の複合サービスとして制度設計が予想される「デイでの訪問機能強化」や送迎機能と看護職勤務を生かした「遠隔医療提供の場」、介護職などの実働部隊の存在を生かした「生活支援」「地域づくりの拠点化」など、「通所系サービスのコンビニ化」が地域ケアの核となる可能性が高まっています。

私たち通所系サービスの従事者は、制度が求めていること以上に、今後さまざまな分野での活躍が期待されています。

誇りと使命感を持ち、介護サービスの運営業務に携わっていきましょう。

今大会では「特別講演」「各種セミナー」「実技分科会」「情報交換会」「市民公開講座」に加えて、介護先進都市「福山」で地域の特性に合わせた事業所・施設運営をされている法人の「施設見学ツアー」をご用意し、本大会でしか体験できない内容を多数ご用意させていただきました。

会場参加をすることでしか体験できない質の高い「学び・情報交換の場」が提供できると確信しています。

今大会が次年度以降の事業所運営、現場ケアの始動のヒントになれば幸いです。

【開催概要】

＜日時＞

2023年11月17日（金）～19日（日）

＜会場＞

広島県民文化センターふくやま／まなびの館ローズコム（広島県福山市）

＜対象＞

介護・医療分野に携わる方

＜定員＞

1,000名

＜参加費＞

■3日間

【一般】 20,000円（税・抄録代込）／【月刊デイ年間購読者】16,500円（税・抄録代込）

■2日間

【一般】15,000円（税・抄録代込）／【月刊デイ年間購読者】12,000円（税・抄録代込） ■1日のみ

【一般】10,000円（税・抄録代込）／【月刊デイ年間購読者】8,000円（税・抄録代込）

＜その他＞

本大会は日本認知症ケア学会単位認定講座です（認知症ケア専門士単位：3単位）

【大会プログラム】

■特別講演

「2024年介護報酬改定の行方　医療・介護・福祉のトリプル改定」

【講師】

講師：東　憲太郎 氏（公益社団法人全国老人保健施設協会 会長／介護給付費分科会 委員）

「激論！新類型「訪問・通所」はどうなる!?」

【登壇事業所】

・株式会社PLAST（地域密着型通所介護×総合事業×訪問看護）

・医療法人博仁会（通所リハビリ×訪問リハビリ×通所介護×訪問介護×訪問看護）

・株式会社NGU（地域密着型通所介護×訪問介護）

「利用待ち多数！いつも満員のデイから運営手法を学ぶ」

【登壇事業所】

・株式会社PLAST（デイ×予防リハビリ施設×訪問看護×保育園×児童発達支援×放課後等デイ×就労支援）

・医療法人博仁会（通所リハビリ×訪問リハビリ×通所介護×訪問介護×訪問看護×小規模多機能型居宅介護×シルバーフィットネス）

・株式会社ハート＆アート（共生・多機能型デイサービス：重度心身障害者［児童発達支援×放課後等デイ］×生活介護×自立訓練×通所介護）

「軽度者はどうなる!?要介護1.2の介護予防・日常生活支援総合事業移行への対応で地域包括ケア時代を生き残る」

【講師】

服部　真治 氏（医療経済研究機構 政策推進部副部長／研究部主席研究員）

「2024年介護制度・報酬改定後で変化する介護と生き残る事業所」

【講師】

妹尾　弘幸 氏（日本通所ケア研究会 会長／株式会社QOLサービス 代表取締役）

■実技分科会

「介護予防・転倒予防のレクアクティビティ」

【講師】

神尾　陽子 氏（多機能リハビリセンターありがとうデイサービス 介護福祉士）

「心身機能改善の機能訓練 知っておくべき筋力増強の知識と技術」

【講師】

野田　和美 氏（NPO法人日本介護福祉教育研修機構 認定講師／理学療法士）

「通所で効果を引き出す！日頃困る「こんな方へのリハ・ケア」強い円背、身体が傾く、痛みがあるなど」

【講師】

山﨑　隆博 氏（リハビリテーション＊介護Labo代表／理学療法士）

「活動改善の機能訓練　実践すべき歩行訓練の工夫とADL訓練の工夫」

【講師】

生野　達也 氏（一般社団法人動きのコツ協会 代表理事／理学療法士）

「しゃべる・食べるを支えよう！現場から学ぶ言語リハビリと摂食嚥下リハビリ」

【講師】

大瀧　浩之 氏（西広島リハビリテーション病院 言語聴覚士）

荏原　幸恵 氏（西広島リハビリテーション病院 言語聴覚士）

「通所で効果を引き出す！日頃困る「こんな方へのリハ・訓練」活動したがらない方、うつの方など」

【講師】

石田　竜生 氏（介護エンターテイナー 作業療法士）

「誰にも安全で効果的にできるフットケア 爪・足裏・むくみのアセスメントとケア」

【講師】

山本　香百合 氏（ナーシングフットケアNIKO 代表）

「脳梗塞後遺症（片麻痺など）がある方のケアを見直す！脳梗塞後遺症がある方の生活の視点によるワンランクアップの介護職のかかわり」

【講師】

山出　貴宏 氏（株式会社NGU 代表取締役／介護福祉士）

「認知症のリハビリ・機能訓練　軽度者への認知リハ・中重度認知症の方へのリハ」

【講師】

講師：川畑　智 氏（株式会社Re学 代表取締役／理学療法士）

「認知症のケア力アップ！知識を実践に変える！介護技術を用いた望ましいかかわりを知る」

【講師】

山出　貴宏 氏（株式会社NGU 代表取締役／介護福祉士）

「良くなる見込みのない「立てない方」にどんな機能訓練をしたら良いのか」

【講師】

生野　達也 氏（一般社団法人動きのコツ協会 代表理事／理学療法士）

■運営セミナー

「通所リハ包括報酬の行方とこれらからのシステム構築」

【講師】

野尻　晋一 氏（介護老人保健施設清雅苑 施設長）

「稼働率90％確保へ！利用者増のマル秘戦略　個々に応じた特色あるサポートで新規利用者増、ケアマネ信頼アップ術」

【講師】

川辺　文枝 氏（生活維持向上倶楽部「扉」管理者／生活相談員）

西田　大輔 氏（生活維持向上倶楽部「匠」管理者／社会福祉士）

「利用者減のデイ生き残り！共生型サービスの始め方」

【講師】

茂木　有希子 氏（株式会社ハート＆アート 代表取締役／作業療法士）

「介護現場における事故対応の具体策（1）転倒・窒息・行方不明・紛失、破損・交通事故など起きる前にできること～予測と準備の具体策～」

【講師】

榊原　宏昌 氏（天晴れ介護サービス総合教育研究所株式会社 代表取締役）

「小規模法人の赤字体質からの脱却！明日から実行する具体的アクションプログラム」

【講師】

山下　総司 氏（株式会社IDO介護部門ディレクター）

「デイサービス戦国時代！生き残りをかけた保険外サービスの始め方とおすすめサービス3選」

【講師】

石原　孝之 氏（株式会社3C 取締役／NPO法人結び家 理事）

「介護現場における事故対応の具体策（2）転倒・窒息・行方不明・紛失、破損・交通事故など事故発生時に行うこと～家族・行政対応を中心に～」

【講師】

榊原　宏昌 氏（天晴れ介護サービス総合教育研究所株式会社 代表取締役）

■認知症ケアセミナー

「認知症高齢者のBPSDをひも解く」

【講師】

講師：川畑　智 氏（株式会社Re学 代表取締役／理学療法士）

「脳機能から考え事例で学ぶ！認知症ケアのポイント」

【講師】

渡辺　哲弘 氏（株式会社きらめき介護塾 代表取締役）

「認知症の方との介護専門職としてのコミュニケーションの取り方」

【講師】

黒木　勝紀 氏（医療法人大誠会グループ 統括介護部長）

「認知症の人へのナラティブベイスドケアのアプローチ」

【講師】

北村　恵子 氏（浅井東診療所 看護師／認知症ケア上級専門士／プライマリ・ケア認定看護師）

■大会プレセミナー

「オープン3ヵ月で満床を実現する入居施設づくり」

【講師】

妹尾　弘幸 氏（株式会社QOLサービス 代表取締役／月刊デイ編集長）

「2024年制度改定・報酬改定に向けたデイの運営」

【講師】

妹尾　弘幸 氏（株式会社QOLサービス 代表取締役／月刊デイ編集長）

「人材不足時代だけど「数合わせ採用」を辞めよう！人材育成→人材定着→人材確保・応募ゼロからの脱却法と「指示待ち型」から「自立型」スタッフを育てよう」

【講師】

井戸　和宏 氏（株式会社IDO 代表取締役）

■サンセットセミナー

「認知症ケアカレッジ！総合的認知症ケアの理解」

【講師】

妹尾　弘幸 氏（株式会社QOLサービス 代表取締役）

「明日からの書類作成の生産性が10倍になる！介護事業所でのChatGPT実践方法」

【講師】

飯室　達也 氏（CareWizメディア 編集長／作業療法士）

■特別セミナー

「空床を作らない！高品質グループホームの運営方法」

【講師】

妹尾　弘幸 氏（総合介護施設ありがとう 総施設長）

■市民公開講座　※参加費無料

「人生の「しまいかた」を考え最高に私らしく余生をおくる～選択できるわたしの「いき（生・活・逝）かた」～」

【講師】

・岡本　深雪氏（一般社団法人Flower's）

・森田　裕治氏（医療法人黎明会）

・三谷　淳氏（ミタニ法務事務所）

・金尾　英正氏（湯野山東福院住職）

「認知症の「人」のキモチ～心に寄り添い、地域で支える～」

【講師】

渡辺　哲弘 氏（株式会社きらめき介護塾 代表取締役）

「「頭」と「体」の体操で介護いらず！～介護原因となる認知症と転倒骨折に備える～」

【講師】

講師：川畑　智 氏（株式会社Re学 代表取締役／理学療法士）

■一般演題発表

「デイの運営」「認知症ケア」「自立支援の取り組み」「ケア、リハビリの工夫」「その他」

全国各地のキラリと輝る日々の取り組みの発表

【大会公式ホームページ】

https://tsuusho.com/conference/

【お問い合わせ・資料請求】

日本通所ケア研究会事務局

担当：小川

〒721-0902広島県福山市春日町浦上1205

TEL：084-971-6686

FAX：084-948-0641

メール：info@tsuusho.com

【株式会社QOLサービスについて】

本社：〒721-0902　広島県福山市春日町浦上1205

代表者：代表取締役　妹尾弘幸

設立：1998年4月21日

資本金：1,000万円

Tel：084-948-0439

Fax：084-948-0435

URL：http://www.qolservice.co.jp/

事業内容：広島県福山市を中心に「出版事業」「介護事業」「教育事業」を手がける。「福山市から全国へ情報発信を」を理念に、全国各地の介護事業所向け月刊誌「月刊デイ（25,000部/月）」など介護福祉関連の書籍を多数出版。また、毎年介護事業者・介護従事者の実践発表の場となる全国大会を開催。特徴あるデイサービス、グループホーム、訪問介護・看護、定期巡回、サービス付き高齢者住宅などの介護事業も手がけ、各種メディア媒体で運営・取り組みが取り上げられている。

※日本通所ケア研究大会（合同開催）認知症ケア研修会in福山とは

「福山市から全国へ情報発信を」を理念に、株式会社QOLサービスの教育事業部が毎年介護事業者・介護従事者を対象に行う実践発表および業界の最新情報を提供する場となる全国大会。