１.【目的】　「新規性」×「サービス」　（声磨き健康経営研修）

　体系立てられた声磨きトレーニング研修を実施することで、声磨きの習慣が身につき、健康増進やリフレッシュ、マインドフルネスを促し行動変容に繋げ、従業員の皆様の健康意識向上を図ります。同時に自己表現のツールでもある「声」を磨くことで、自己効力感を高め、やる気を引き出し、個人の能力を最大限に発揮できるようになることで、社内コミュニケーションの活性化を促し、生産性の向上、組織力の向上、ひいては企業価値向上を目指します。従業員の皆様一人ひとりが健康で活き活きと笑顔で働ける職場づくりの一助として、声磨きトレーニングを取り入れます。

2．【実施背景】「従来の健康セミナーとは異なる、新しい切り口で健康経営を」

　働き方改革の一環として健康経営に取り組む企業が増加傾向にある昨今、健康にまつわるコンテンツが形骸化しているという現場の声を伺いました。健康経営に取り組む上で、人事担当者が新しい切り口のコンテンツを模索していることは、当社が実証実験を行うブリヂストンBRM(株)様へのヒアリングで頂いた以下のコメントからも分かります。

　「昨年度まで健康向上セミナー等の取り組みを実施。今年度は単発の座学で終わるのではなく、ワークショップを絡めながらより実践的な内容で、かつ身に付き健康意識の定着を図り、日常でも活用できるような内容を実施したい。（ブリヂストンBRM(株)人事総務部上岡部長より）」

→このようなご意向を基に、確実に効果を実感し行動変容を促し定着が図れる研修プログラムを基に本事業を推進することに至りました。

3.【研修概要】

　健康経営の一環として、呼吸法・発声法・表情筋・滑舌トレーニングなどの体系立てられた声磨きトレーニングを企業の従業員へ提供し、健康意識を高め行動変容に導きます。

・のどを鍛える健康声磨き研修(対面・90分)/月×3回

・定着を図るためのフォローアップトレーニング（オンライン・15分）/週×6回

・毎朝続ける朝礼での声磨き体操動画、音源、インストラクションの提供

・事前事後アンケート、効果測定、報告書の作成

ターゲット：会社として健康経営に注力し、新しい切り口の健康研修や取り組みを探している企業

4.【本事業への想い】

　のどの衰えは発声だけでなく、物を飲み込む嚥下機能の低下も招きます。そのため、誤嚥性肺炎で亡くなった人は年間約4万人（2019年厚生労働省調べ）、2030年には約12万人まで増えると推定されています。呼吸・嚥下・発声の3つの機能が集中しているのどを鍛えることで、シニアにとっては口内環境の改善・嚥下機能向上・呼吸機能改善・転倒予防などの副次効果が期待できます。さらに、自己表現のツールである「声」に向き合いトレーニングを重ねていくことで、ハリのある声を手に入れて自信を取り戻すことができ、受講者の皆さんはやる気や勇気が湧いてくるとおっしゃいます。このように、声磨きは人々の自己効力感を高めQOL（クオリティオブライフ）を保つ一助となっています。

　本事業は、創業以来弊社が取り組んできた実績・ノウハウを活かしながら、コロナ下の社会的背景や需要を汲み取り時代に即したプログラムを会社の健康経営に落とし込んだ新事業です。話し方スクールは全国に数多く存在しますが、健康経営の切り口で事業展開をしている企業はまだありません。声を用いた健康経営プログラムに着眼し実行するのは弊社が日本初となります。弊社で提唱する声磨きは、単に発語発声やプレゼン力を向上するだけでなく、健康にも美容にもメンタルヘルスにもプラスに作用すると副次的な効果が沢山あるため、企業の健康経営の視点からも有益なのです。

今年3月より実証実験を行ったところ社内外から大きな反響を呼び、直近ではテレビ埼玉「埼玉ビジネスウォッチ」で特集が組まれるという実績も受け、世の中にとって価値あることだと認めて頂いたことで背中を押され、事業拡大に向けアクセルを踏む決断に至りました。声磨きで企業の従業員の皆様が健康で活き活きと笑顔で働ける職場づくりを目指し、日本全国の企業様の生産性向上に寄与し、「声のチカラで会社を元気に！」するサポートを致します。

■ブリヂストンBRM(株)　実施報告書概略

別紙：声磨きによる元気な会社づくりに関する調査結果

＜以下、参考資料＞

■代表者：佐藤 恵（さとう めぐみ）

■その他（表彰・書籍など）

さいたま市ニュービジネス大賞奨励賞女性創業賞受賞

埼玉県経営革新計画承認,経済産業省経営力向上計画認定

埼玉県SDGsパートナー登録,さいたま市SDGs企業認証制度認証

＜著書＞

「たった15秒で好感度があがる声の磨き方・話し方」

「ちゃんと話をきいてもらえる！声を磨く22のレッスン