食材を使ったおうちモンテにも安心 キッズ家具ブランド「MINORINO」の製品が食品衛生法に適合
第17回キッズデザイン賞も受賞した知育家具の塗料の安全性が認められました
株式会社NEM(本社:東京都葛飾区、代表:志村 千奈都)は、当社が運営する「インテリアになる知育家具。」をコンセプトとしたキッズ家具ブランド「MINORINO(みのりの)」の製品の品質試験を第三者機関にて実施し、その分析の結果、使用している塗料が食品衛生法に適合したことをお知らせいたします。
子どもの自立心を育てる知育家具だからこそ、安全性にこだわりたい
通常、食品衛生法により規制を受けるのは、「乳幼児が接触することによりその健康を損なうおそれがあるものとして厚生労働大臣の指定するおもちゃ」です。それらは食品、添加物、器具容器包装の規定を準用することが同法に定められています。
本来、キッズ用を含む「家具」は食品衛生法の規制を受ける製品ではありませんが、MINORINOは幼児期の親子に伴走する知育家具として、以下のようなケースを想定し、このたび食品衛生法に基づく品質試験を実施するに至りました。
<想定されるケース>
- デスクでおやつなどの軽飲食をとる
- トレイで食品を持ち運ぶ、食材を用いたおうちモンテッソーリの取り組み(※1)
- デスクを乳児期のつかまり立ちの補助に使用する
- 主として使用する幼児のほかに、乳児も過ごす部屋で使用する
※1 MINORINOはモンテッソーリ教育のメソッドに基づいて設計された家具ですが、モンテッソーリ教育では衣食住における自立を目指す「日常生活の練習」がカリキュラムの重要な構成要素となっています。例えば、果物や野菜を切ったり、お茶を淹れたりするような、家庭でも簡単に取り入れられる食材を使ったアクティビティは子どもたちにも人気があります。
第三者機関による品質試験では、製品に使用している2種類の塗料の試験を実施しました。
<試験対象の塗料>
透明:各製品主要部
黒色:各製品引き出し前面部、CHAIR座面部、TRAY
品質試験の分析の結果、全ての検査項目において、食品衛生法に基づく、食品、添加物等の規格基準(昭和34年12月28日厚生省告示第370号)に適合いたしました(※2)。
※2 品質試験実施概要
試験機関:一般財団法人ボーケン品質評価機構
試験日程:2023年8月8日~9月23日
試験項目:
【材質試験】フタル酸ビス(2-エチルヘキシル)(DEHP)、フタル酸ジ-n-ブチル(DBP)、フタル酸ベンジルブチル(BBP)
【塗膜3元素】カドミウム、鉛、ヒ素
【溶出試験】着色料
試験結果:
【材質試験】適合
【塗膜3元素】適合
【溶出試験】適合
MINORINOの安全への取り組み
MINORINOは子どもたちの自立をサポートする知育家具です。「子どもが自分で考え、自分で実行する」という自立のステップは、安全が保証されている環境でのみ機能すると考えています。「安全は知育家具の大前提である」というのが我々の立場です。
原材料だけではなく、設計段階においても安全性は考慮されています。収納家具の引き出しは、子どものケガが発生しやすい部分ですが、MINORINOは指はさみによるケガを防止するため、意図的に上部にすき間を開けています。加えて、開閉時に意図せず勢いがついてしまう引き出しレールをあえて使用していません。ケガの発生リスクを減らす設計を施しつつ、デザイン性も諦めないのがMINORINOのこだわりです。
MINORINOは子どもたちにも寄り添い、その子どもたちを愛するお母さん・お父さんにも寄り添うブランドとして、今後の製品開発においても、第一に安全性を追求して参ります。
MINORINOプロデューサー/株式会社NEM代表・志村千奈都コメント
MINORINOは、モンテッソーリ教育への尊敬と共感から生まれたブランドですが、その創業の背景には私自身の原体験が深く関わっています。
私にはまもなく3歳になる息子がいます。この3年、多忙な子育て家庭が直面する「子どもの教育に時間をかけられない」というジレンマを当事者として感じてきました。産後2ヶ月での仕事復帰以来、子どもと過ごす時間が限られるようになり、また、忙しい日常の中で子どものペースを急かすことが増え、子どもと過ごす少ない時間の一瞬一瞬を有意義に使えているのか自問自答する日々でした。子どもと学びの多い時間を過ごしたいという理想と、この現実のギャップは母親としての自信もじわじわと奪っていきました。
そうした中で、モンテッソーリ教育に出会いました。この教育法には「子どもは生まれつき自己教育力を持っており、適切な環境が与えられれば、彼らは自ら成長する」という考え方がベースにあります。環境こそが子どもの自立を促進し、その成長をサポートするという考え方に感銘を受け、私が自ら子どもを手取り足取り導くのではなく、環境を整える裏方としてサポートするという関わり方に切り替えていきました。
その経験から、日常生活の空間、特に親子が長い時間を共に過ごすリビングを子どもが成長する場として整えることで、多くの子どもたちの教育機会を増やせるのではないかと考え、MINORINOを立ち上げました。
このような創業背景を持つMINORINOだからこそ、子どもたちだけでなく、そのお母さん・お父さんにとっても安心できる「安全な家具」であるという視点が非常に重要だと思っています。『MINORINOが提供するのは「家具」そのものではなく、親と子、それぞれが充足感を持って過ごせる「日常」である』という私たちのブランドづくりの原則にも通ずるところがあります。この視点を決して忘れず、今後もMINORINOを成長させて参ります。
インテリアになる知育家具。「MINORINO(みのりの)」とは
インテリアになる知育家具。
MINORINOは、国際モンテッソーリ教師・清水美香氏の監修のもと、モンテッソーリ教育のメソッドに基づいて設計されたキッズ家具ブランドです。高さ調整できるDESKとCHAIR、収納家具であるSHELFやCHESTを自由に組み合わせ、部屋のスペースや子どもの数に応じてお好みのかたちでご使用いただけます。2023年9月1日(金)から10月30日(月)まで、Makuakeにて先行販売を実施。第17回キッズデザイン賞受賞。
ブランド公式ページ:https://minorino-f.com/
先行販売ページ:https://www.makuake.com/project/minorino/
株式会社NEM会社概要
NEMは、キッズ家具ブランド「MINORINO(みのりの)」を通じて、仕事に育児と日々大きな負担を抱える子育て世帯の課題を新しい形で解決することを目指しています。「子どもの世界にあふれる笑顔を」をコーポレートスローガンに据え、「すべての子どもたちの権利が尊重される世界をつくる」というミッションを達成すべく、日々の企業活動を行っています。東京都女性ベンチャー成長促進事業「APT Women」の第8期生として採択されています。
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