台風被害から4年、今伝えたい奇跡の実話。クラウドファンディングで240名超が支援し出版
宮城県丸森町「ポツンと一軒店」店主が語る、令和元年東日本台風での床上1.6m水害からの復活
2019年10月12日、台風19号による洪水・土砂崩れで各地で100名以上の死者を出した「令和元年東日本台風」から4年が経ちます。当時、床上1.6m浸水で店舗に壊滅的な被害を受けた、宮城県丸森町「いなか道の駅やしまや」の店主 八島哲郎氏(61)が当時の経験をまとめた書籍を発売します。
海辺の出版社(神奈川県茅ヶ崎市/代表:石川真紀子)は2023年10月12日、八島哲郎著「お人持ちの法則」を出版します。
著者の八島哲郎氏(61歳)は、宮城県丸森町でタケノコと柿を生産する農家であり、山あいにポツンと1軒店「いなか道の駅やしまや」を経営しています。
八島氏はこのような「正真正銘、田舎のオヤジ」ではありますが、実は丸森町名産のタケノコと干し柿の旬のシーズンには必ずと言っていいほどテレビや新聞に登場する、東北ではお馴染みの顔です。
また、内閣府による2022年「農村漁村(むら)の宝アワード」で個人賞に採択されるなど、地域における取り組みが評価されている人物でもあります。
このたび、八島氏はクラウドファンディングで240名超の支援を受けての出版となりました。書籍はすでにクラウドファンディングのリターンとして数百名が予約、発売前から話題となっています。
書籍の内容の中心は、令和元年東日本台風の被害からの復活を通じた、人と人とのつながりの実話です。
阿武隈川沿いに位置する同店は床上1.6mの浸水にあい、店の看板やデッキが流され、タケノコ畑も大きな被害を受けました。再起不能かと思われた壊滅的な状況の中で、救ってくれたのは、これまで遠方からわざわざ店に買い物に来てくださっていた「お客様」たちが起こしてくれた『奇跡』でした。
なぜ復活することができたのか。その経緯にひそむ「真の理由」を余すところなく伝えるのが、この本です。
また、八島氏の経営する店は、曽祖父の代の「よろずや」から始まり、創業130年の歴史がある『百年企業』でもあります。
これまでも、10回にわたる浸水被害、東日本大震災でタケノコの出荷停止が2年間続くなど、さまざまな困難に見舞われながらも、そのたびに復活してきました。
その姿は、多くの人に刺激を与えています。また、常に新しいチャレンジを忘れない八島氏には多くのファンがいます。「いなか道の駅やしまや」は山間部の1軒店ながら常に賑わいを見せています。
これからの時代、どこの地域でも高齢化による人口減少、経済の縮小が避けられないと言われる中で、独自の発想で決してあきらめず、新しい手を無限に打ち続けている八島氏の考え方、生き方が凝縮された本です。
これからも日本のどこでいつどんな災害が起こるかわからないこの時代、大事なのは「お金持ちより、お人持ち」。
これをキーワードに、流行りのハウツー本にはない、実体験に裏打ちされた生々しいエピソードを紹介しています。
「災害大国を生きる日本人がこれから本当に大切にしたい『6つの法則』」
として、わかりやすくまとめられています。
台風被害から4年。宮城県丸森町では10名が亡くなり、未だ復興の道なかばにあります。そこでこの書籍の売上の10%を丸森町に寄付し、災害復興にお役立ていただきたいと考えています。
定価は3000円(税抜)と書籍としては高額ですが、関心を風化させず「誰かが誰かを応援したいと思う気持ち」が広がるきっかけになると考えています。
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