福島県初「子宮頸がんセルフ検査事業」記者会見の御案内

特定非営利活動法人子宮頸がんを考える市民の会

2023.10.04 16:57

日時:2023年10月10日(火)15:00~16:00 場所:いわき市役所 本庁舎2階 記者クラブ

今年度、福島県で初めて行政が協力をする形で福島県立医科大学地域産婦人科支援講座(研究代表者 本多つよし:勤務先 いわき市医療センター産婦人科)が、子宮頸がんの原因となるウイルスであるヒトパピローマウイルス(以下、HPV)の自己採取法有用性の研究事業として行います。子宮頸がん検診5年間未受診(25~60才国保加入)の方約7000名で研究に同意した方が対象になります。HPV陽性の検査結果が出た市民には子宮頸がん検診受診を促し、検診受診率の上昇に繋げ「子宮頸がんで子宮・命を失うことがない社会の実現を目的」に事業を開始します。

【社会背景】

子宮頸がん予防のためには検診とワクチンの両輪が必要です。ただ、日本の子宮頸がん検診受診率は欧米に比べ未だに低い状態にあります(ワクチン接種率も低い)。2013年に子宮頸がん検診受診率が40%を超えましたが、未だに43.7%と低いままです。福島県においては子宮頸がん検診受診率が37.6%と全国と平均に比べ低く、いわき市においては17.7%と県内において最も低い受診率です。子宮頸がんは検診により前がん病変で発見でき女性の命はもちろん、妊よう性(妊娠するための力)を維持する事ができます。妊よう性を維持することは少子化対策にも関与するためいち早く今の子宮頸がん検診受診率が低い課題を解決すべきでありますが、いわき市に限らず何処の地域も苦戦していて、多くの若い女性が子宮頸がんにより子宮を失っているのが我が国の現状です。

近年、欧州では子宮頸がん検診に新しい技術である自己採取HPV検査を導入した国も出てきました。欧州においては既に子宮頸がん検診受診率が60~80%となっていますが、自己採取HPV検査を導入する事により更に5~5.4%の受診率向上につながったという報告もあります。自己採取HPV検査は医師採取と感度・特異度と共に同等であることが国内外の調査で示されています。これらの事から子宮頸がん検診受診率が県内で最も低いいわき市で自己採取HPV検査を導入する事で子宮頸がん検診受診者が増えると予想し、これらの結果を用いて、子宮頸がん検診未受診者を対象とした受診率の改善モデルになるよう県内全体に普及していきたいと考えいます。今回の研究を広くいわき市民に周知していただくために、皆様のお力をお貸しください。取材をお待ちしております。

日時:2023年10月10日(火)15:00~16:00

場所:いわき市役所 本庁舎2階 記者クラブ

内容:「子宮頸がんとは?誰が罹患をするのか」本多つよし医師

   「いわき市子宮頸がん検診の現状」いわき市健康づくり推進課

   「ヒトパピローマウイルスの自己採取法有用性の研究事業概要」本多つよし医師

   司会 渡部享宏(特定非営利活動法人 子宮頸がんを考える市民の会) 

主催:福島県立医科大学地域産婦人科支援講座

協力:いわき市健康づくり推進課

 特定非営利活動法人 子宮頸がんを考える市民の会

 

   

当日、記者クラブに直接お越し下さい

 

 

 

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美容・健康