京都の大学生が中心のインターンシップチームが宇治のお茶室、伏見の商店街で地域の人々の思いを込めた3Dモデル制作に挑戦
国連主催の国際会議「IGF京都2023」内の展示会ブースで成果を発表
観光事業やDX支援を行う株式会社イザン(本社:京都市伏見区、代表取締役:井上浩二)は、2023年10月に京都で開催される国連主催の「IGF 京都2023」内の展示会「IGF Village」に出展いたします。 インターンシップ生が進める「NOKOSUプロジェクト」が出展のテーマです。「NOKOSUプロジェクト」は人々の思いを3Dモデルをはじめとしたデジタルアーカイブとして残していく取り組みです。
■NOKOSUプロジェクトの概要
NOKOSUプロジェクトの発端は京都の会社「イザン」のインターンシップ生の卒業制作。彼女が挑んだのは幼い頃から何度も訪れた大好きなおばあさんのお家をデジタルのアルバムにしてプレゼントすること。インターンシップの活動で学んだことを生かし、おばあさんの家を3Dモデルのバーチャルツアーにしました。 この卒業制作は「NOKOSU」と名付けられました。それから2年、新たなメンバーを迎えて、NOKOSUプロジェクトは動き出しました。最新のテクノロジーを用いて、人々の思いを形にしていくのがNOKOSUプロジェクトです。
■プロジェクトのメンバーはインターンシップ生
NOKOSUプロジェクトは京都の大学生を中心としたメンバー構成ですが、メンバーを率いるのは茨城在住の筑波大学大学院生である一倉さん。彼は以前から3Dスキャンの技術を使った文化財保全の活動をしていました。
一倉さんがもつ技術や経験はプロジェクトのなかで発揮されています。
■歴史ある宇治のお茶室、伏見の商店街に関わる人たちの思いをアーカイブ
9月末、永禄年間の創業以来450年間茶業を営む宇治市の「上林春松本店」にて、お茶室「松好庵」を3Dデジタルアーカイブにしました。インターンシップ生は第十五代 上林春松さんを取材し、その考えや思いをデジタルアーカイブのなかにコンテンツとして設置。10月に入ってからは、京都市伏見区の「納屋町商店街」全体をひとつの大きな3Dデジタルアーカイブにしました。商店街の方々にお話をうかがい、その思いに触れられるように工夫を凝らしました。
■インターネット・ガバナンス・フォーラム京都2023内の展示会に出展
国連主催のインターネット・ガバナンス・フォーラム(IGF)はインターネットに関する課題について話し合う、インターネット政策の分野で重要な会議です。NOKOSUプロジェクトはIGF内の展示会「IGF Village」にブースを出展します。宇治のお茶室、伏見の商店街のデジタルアーカイブもご覧いただけます。
ブースには来場者の方に「残したいもの」を書いていただくボードを設置します。大切にしたいもの、残していきたいものに対してインターネットに何ができるのかを考えるきっかけになればと考えています。
NOKOSUプロジェクト Webサイト
https://www.nokosu.pro/
IGF京都2023
会場:国立京都国際会館
会期:2023年10月8日~12日
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