石川県立歴史博物館 秋季特別展「御殿の美」
城を創る者、継ぐ者
近世城郭において政治・儀礼・生活の場であった「御殿」。内部は豪華絢爛な障壁画、金工品などで彩られ、権威を演出していました。
城郭御殿は江戸時代初期、寛永期を頂点に大成したとされ、この時期に遡る貴重な現存例が、二条城二の丸御殿です。そして、双璧たる名古屋城本丸御殿は昭和20年の空襲で失われましたが、慶長・寛永期の障壁画が今も伝えられています。
一方、江戸城の諸御殿や金沢城二の丸御殿のように、江戸時代初期の創建以来、幕末まで罹災と復興を繰り返してきた例もあります。再建では旧規を守りつつも、当時の為政者の美意識が反映されました。
本展では、こうした城郭御殿をめぐる「時の流れ」に注目し、機能と美のあり方に迫ります。石川県での展示は初めてとなる二条城二の丸御殿障壁画、35年ぶりになる名古屋城本丸御殿障壁画が勢ぞろいする特別な機会であるとともに、復元の気運高まる金沢城二の丸御殿に関する最新の研究成果を一挙紹介する展覧会となります。
会 期:令和 5 年 10月14日(土)~11月26日(日) 44日間
前 期:10月14日(土)~11月5日(日) 23日間
後 期:11月7日(火)~11月26日(日) 20日間
休館日:11月6日(月)
開館時間:9:00~17:00(展示室への入室は16:30まで)
※10月14日は11:00開館
会 場 :石川県立歴史博物館 特別展示室・企画展示室
主 催:石川県立歴史博物館、いしかわ百万石文化祭2023実行委員会
企画協力:石川県金沢城二の丸御殿復元整備推進室、石川県金沢城調査研究所
特別協力:北國新聞社
観 覧 料:一般1300(1000)円 大学生・専門学生1000(800)円 高校生以下無料
※( )は20名以上の団体料金/65歳以上の方は団体料金
障がい者手帳または「ミライロID」ご提示の方および付添1名は無料
特別展ページ https://www.ishikawa-rekihaku.jp/special/special_top.php?cd=2023081701
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