■スペースシェアリングサービスカオスマップ2023年版の特徴
・レンタルスペースのシェアサービスが一部増えたが、それ以外の増加はあまりなし
・ウィズコロナ期に増えたゴーストレストランの撤退が顕著に見られる
・大手企業のスペースシェアリングサービスへの参入が増える

前回：スペースシェアリングサービスカオスマップ2022年版 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000075.000024093.html

■スペースシェアリングサービスカオスマップ2023年版の考察

①レンタルスペースサービスが一部増えたが、それ以外の増加はあまりない。

スペースシェアリングサービスは新型コロナウィルスの影響を多かれ少なかれ受けており、ようやく今年新型コロナウィルスの影響から脱しつつありますが、スタートアップにとって資金調達が難しくなっているなど厳しい環境が続いていることから、2023年はスペースシェアリングサービスの新規参入はあまり見られませんでした。しかしレンタルスペースのシェアサービスの参入はやや増加しており、これは*物価高、そこからくる不景気に伴う個人の副業意識が高まっている中での受け皿として機能していると考えられます。
副業のニーズは高まっているので、今も継続できているスペースシェアリングサービスへ一手に需要が集まることが想定されます。

*株式会社コンプライアンス：「会社員の9割以上が物価が高騰しても給料が上がらなかったと回答！現在の収入に満足している方の割合とは？」より

②ウィズコロナ期に急増したゴーストキッチンサービスの撤退が顕著に見られる。

2022年には新型コロナウィルスの影響がまだまだ続いており、フードデリバリーの需要が伸びたことに伴ってゴーストキッチンサービスが一気に増えました。しかし影響を脱した2023年には、事業撤退やピボットを行った企業も多く、ウィズコロナだからこその特需だった可能性があります。
ゴーストキッチンサービスは世の中に普及していくかどうかの瀬戸際と言えるでしょう。

③大手企業のスペースシェアリングサービスへの参入が増える

「ブクマスペース」や「OMEMIE」など大手企業の新規事業としてのスペースシェアリングサービスへの参入が見られます。
これはオープンイノベーションの普及、シェアリングエコノミーへの理解度の向上、不況の影響が少ないなどが考えられます。
大手企業はリソースを多く抱えているので、これからもこういった参入が増えてくることが想定されます。

■スペースシェアリングサービスカオスマップ2023年版作成の背景

新型コロナウィルスの影響を脱し通常の生活が戻りつつあります。しかし世の中は近年経験したことがない物価高、不景気が直撃しており、その影響がビジネス、個人に深く影響していると考えられます。
2021年などはスペースシェアリングサービスは多く参入がありましたが、2023年の今、スペースシェアリングサービスへの新規参入はあまり見られません。しかし不景気に伴った副業のニーズ自体は高まっており、スペースシェアリングサービス参入は少ないものの新たな余ったリソースの提供者の数は増えていると予測されます。宿泊のスペースシェアリングサービスの顔ぶれは一切替わっておらず、こうした新型コロナウィルスの影響や今回の不景気でもサービスを継続できているスペースシェアリングサービスへ一手に今後の需要が集まることが想定されます。

こうしたシェアすることで収入を得ることができるスペースシェアリングサービスの需要とサービスの内容を俯瞰して考えるべく、「スペースシェアリングサービスカオスマップ2023年版」を作成いたしました。

※掲載したロゴ・サービス名称について

当マップ記載のロゴ・サービス名称の表記につきましては、掲載させていただいた各社様に事前許諾を得ていないものもございます。もし当マップへの掲載に問題がある場合は、お手数ですが「pr@monooq.com」までご連絡ください。

※「スペースシェアサービスカオスマップ2023年版」の高画質データはこちらからダウンロードできます
https://drive.google.com/file/d/1AQL7KO5CtN7Da7Iui_sYo_LfWjRwVZlp/view?usp=sharing

ミッション：最も手頃で魅力的なだれでも使えるモノ置きをつくる。
ビジョン    : だれでも社会的交わりのある世界をつくる。

収納・保管に困る荷物を預けたい人と、空いたスペースを物置きとして提供したい人をマッチングするレンタル収納のシェアリングサービスです。2018年4月にサービススタートし、登録ユーザー数は30,000人を突破。収納・保管に悩む方へ、荷物を手軽に預けられるライフスタイルを提案しています。

会社名　：モノオク株式会社
所在地　：〒154-0011 東京都港区芝浦1-13-10
設立　　：2015年4月
代表者　：代表取締役　阿部 祐一 (あべ ゆういち)
事業内容：レンタル収納のシェアサービス「モノオク」の運営

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