「奈良・町家の芸術祭 はならぁと 2023」広報戦略を小学生が企画

奈良・町家の芸術祭はならぁと実行委員会

2023.09.15 11:32

子どもたちが来てほしい人へ向けて描いた”公式ポスター”を 全国に配布しています

「奈良・町家の芸術祭 はならぁと2023」では、奈良県大宇陀小学校の3〜6年生たちひとりひとりがデザインした「公式ポスター(全121点)」による広報活動を実施しています。

広報活動の概要

「はならぁと2023」出展アーティストで、イラストレーター・デザイナーとして国内外で幅広く活躍する山本悠(やまもと ゆう)、および「はならぁと2023」メインエリアキュレーターを務めるインディペンデントキュレーター長谷川新(はせがわ あらた)の2名が、ゲストティーチャーとして大宇陀小学校の3年生から6年生までを対象に広報とポスター企画・制作に関する特別授業を実施しました。

特別授業を通じて、小学生ひとりひとりが「芸術祭に来てほしい」と願う人々を思い描き、ポスターのターゲットを設定。自分自身が暮らす宇陀松山エリアや「はならぁと2023」が持つ魅力を伝え、芸術祭に来場してもらうためのポスターを描きあげました。

完成した121点のポスター全てが、「はならぁと2023」公式ポスターになりました。

【実施スケジュール】
6月から3ヶ月間以上にわたり、子どもたちと共に広報活動を展開しています。

  • 6~7月中旬 ゲストティーチャーによる特別授業を大宇陀小学校で実施。同校3~6年生が、一学期の図工の授業でポスターを企画制作
  • 7月下旬~9月上旬 ポスター掲示準備、掲示先の手配、ポスターが掲示されている様子を撮影
  • 9月19日(火)、20日(水) ポスターへの反響を振り返る特別授業を大宇陀小学校で実施

 

ポスター掲示の様子

8月下旬より、小学生による広報戦略に沿って、ポスターの原画を全国に発送・掲示し、芸術祭への来場を呼びかけるメッセージを全国に掲示しています。

全国20都道府県以上、100施設以上にポスターが掲示される予定です。

 

 

ポスター掲示の様子:1枚目:秋田市文化創造館(秋田県)/2枚目:直島ふるさと海の家 つつじ荘(香川県)

3枚目:abc アーベーセー(奈良県)/4枚目:BnA Alter Museum(京都府)

子どもたちと振り返りの授業を実施(9月19日(火)、20日(水))

大宇陀小学校にて振り返りの授業を行います。自分や友達の制作したポスターが全国に掲示されているようすを子供たちに見てもらい、ポスターがどのように機能したのかを振り返ります。

授業全体を通じ、社会の広がりや人々のつながり、デザインでメッセージを届ける力を実感することができる体験を目的としています。

*アーティスト山本悠、インディペンデントキュレーター長谷川新への取材、および授業風景の取材も承ります。

ゲストティーチャー紹介

●山本 悠(やまもと ゆう)

1988年埼玉県生まれ。2012年多摩美術大学美術学部絵画学科卒業。イラストレーションを中心に、展覧会、 出版物、広告、音楽作品などの分野で活動する。 近年の主な発表に、角銅真実「Dance」のミュージックビデオや網守将平「パタミュージック」のアートディレクション、砂山太一と浜田晶則の展覧会「鏡と天秤」のグラフィックデザインなど。 近年の主な展覧会に、「Pangea on the Screen」(Pangea on the S c r e e n 、東 京 、神 奈 川 、2 0 2 0 )、「 貫く棒の如きもの」(TALION GALLERY、東京、2019)、「オオカミの眼」(BLOCK HOUSE、東京、2017)、「ポリネシアンじゃだめですか?」(TALION GALLERY、東京、2017)、「Surfin'」(Surfin'、東京、2017)、「マテリアライジング 展III 情報と物質とそのあいだ」(京都市立芸術大学ギャラリー、2015)など。

●長谷川新(はせがわ あらた)

インディペンデントキュレーター。1988年生まれ。京都大学総合人間学部卒業。「過去は過去のままでいられないし、今も今のままでいられない」と思っている。

PARADISE AIRゲストキュレーター、相談所SNZ、国立民族学博物館共同研究員(2020-23)、日本建築学会書評委員(2018-23)など。 主な企画に「無人島にて—「80年代」の彫刻/立体/インスタレーション」(2014)、「パレ・ド・キョート/現実のたてる音」(2015)、「クロニクル、クロニクル!」(2016-17)、「不純物と免疫」(2017-18)、「STAYTUNE/D」(2019年)、「グランリバース」(2019-)、「約束の凝集」(2020-21)、反戦展(2023-23)など。


【奈良・町家の芸術祭 はならぁと 2023 開催概要】

『奈良・町家の芸術祭はならぁと』は、地域価値の発掘作業を通して、奈良県の豊かな文化や暮らしを過去から未来に繋ぐ、今ここから発信するアートプロジェクトです。今年度は、こあエリア(宇陀松山)キュレーターとして長谷川 新(はせがわ あらた)氏が参画し、過去3か年で取り組んできたエコロジカルな運営方針を維持しながら、宇陀松山エリア、橿原・今井エリア、桜井戒重・本町通りエリア、吉野町三茶屋・殿川エリア、全4地域で芸術祭を開催します。

奈良・町家の芸術祭 はならぁと2023 公式HP


はならぁと こあ | 宇陀松山エリア
展覧会: 「SEASON 2」

*関係者・プレス向け内覧会 10 月 19 日 13:00 より

【日時】:2023年10月20日(金)‒30日(月) 火-木曜日休み 10:00‒17:00
【会場】:森岡医院、喜楽座、松山会館、千軒舎、石景庵など
【キュレーター】:長谷川新
【出展作家】:朝海陽子、クローン文化財(ミレー《種をまく人》)、丸木スマ、山本悠、ユアサエボシ ... and more!
【入場チケット】:一般 500 円、高校生以下・障がい者手帳をお持ちの方及び同伴の方1 名無料

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