アフターコロナの健康トレンドは 「睡眠サポート」「見た目ケア」「手軽さ」「食物繊維」! ~約1,242万件の購買データから生活者の健康トレンドを調査~

シルタス株式会社

2023.09.15 10:00

ポイントも栄養もたまるヘルスケアアプリ「SIRU+(シルタス)」を運営するシルタス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:小原一樹、以下「当社」)は、SIRU+に連携されている約1,242万件の健康訴求商品の購買データを分析するとともに、SIRU+アプリユーザー120名へのアンケートにより、アフターコロナで生活者の健康トレンドがどう変化しているのか調査を実施いたしました。

調査の背景

当社は、「食べたいものを食べて健康に」というビジョンのもと、ポイントも栄養もたまるヘルスケアアプリ「SIRU+(シルタス)」を2019年3月より運営しています。SIRU+は、スーパーマーケットなどの購買データを栄養分析することで、日々の買い物から栄養傾向を簡単に把握し栄養バランスの改善を目指せるアプリです。また、2023年6月よりポイント機能を実装し、お得に健康を目指せるアプリとなっています。

新型コロナウイルス感染症の流行により生活者の健康意識は高まり、健康訴求商品のニーズも上がっていました。そのようななか、新型コロナウイルス感染症の流行から3年以上が経過し、 2023年3月13日以降マスクの着用が個人の判断となり、また、5月8日以降、感染症法上の位置づけが「5類」へ移行しました。その結果、マスクなしの生活が一般化したり、外出や旅行など人との交流が増えたりと、新型コロナウイルス感染症が流行する前の生活スタイルへと戻ってきています。そこで、SIRU+に連携されている約1,242万件の健康訴求商品の購買データを分析するとともに、SIRU+アプリユーザーへのアンケートを実施し、アフターコロナにおいて、生活者がどのような商品に興味関心があり、購入しているのか健康トレンドを調査しました。

 

調査概要

<調査1>

【調査期間】

「2022年3月1日~2022年7月31日」と「203年3月1日~2023年7月31日」の期間で比較調査

【調査方法】

調査期間内にSIRU+を導入しているスーパーで購入されている約1,242万件の健康訴求商品の購買データをもとに、健康訴求商品をカテゴライズして、それぞれのカテゴリーの購買数を分析

 

<調査2>

【調査期間】

2023年8月14日~8月31日

【調査対象者】

SIRU+アプリユーザー120名

【調査方法】

SIRU+アプリ内限定でキャンペーンバナーを設置。フォームより回答、集計

 

 

調査結果 

■アフターコロナの健康トレンドの結果ダイジェスト

(1)アフターコロナで生活リズムが再び変化している人が多く、「睡眠サポート食品」のニーズは上昇中!

(2)「ダイエット飲料」や「たんぱく質が摂れる飲料」の購買数UP。より手軽に「見た目」ケアができる飲料が人気!

(3)食物繊維のニーズは高いまま!持ち運びができて手軽に食べられる「食物繊維が摂れるお菓子」の購買数UP

 

■アフターコロナで購買数が伸びた健康訴求商品カテゴリー

マスク着用が個人の判断となった2023年3月以降で、前年比で購買数が伸びた健康訴求商品カテゴリーは「睡眠サポート食品」、「ダイエット飲料」、「食物繊維が多く摂れる食品」でした。

 

SIRU+ユーザーの興味関心のある健康訴求カテゴリー

SIRU+ユーザーへのアンケートの結果、興味関心のある健康訴求カテゴリーとして、「免疫力アップ」をあげた人が66.7%と一番多く、「食物繊維が摂れる」をあげた人が56.1%、「たんぱく質が摂れる」をあげた人が49.1%、「低糖質」と「睡眠サポート」をあげた人がともに36.8%でした。

 

アフターコロナでの健康トレンドの傾向

(1)アフターコロナで生活リズムが再び変化している人が多く、「睡眠サポート食品」のニーズは上昇中!

睡眠サポート商品は、20233月以降すべての月で前年よりも2倍以上購買数が伸びており、特に感染症法上の位置づけが「5類」へ移行した5月以降は、平均で3.27倍と大きく伸びていました。

厚生労働省によると、一般成人の3040%が何らかの不眠症の症状があるといわれています。さらに、コロナ禍により生活リズムの変化で睡眠に悩む人が増えたことで、睡眠サポート食品の市場自体が拡大しています。20233月以降、リモートワークから出社に切り替わるなどして、再び生活リズムが変化している人が多く、睡眠サポート食品のニーズは伸び続けることが予想されます。

また、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、感染予防の意識が高まり、自粛期間中から免疫力の向上をサポートする商品へのニーズが高くなっていました。20235月以降、感染症法上の位置づけが「5類」へ移行し、感染症予防を徹底する風潮は薄れましたが、外出する機会が増えたことで免疫ケアをする人は変わらず多く、購買数は横ばいになっています。また、SIRIU+ユーザーへのアンケート結果からも、免疫力を高める食品に興味関心を持っている人が66.7%と多いので、引き続きニーズが高い状態が続くことが予想されます。

(2)「ダイエット飲料」や「たんぱく質が摂れる飲料」の購買数UP。より手軽に「見た目」ケアができる飲料が人気!

体脂肪や内臓脂肪を抑えることを目的としたダイエット飲料の購買数が前年比で1.16倍と伸びており、特にお茶以外のダイエット飲料の購買数は前年比で1.5倍増えていました。

また、「たんぱく質が多く摂れる食品」全般の購買数は横ばいでしたが、「たんぱく質が摂れる飲料」の購買数が1.14倍と伸びていました。以前は筋肉づくりのためにたんぱく質を摂る人が多かったですが、たんぱく質を摂る目的が多様化し、美容のため、健康のためにたんぱく質を摂る人が増加していることで、より手軽に摂取できる飲料のニーズが伸びていると考えられます。

20233月以降マスクの着用が減り、さらに5月以降オフラインで人と会う場面が多くなり、「見た目」を気にする人が増えていると考えられます。ダイエットや美容へのモチベーションは上がる一方で、自粛期間を経て「手を抜く」ことも生活に浸透しているので、アフターコロナにおいては「手軽さ」がより求められるのではないかと予想されます。

(3)食物繊維のニーズは高いまま!持ち運びができて手軽に食べられる「食物繊維が摂れるお菓子」の購買数UP

「食物繊維が多く摂れる食品」全般の購買数が1.16倍増加しており、なかでも「食物繊維が摂れるお菓子類」の購買数が1.47倍と伸びていました。SIRU+ユーザーへのアンケート結果からも、食物繊維が摂れることに興味関心を持っている人が66.7%と高く、今後もニーズが高い状態が続くことが伺えます。

コロナ禍で、在宅で仕事や授業を受けるスタイルになり、朝に時間の余裕ができたことで、朝食を食べる人が増えていました。なかでもグラノーラなどの食物繊維が豊富で、簡便に食べられて常温で長期保存ができるシリアル類のニーズが高まっていました。20233月以降、徐々にリモートワークから出社に切り替わる企業が増えているため、シリアル類の購買数はやや減少しています。一方で、食物繊維のニーズは高い状態が続いており、持ち運びができて、より手軽に食べることができるお菓子のニーズが高まっていると考えられます。

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