過去最多の女性能楽師登用で挑む大曲『道成寺)』 ・稀曲『鶏立田』25年振りの再演!

公益社団法人金春円満井会

2023.09.08 13:08

「日本の伝統芸能、金春流能楽の継承と振興に寄与し、我が国の文化の継承・発展に貢献すること」を目的として設立された公益社団法人金春円満井会は2024年3月2日(土)金春円満井会特別公演の開催を決定致しました。

能『鶏立田』は、室町時代の古作とされ、一時期上演が途絶えてしまった曲の1つです。昭和36年に本田秀男によって復曲初演されました。その後、息子の光洋が勤め、今回孫の芳樹が25年ぶりに再々演致します。金春流にのみ伝わる稀曲を親子三世代で受け継ぐだけでなく、次世代を担う能楽師へも絶やさず伝承し、古作の持つ中世の香りを既存の能楽ファンのみならず、新しい層の獲得へと繋げます。

能『道成寺』は恋に破れた女の凄まじい執念を描いた高い技術と芸力の求められる大曲です。今回、シテ(主役)、地謡(コーラス)、笛、小鼓、太鼓と現時点で可能な限り女性能楽師を登庸致しました。ここまで女性能楽師を揃えた『道成寺』は、能楽史上初の試みです。能楽は室町時代より男性によって受け継がれてきた芸能です。現在、女性にも門は開かれていますが、能楽界において女性の割合は全体の2割と少なく、未だ男性のものという社会一般のイメージを払拭出来ずにいます。ジェンダーレス社会、女性の社会進出が叫ばれる今、能楽界より多様性と活性化を発信し、性差を超え一継承者として舞台に挑みます。

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種類
イベント

カテゴリ
エンタメ

サブカテゴリ
観光・レジャー

公益社団法人金春円満井会

URL
https://www.komparu-enmaikai.com/
業種区分
財団法人・社団法人・宗教法人
代表者名
髙橋忍
上場区分
その他